中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(古い順)

476
自分の正義を押し付けたい人はわんさかいるけれど、その正義に普遍性がなければ、ただの面倒な人というだけの話。それが権力を持ったら面倒では済まない。正義を持つなというのではない。普遍的な正義を持てということ。
477
繰り返しになるけれど、日本の当面の課題は全うな近代になることだと思う。個人の自立と自主、人権の相互承認、絶対的平等、公正と正義に基づく社会、公開と討議に基づく政治の確立。こうしたことが実現されないと、本当に日本は先に進めないと思う。今思えばこれらは旧教育基本法の理念であった。
478
続々と現れた新政党は皆右派ポピュリズムという点で共通している。どこまで支持が伸びるのかは分からないけれど、その数値は日本の病理を表示するものだろう。
479
日銀があれだけジャバジャバ現金を放出しても一向に上がらなかった物価が、コロナや戦争という「外災」によってあっという間に目標とした上昇率に達してしまった。日銀の金融政策なんていったい何の意味があったのかさっぱり分からない。専門家は素人に分かるように説明する責任があるだろう。
480
現代はあまりにもシニシズムに侵され過ぎていると思う。平和など誰も望んでいない、力こそ正義、人間の良心など偽善、他人はすべて敵、信じられるのは金のみ等々。しかし、本当にそうなんだろうか。皆本気でそう思っているのだろうか。
481
理想じゃメシは食えないなんて当たり前すぎて反論にもならない。では現実でメシが食えているのか。現実は連戦連敗、過去の貯蓄で食いつないでいるだけの日本でよく言えたものだ。理想と現実を二項対立で捉えるからこういうことになる。現実を駆動させるのは理想であることに早く気づくべきだ。
482
日本は「シルバー民主主義」である前に、「財界民主主義」「富裕層民主主義」「縁故者民主主義」なのであって、全国民の意思を政治に反映させようなどと考えている権力者は誰一人としていない。俗耳受けする敵を作ってそれを叩いたからといって、真の民主主義が実現することはない。
483
航空力学を全く知らない者が、ただデザイン的嗜好で飛行機を設計しても、そんな飛行機は絶対に飛ぶわけがないのだが、世の中にはこれに類することがあまりにも多い。
484
たまたまタイムラインに流れてきた立教大学の授業での先生と学生のバトル。学生があそこまで激高して、儀礼も弁えない汚い言葉で教師を罵倒しながら、求めていたものが「面白い授業」であるということに脱力する。教授の学説が受け入れ難いとか、方法論的に間違っているとかいうのならまだしも。
485
「日本には四季がある」というのは今は昔の物語で、いつの間にか夏と冬の二季だけになってしまった。
486
芸妓・舞妓・お座敷遊びというのは、どうしても守らなければならない伝統文化なのだろうか、とは思う。
487
幼い時から受験のサバイバルゲームに押し込まれ、ひたすら自分の幸福のみを目指して過酷な競争を勝ち残り、ようやく高い学歴と高い社会的地位を得た人々が、他の多くの人々のために現状を改革していこうとなるわけがないのは理の必然だ。この受験制度がある限り、日本の改革は望めない。
488
正直言うと、選挙の話題が盛り上がれば盛り上がるほど、気持ちは冷めていく。どう考えても多くの国民にとって悪い方へと向かっているのに、その政治を止める手立てがない。抵抗の力はあまりに弱く、孤立している。このまま崩壊が誰の目にも明らかになるまで墜ちていくしかないのだろうか。
489
日本にはドイツ社会民主党のような政権担当能力もある息の長い中道左派政党がどうして作れないのか。個々には熱心に活動する個人がいても、層としてまとまらなければ保守・右派への対抗力にはなれない。中道左派層をどう形成すればよいのか。ここでいつも答えに詰まってしまう。
490
困っている人を救済するための給付金を性風俗業には不支給にしても問題ないとされる一方で、それを困ってもいない国家公務員が平然と騙し取るというのが日本の現実だ。いったいどこに正義があり倫理があるのか。規範を失えば社会は機能しない。まるで日本は正しい遺伝情報を失った細胞のようだ。
491
「政治に関心を持たず生きていける国は〈独裁政治家にとって〉良い国です」
492
政治には「よい政治」と「悪い政治」しかない。どの政党がやろうとよい政治はよい政治だし、悪い政治は悪い政治だ。自民党の政治は悪い政治だから支持しないのであり、自民党でもよい政治をするなら批判はしないだろう。それが野党に変わっても同じことだ。
493
ぼくは自民党は支持しないが、自民党支持者に向かって自民党の支持をやめろなどと言うつもりはない。逆にぼくがどの政党を支持しようと100%ぼくの自由だし、誰にも干渉されたくはない。それぞれが「よい政治」を求め、それを政党や政治家に託することで民主主義は機能する。それ以上でも以下でもない。
494
この人たちは人類社会の進展に伴う時代の自然な変化を「外国勢力による侵略」と見立て、日本を被害者の立場に位置づけ、その侵略から防衛しなければならないと主張する。まさに世界の「うねり」が見えない人たちだ。そこから生まれるのは単なる排外主義であり、日本の孤立であり、凋落でしかない。 twitter.com/HON5437/status…
495
本当に今の政府は日本をどうしたいのか全く分からない。グローバル競争に勝ち残ろうとしているかというと、そうも見えない。ではグローバル競争に替わるオルタナティブを模索するのかといえば、そんな考えは初めからない。ただ呆然と弥縫と姑息を繰り返すだけで、何一つ先へ進んでいないではないか。
496
自分の頭で考えて答えを出すからこそ間違えるのであって、間違えない人というのは自分で考えることをせずに、こっそりと答えを見ている人のことだ。つまり、間違えることを恐れている人なのだ。
497
政見放送で右派ポピュリズム政党の政権を聞いていると、彼らの不満の一部には理解できるものもあるようだ。ただ、その問題をどういう方法で解決していくかが決定的に重要なのであって、主観的感情や非合理的信念では問題が解決するはずはない。護憲派野党には科学と理性から決して離れないで欲しい。
498
政治はまず弱者を手助けするもの。強者は一人で生きていけるのだから、せいぜい邪魔はせず自由を守ってやればよい。もちろん強者が弱者に転落したときには手を差し伸べる。「弱いものはいじめられる」と言うのではなく、「弱いものがいじめられないように守ろう」と言うのが本当の政治家だ。
499
よく改憲派から「護憲派は改憲の議論さえ許さないのはおかしい」という意見が出る。ぼくは護憲派だが議論はしてよい、むしろ積極的にするべきだと思う。ただ、それなら天皇制の是非についても大いに議論されるべきだ。こちらでは「議論さえ許さない」状況を作っているのは改憲派の方だ。
500
選挙で白票に効果を持たせたいなら、ある選挙区で白票が1位になったときは議席を空席にするか、立候補者を全て入れ替えて白票を越える票を得る候補者が現れるまで再選挙するという制度にすればよい。