中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(古い順)

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確かに「人様には迷惑を掛けるな」ということの隠れた真意は「人様に迷惑を掛けられたくない」ということだろうな。
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今さら日本が軍拡しようと核武装しようと、そんなものは気休めでしかない。核大国にやられたら終わり。それよりやられない国造りと外交力を高める方がよほど現実的だ。相手も人間なのだから。
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日本社会って人間というものに対する見方がすごく浅薄だと思う。これは人文学軽視と通底している。
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かつて大江健三郎は核戦争の被害想定を綿密に行った科学者を「グロテスクだ」と言った。何千万人という死亡者の中に自分を含めていないことは明らかだからだ。今核共有だの非核三原則の見直しだのと言う者も、核兵器により苦しみの中で死んでいく人々の中に自分を含めてはいまい。まさにグロテスクだ。
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戦争とは、あらゆるものの破壊行為である。人命や生活は言うまでもなく、都市も産業も交通も文化も歴史も環境もすべてを破壊する。そんな徹底した破壊行為によって得られるものはあまりにも小さい。
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戦争というものを、もう古臭い、時代遅れのものにしていかなければならない。紛争の解決策は他にいくらでもあるのだから。
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暴力というのは、単に道理に合わない要求を相手に押し付ける手段でしかない。道理に適った要求に暴力は必要ない。
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Twitterでは反対者に反論はしないことにしている。理由はいくつかあるのだが、最大の理由は「面倒くさい」である。
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ぼく自身決して現実の西欧社会が理想的だなどとは思わないが、彼らの生み出した思想、哲学、政治理念等々は今も我々が参照すべき灯台の役割を果たしていると思うし、もとよりそれとて絶対的な真理などということはないけれど、それを学ぶことなしにこれからの世界を乗り切ることはできないと思う。
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今のロシアを見ているとソ連とは何であったのかということを考えるヒントになるような気がする。共産主義という普遍的理想を掲げながら、結局は権威主義的独裁体制にならざるを得なかったのは、大ロシア主義というロシア・イデオロギーの存在抜きには考えられないように思う。
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改憲・核保有をするべきという結論を出すための議論に、改憲・核保有に反対する側が参加する必要などない。改憲や核保有をどうすればよいかという議論なら、すでに様々な場面で行われている。
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もし力による支配と対立が普通の世界になったら、今のような状況が拡大しながら永久に続くことになる。確かに100年前の世界はそうだったかもしれない。しかし皆それが嫌だから力による支配はやめようと決めたのではないか。世界は1945年の原点に今一度立ち返るべきだ。
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日本で人文学が軽視される理由はそれが必要ないからで、なぜ必要ないかというと、明治以降ずっと欧米の後追いをしていればよかったからだ。つまり自分で考え自らの未来を創造することがなかったからだ。その結果人文学はただの形骸になり、もはや外国の後追い以外できない国になってしまった。
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だいたい日本の神様って、賽銭は取るけれど、魂の救済もしないし、人として生きるべき道も教えないし、死後の幸福も約束しないし、それでいてちゃんと祭らないと祟るし、まるでどこかの誰かみたいだ。
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「人道回廊」を作ってまで戦争を続けることに奇妙な矛盾を感じる。そんなことをするぐらいなら戦争そのものをやめるべきだ。
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仮にゼレンスキーが悪人だったとしても、ウクライナ国民を犠牲にする戦争(特殊な軍事作戦)を仕掛けることは正当化されない。戦争よりはまだマシだとしても、暗殺だって許されない。もうそういう時代だし、そういう時代にしなければならない。
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このままロシア(プーチン)の思い通りの結果となって決着すれば、米欧日等はあれやこれや理由をつけて段階的に経済制裁を緩和していくだろう。背に腹は代えられないから。こうしてまた道理より力の方が強いという既成事実が積み重ねられてゆく。
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世界にはならず者がいるのだから仕方がない。では我々もならず者になるべきか。人がならず者になるには必ず理由がある。ならばその理由を取り除くべきではないか。もしその理由がヒトの本能でないならば。
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武力より知力の方が信頼できると思える人をもっと増やしていかないと。いつも言うように、自衛のための最低限の武力を否定はしないと付け加えておくが。
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性衝動や暴力衝動はヒトの本能(生殖本能、防衛本能)かもしれないけれど、それを克服するのが人間であり、「本能の解放」などというのは少しも人間的な行為ではない。
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プーチンの精神に問題があるとかないとか議論になっているけれど、誰でも精神や身体に異常が生じることはあるわけで、国の政治指導者にそういう事態が起きても国全体が誤らないためにも、権力の集中・独裁を避けようとしてきたのが近代国家の知恵なのだ。
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英米仏EUなどの市民革命を経た国々では、どんなに保守反動であっても市民革命以前に戻れという主張は現れない。しかし市民革命を経ていない国々では容易にそれ以前に戻れてしまう。ロシア、中国はその代表だが、日本も後者の側だろう。今そうした国々に必要なのは国民の「心の市民革命」だ。
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平和を願うことなら誰でもできると言う人がいるけれど、そう言う人ってその誰でもできることさえできない人だね。
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気がつくと日本から善が消えている。人間の本質は悪であり、世界は悪によって支配されている。表向きの善は悪を隠すための仮面に過ぎない。全ての善は偽善であり、善を言う人間こそ最も邪悪で警戒するべき人間だ。これが日本社会のデフォルトになっている。さて、どうしたものか。
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ウクライナに今必要なことは直ちに戦闘をやめさせることであって、どちらが正しいかという議論をしている時ではないだろう。ロシアの軍事侵攻が違法であることは明々白々だが、ウクライナに軍事支援をすれば犠牲が増えるだけだ。国連は真に中立的立場を保つべきだ。