中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(新しい順)

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明治以降の上っ面だけの近代、上っ面だけの資本主義、上っ面だけの民主主義がいよいよどうしようもないところまで来てしまったのだ。中身のない社会だから拝金主義だけが跋扈する。何のための経済、何のための政治、何のための社会なのか。その根本の価値がすっぽりと抜けているのだ。
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マスクをするかしないかぐらい、誰かに決めてもらうのではなく、自分の頭で考えて、誰になんと言われようとするならする、しないならしないとできないのか。情けない。
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日本文化、日本の伝統で最悪の汚点が大日本帝国であり、その精神的支柱である教育勅語だろう。
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これから女性も性的少数者も在日外国人もその他のマイノリティも、その社会的・政治的権利は広がっていくだろう。共にこの社会を生きる者として当然のことで、それを「日本の伝統・美風」を口実に阻害してはならない。
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岸田がアドリブで言ったとされる「社会が変わってしまう」という言葉は、図らずも当人の本意を超えて問題の本質を明らかにしてしまった。まさに彼らの望む社会を維持するために個人の自由や権利が抑圧されているのであって、変わるべきはその社会の方なのだ。社会にこそ問題があるのだ。
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逆張りや冷笑というのは、自分は愚かな大衆やその大衆に媚びを売る大衆メディアとは違う賢い存在なのだという格好をつけたいのだろうが、結局意識しているのはその「愚かな大衆」の目であって、そこに依存しているという点では大衆メディアと何も変わらない、というよりむしろその一部なのだ。
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日本が日本的なやり方でうまく行ったのは高度成長までで、バブル以降はそのやり方では生き残れなくなったのだ。しかし、そこに権力の根拠を持つ権力者たち(政官財)は、たとえ日本が没落し国民生活が破綻しようとそのやり方を変えることができない。本当の近代へ脱皮する以外に活路はないのだが。
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働けなくなった老人は社会にタダ乗りしているように言う人がいるけれど、ほとんどの老人はそれ以前に長い間働いて生み出した価値より遥かに少ない金しか得ていないのだから、決してタダ乗りしているわけではない。
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自分の生まれた国が、世界一ではなくともそこそこ豊かで、平和で落ち着いた、温かい、知的で文化的な国であることを望んではいけないのか。戦後の原点はここにあったはずだが。
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「人間の尊厳は不可侵である」というドイツ憲法第1条の冒頭の言葉こそ、我々も身に着けなければならない人類共通の理念だと思う。老人にも若者にも、女性にも男性にも、障害者にも健常者にも、外国人にも日本人にも、同性愛者にも異性愛者にも全く同等の尊厳がある。
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カネこそ全ての新自由主義者たちはあらゆるものをカネに変えようとして、カネにならないとなれば文化も学術も自然環境も、さらには「生産性のない」人々の命までも容赦なく切り捨てる。手にしたものを全て金に変えたミダス王がどのような結末を迎えたかは、寓話では済まない今の現実だろうと思う。
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共産党もいつまでも革命政党しぐさなどしてないで、もっと開かれた国民政党に脱皮しなければ支持は広がらないだろうに。リベラルな国民を失望させるような行動は本当にやめて欲しい。
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本当に日本をまともな国にするにはどこから手をつければよいのか分からない。ともかくまともな人(国民)を増やしていくしかないだろう。心許ないとはいえ、やはり教育界が頑張るしかないと思う。
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一つの考え方としては、もう婚姻制度などなくしてしまって配偶者控除等は一切廃止し、すべて個人として扱い(婚姻同居は私的行為)、子供養育手当のみ公的補助の対象とするという方法もある。個人的にはその方がすっきりする感はある。
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あのおかしなことを言った憲法学者のおかしな意見も、一般論としては表現の自由・学問の自由として守られるべきではあるが、あのような意見は権力側の意見として既に体制から守られているのであって、彼の場合だけではないが、権力に阿る意見と権力と厳しく対立する意見とを同列に扱うべきではない。
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今の日本の醜さは減少する国富の奪い合いであって、それが自分と無関係な、殊に対立する価値観を持つ相手に渡ることを全力で阻止しようと無理な理屈を捏ねたり、実力で妨害したりする魂胆の醜さだ。貧すれば鈍するの典型であるけれど、それならどうして国富の増大に向けて努力しようとならないのだ。
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日本人として生まれて来たならば、天皇陛下を尊崇し、日の丸君が代にじ~んとなり、共産党、左翼、リベラル、護憲派、インテリ、フェミニストを目の敵にし、お上には逆らわず、自分の意見は決して持たず、選挙ではいつも自民党に入れていれば、きっと幸せになれるに違いない。
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しかし、これだけ自民党のアンフォーストエラーが続いているのに、一向に勢いづかない野党陣営。
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Twitterは掛かってはならない医者、依頼してはならない弁護士、信用してはならないジャーナリスト、教えを求めてはならない大学教授を教えてくれるので、とても有益なメディアだ。
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「バカであること」が高い価値として評価される社会では、皆競ってよりバカになろうとするのは当然のことだ。
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昭和の頃までの官僚は、反共ではあったけれど、基本的に近代主義者であり合理主義者だった。だからその点は信頼できたのだが、いつの間にか官僚も自民党に歩調を合わせ、非合理的民族主義と新自由主義のアマルガムに成り下がった。
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改めて、日本には「公」がないのだと思う。全ては「私」なのだ。回転寿司のバカも、同性愛者は見るのも嫌だという官僚も、自分たちの外には「公」があることを知らない。公には公の論理があり、公の規範があり、個人はそれに従わなければならない。公の中では自分は世界の中心ではないのだ。
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夫婦別姓や同性婚を制度化すれば確かに社会は変わるが、それはそれだけ個人の自由の幅が広がる、多様性を認める豊かな社会に変わるということで、もっともっとその方向に社会を変えていかなければならない。
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世界中の一人でも多くの人が、生まれてきてよかった、生きていてよかった、と思える社会にすることが政治の要諦であり、自分の思想やイデオロギーの実現、ましてや自己の利益の実現のために政治があるのではない。日本に本当の政治が生まれるのはいつのことになるのだろう。
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「反省すべきは反省する」って当たり前のことで、反省すべきを反省しなければ非難されるが、反省すべきを反省しても何ら褒められない(カントの完全義務)。