901
今後の趨勢はプーチンの本気度(狂気度)に係っていると思う。思わぬ抵抗の強さと米欧のバックアップによって、短期間でウクライナに親ロシア政権を作ることができなければプーチンの思惑は完全に外れるわけで、その時彼は次にどういう手を打ってくるか。それを考えるのが一番恐ろしい。
902
今自分にできることは戦争反対を叫ぶことだけだ。全世界はプーチンの暴挙が裏目に出るように協力しなければならない。ロシア軍はただちにウクライナから手を引け! 幾度も考えたけれど、これしか言葉にならない。
903
「戦争は人の心の中でうまれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」(ユネスコ憲章前文)
戦争は20世紀で終わりにするべきであった。21世紀になっても戦争を始める者は、愚者以外の何物でもない。
904
安倍がまだ総理でなくてよかった。
905
前にも言ったように9条があろうとなかろうと、侵略されるときには侵略されるのだから、9条にその抑止力を期待などしていない。ウクライナに9条があったとしても、今回のような事態は避けられないだろう。だから9条の下でも最低限の自衛のための実力組織は持てるのであり、現に持っているのだ。
906
ロシアのウクライナ軍事侵攻で9条改正論者が勢いづくだろう。軍事侵攻ドミノはこういうところにも現れる。こういう時だからこそ、平和主義者は口をつぐんではならない。
907
この2年間の日本政府のコロナ対策は、「やりたくない」か「やりたくてもできない」かのどちらかで、どう見ても「やろう」という姿勢はうかがえない。
908
よく言われることだけれど、スポーツとはそもそも「気晴らし」という意味であり、労働に倦み疲れた心と体をリフレッシュして健康を維持する行為だったはずなのに、「競技スポーツ」というものが生まれ、国家と経済の一部に組み込まれることで、健康を犠牲にしても取り組むべきアートになってしまった。
909
日本で本当のことを言うと叩かれるか干されるか馬鹿にされるかしかないから、賢い人は本当のことは言わない。だから専門家の言うことは信用できない。
910
戦争には徹底したリアリズムが要求される。現実を直視せず、夢や願望で現実を置き換えるような脆弱な精神では戦争は遂行できない。その意味では日本人は最も戦争に向いていない民族かもしれない。リアリストは滅多なことで戦争などしない。
911
維新が台頭してくると各方面から反維新の声が上がってくる。これだけ見ても彼らが支持者以外からは決して愛されていないことがよく分かる。こういう政党が仮に政権を取ったとしても、国家の運営は決してうまく行かないだろう。
912
多くの日本人の思考には、自分が自分を大切にするように、他者も他者を大切にしているのであって、そこには何の優劣もなく、自分が大切にすることを認められるためには他者が大切にすることも認めなければならないという相互性の原則がすっぽり抜けている。
913
結局日本政府のコロナ対策というのは、いかに政府の負担、保健所の負担、病院の負担を最小限にとどめるか、いかに経済活動を通常通りに保つかだけが優先的に考慮され、国民の命や暮らしについては運命だと思って諦めろということだったのだ。
914
維新のような考え方では生き残れるのは強い者だけになり、それで一見強い国ができそうだが、弱い者が放置される社会ではそうした人々の多様な力が切り捨てられることになり、結果としては弱い国になってしまうだろう。現代は少数の強い者だけで動かせる社会ではないのだ。
915
人種、国籍、性別を問わず、すべての個人は対等平等であり、他者の生命、身体、自由、尊厳は、法律の定める刑罰を除いては(生命・身体については刑罰によっても)、決して侵してはならないという大原則を、公はもちろん私人もしっかりと身に付けなければならない。
916
警察官、検察官、刑務官などには「特別公務員暴行陵虐罪」という罪を適用できるが、入管職員には適用できない。しかし、実態は入管は刑務所や留置場と同じなのに、入館職員の暴行に対する加重規定がないのはおかしい。
917
9条は日本から戦争は仕掛けないということを決めているだけで、日本への戦争を止めることが目的ではない。9条があろうがなかろうが攻められるときは攻められるだろうし、その時は9条があろうがなかろうが、対抗するしかない。そのために9条の下でも自衛隊を置いているのではないか。
918
人間の本当の能力は、真剣に、人のため、社会のためと考えたときに発揮されるものだろう。自分のためだけに使う能力は高が知れている。
919
かつての官僚は高い知力の上に、合理的・近代的教育を受けることで、左派とは厳しく対立しながらも、自民党内の非合理的勢力をうまく牽制し、合理的・近代的政策運営を主導してきたが、平成に入ったあたりから官僚の知的退廃が進み、非合理的勢力の歯止めの力を失ってしまったのが今日の姿だと思う。
920
国家公安委員長の件、もう何か言う気力も起きない。ああこれが自民党だよな、こういう政治が日本のスタンダードだよな、もういっそのこと憲法から法律から、この現実に合わせてしまえばいいとも思う。そうすれば確かに彼らにとっては世界一美しい国になるだろう。
921
いつも不思議に思うのは、日本にも優れた哲学、倫理学、社会学、政治学等の研究者がおり、日々活発な研究や議論、出版も行われているのに、それが実社会に何ら影響を与えないことだ。まるで全く無関係の2つの世界が同じ空間の中に同居しているような奇妙な感覚を覚える。
922
わざわざ引用するまでもないと思うが
日本国憲法第21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。 twitter.com/yamazogaikuzo/…
923
米山氏とひろゆき氏の「論争」を見ていれば明らかなように、ひろゆき氏の万能感を支えているのはおそらくは金の力であり、少なくとも論理の力ではない。まさに現代の日本では論理より金の方が強いのだということを、落胆とともに実感させられる光景だ。
924
これは日本だけのことではないけれど、現代はすべてが量に還元され、質が等閑視される社会である。しかし、人間の幸福は決して量の中にあるのではなく、質の中にあるはずだ。質をはかれるのは人間のみ、もっと言えば〈私〉のみである。量に惑わされることなく、質を評価できる人間でありたいものだ。
925
立憲民主党にも立派な人はいる。