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生物・化学兵器は残虐だから禁止とされるが、銃や砲弾で肉体を破壊する行為は残虐ではないと言うのか。どうしてすべての武器・兵器を禁止することはできないのか。人類全体の重い課題だ。
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強者は政治の力を借りなくても生きていけるから強者なのであって、だから政治は常に弱者を優先しなければならないのだ。強者にばかり目を向ける日本の政治は、強者を弱者扱いして本当の弱者を切り捨てているのであって、これでは本当の強者が育たないし、本当の弱者は生きていけない。
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大阪万博の公式キャラクターを見て、ああこれは極一部の人だけが内輪で盛り上がるイベントで、多くの人に喜んでもらおうという考えは初めからないのだなということを想像する。
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「力による現状変更は許さない」とは言うけれど、現状ではロシアによる「力による現状変更」を誰も止めることができない。この後、国際社会は雪崩をうって「力」の支配する社会になるのではないかと懸念する。再び理性の後退する時代になるのか。
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権力は常に批判するべきと言うと、「一生反抗期か」と言ってくる人がいるけれど、そういう人って一生自我が芽生える以前の「赤ちゃん期」なのだろうな。
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自分の支持する政党の政権だからといって、それを批判してはいけないということはないと思う。世界は常に動いているのだから、未来の選択において正解というものがあるはずはなく、支持政党であろうとなかろうと、常に批判していくことがむしろ民主主義の主権者が負うべき責任だろう。
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大学院のときの恩師の一人で、おそらくは共産党員だったと思われる先生が「ぼくは共産党が政権を取っても反権力だから、反共産党になるよ」と言っていたけれど、これは自分もずっと守っていたい姿勢だ。
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相変わらず9条の重要性を言うと、9条では日本を守れないという反応があるが、9条で日本を守れないなんて当たり前で、日本を守るのは理性的な外交とそれを支える国民の意志と、必要最小限の防衛力であり、その精神を明文化しているのが9条だということだ。
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母親の葬儀がすべて終了した。亡くなってから火葬まで1週間を要した。今は火葬場が混雑しているらしい。
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日本の国土で食料を完全自給しようとすれば、現在の人口の半分は飢えて死ぬだろう。日本にとっては戦争がなく交易が滞らないことが死活問題となる。戦争に反対し世界の平和を維持することこそが最も日本の国益に適っている。
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ゼレンスキーが日本の国会で演説するなら、「日本はかつて侵略国だったが、戦後はそれを反省し、憲法9条を持つ平和国家となった。ロシアは日本を見習うべきだ」と言いそうだが、日本政府はそれだけはやめてくれと思っているだろう。
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コロナ対策について今さら日本政府に何を言うのも無駄な気がしてしょうがないが、徹底したPCR検査をしてすぐに隔離をしていれば経済活動だってさほど制限せずに行えるのに、その目先の支出を渋って全て感染者の自己責任で済まそうとするから、皆自衛に走っていつまでも出口が見えない。
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ゼレンスキーがもしも仮に中国の国会(全人代)で演説する機会があったら、満洲国やその後の中国侵略を引き合いに出すだろう。
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日本の政治が話にならないのは、本当は「アメリカには逆らえないのだ」「財界の〇〇が言うから」「〇〇省の都合で決めたことだし」「〇〇の顔を立てないと」で決めれていることが一切口には出されず、全て「国民の皆様の安心安全のため」でごまかされているからだ。
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コロナ対応がうまく行かなかったのも新自由主義が原因だろうし、ウクライナへの軍事侵攻にも新自由主義のグローバル化が作用していると思う。新自由主義は人類を地獄へ引き込む悪魔の思想である。
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新自由主義は急速に経済回復できる有効な方法だと言われたが、その恩恵を受けるのは一部の階層だけで、賃金は低下し、格差は拡大し、医療や福祉、教育は崩壊し、社会は分断され、人々の間には憎悪が渦巻き、結果として社会の活力が低下し、経済はますます衰退する。理論ではなく現実が証明している。
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経済制裁というのも一種の戦争だから、すでに第三次世界大戦は始まっていると言ってよいのかもしれない。中国も参戦の意思があるようだし。本当に皆で止めないと、人類滅亡も絵空事ではなくなってきた。日本政府はどうするのだ。
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ウクライナに今必要なことは直ちに戦闘をやめさせることであって、どちらが正しいかという議論をしている時ではないだろう。ロシアの軍事侵攻が違法であることは明々白々だが、ウクライナに軍事支援をすれば犠牲が増えるだけだ。国連は真に中立的立場を保つべきだ。
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気がつくと日本から善が消えている。人間の本質は悪であり、世界は悪によって支配されている。表向きの善は悪を隠すための仮面に過ぎない。全ての善は偽善であり、善を言う人間こそ最も邪悪で警戒するべき人間だ。これが日本社会のデフォルトになっている。さて、どうしたものか。
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平和を願うことなら誰でもできると言う人がいるけれど、そう言う人ってその誰でもできることさえできない人だね。
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英米仏EUなどの市民革命を経た国々では、どんなに保守反動であっても市民革命以前に戻れという主張は現れない。しかし市民革命を経ていない国々では容易にそれ以前に戻れてしまう。ロシア、中国はその代表だが、日本も後者の側だろう。今そうした国々に必要なのは国民の「心の市民革命」だ。
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プーチンの精神に問題があるとかないとか議論になっているけれど、誰でも精神や身体に異常が生じることはあるわけで、国の政治指導者にそういう事態が起きても国全体が誤らないためにも、権力の集中・独裁を避けようとしてきたのが近代国家の知恵なのだ。
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性衝動や暴力衝動はヒトの本能(生殖本能、防衛本能)かもしれないけれど、それを克服するのが人間であり、「本能の解放」などというのは少しも人間的な行為ではない。
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武力より知力の方が信頼できると思える人をもっと増やしていかないと。いつも言うように、自衛のための最低限の武力を否定はしないと付け加えておくが。
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世界にはならず者がいるのだから仕方がない。では我々もならず者になるべきか。人がならず者になるには必ず理由がある。ならばその理由を取り除くべきではないか。もしその理由がヒトの本能でないならば。