中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(新しい順)

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政治には「よい政治」と「悪い政治」しかない。どの政党がやろうとよい政治はよい政治だし、悪い政治は悪い政治だ。自民党の政治は悪い政治だから支持しないのであり、自民党でもよい政治をするなら批判はしないだろう。それが野党に変わっても同じことだ。
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「政治に関心を持たず生きていける国は〈独裁政治家にとって〉良い国です」
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困っている人を救済するための給付金を性風俗業には不支給にしても問題ないとされる一方で、それを困ってもいない国家公務員が平然と騙し取るというのが日本の現実だ。いったいどこに正義があり倫理があるのか。規範を失えば社会は機能しない。まるで日本は正しい遺伝情報を失った細胞のようだ。
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日本にはドイツ社会民主党のような政権担当能力もある息の長い中道左派政党がどうして作れないのか。個々には熱心に活動する個人がいても、層としてまとまらなければ保守・右派への対抗力にはなれない。中道左派層をどう形成すればよいのか。ここでいつも答えに詰まってしまう。
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正直言うと、選挙の話題が盛り上がれば盛り上がるほど、気持ちは冷めていく。どう考えても多くの国民にとって悪い方へと向かっているのに、その政治を止める手立てがない。抵抗の力はあまりに弱く、孤立している。このまま崩壊が誰の目にも明らかになるまで墜ちていくしかないのだろうか。
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幼い時から受験のサバイバルゲームに押し込まれ、ひたすら自分の幸福のみを目指して過酷な競争を勝ち残り、ようやく高い学歴と高い社会的地位を得た人々が、他の多くの人々のために現状を改革していこうとなるわけがないのは理の必然だ。この受験制度がある限り、日本の改革は望めない。
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芸妓・舞妓・お座敷遊びというのは、どうしても守らなければならない伝統文化なのだろうか、とは思う。
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「日本には四季がある」というのは今は昔の物語で、いつの間にか夏と冬の二季だけになってしまった。
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たまたまタイムラインに流れてきた立教大学の授業での先生と学生のバトル。学生があそこまで激高して、儀礼も弁えない汚い言葉で教師を罵倒しながら、求めていたものが「面白い授業」であるということに脱力する。教授の学説が受け入れ難いとか、方法論的に間違っているとかいうのならまだしも。
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航空力学を全く知らない者が、ただデザイン的嗜好で飛行機を設計しても、そんな飛行機は絶対に飛ぶわけがないのだが、世の中にはこれに類することがあまりにも多い。
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日本は「シルバー民主主義」である前に、「財界民主主義」「富裕層民主主義」「縁故者民主主義」なのであって、全国民の意思を政治に反映させようなどと考えている権力者は誰一人としていない。俗耳受けする敵を作ってそれを叩いたからといって、真の民主主義が実現することはない。
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理想じゃメシは食えないなんて当たり前すぎて反論にもならない。では現実でメシが食えているのか。現実は連戦連敗、過去の貯蓄で食いつないでいるだけの日本でよく言えたものだ。理想と現実を二項対立で捉えるからこういうことになる。現実を駆動させるのは理想であることに早く気づくべきだ。
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現代はあまりにもシニシズムに侵され過ぎていると思う。平和など誰も望んでいない、力こそ正義、人間の良心など偽善、他人はすべて敵、信じられるのは金のみ等々。しかし、本当にそうなんだろうか。皆本気でそう思っているのだろうか。
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日銀があれだけジャバジャバ現金を放出しても一向に上がらなかった物価が、コロナや戦争という「外災」によってあっという間に目標とした上昇率に達してしまった。日銀の金融政策なんていったい何の意味があったのかさっぱり分からない。専門家は素人に分かるように説明する責任があるだろう。
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続々と現れた新政党は皆右派ポピュリズムという点で共通している。どこまで支持が伸びるのかは分からないけれど、その数値は日本の病理を表示するものだろう。
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繰り返しになるけれど、日本の当面の課題は全うな近代になることだと思う。個人の自立と自主、人権の相互承認、絶対的平等、公正と正義に基づく社会、公開と討議に基づく政治の確立。こうしたことが実現されないと、本当に日本は先に進めないと思う。今思えばこれらは旧教育基本法の理念であった。
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自分の正義を押し付けたい人はわんさかいるけれど、その正義に普遍性がなければ、ただの面倒な人というだけの話。それが権力を持ったら面倒では済まない。正義を持つなというのではない。普遍的な正義を持てということ。
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日本人なのだから皆同じように感じたり考えたりするはずだという無意識は、まだ多くの人をとらえていると思う。しかし、すでに社会の多様化は日本人として一括できる状況を完全に過去のものにしてしまった。同じ日本人でありながら、全く異なる文化的背景を持つ人々がいるのはもはや自然のことだ。
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「余命投票」のような文字通りの「姑息」で非本質的な議論をするのではなく、遠回りでもきちんとした主権者教育と日常で政治的議論をすることを忌避しない政治風土を作る努力をしていくべきだ。これは自民党政権下では望むべくもない。野党や市民団体、メディア、教育者が率先して取り組むべき課題だ。
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日本ではいつどこで巨大地震が起きてもおかしくないとされているのに、起きると都合の悪いところには起きないことになっている。そこに起きる可能性は極めて低いと言う地震学者は優遇され、いつ起きるか分からないと言うと冷遇される。
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相次ぐ最高裁の酷い判決や、明白な違法行為に対する検察の不起訴は法の番人であるべき国家機関が正義を放棄しているということだ。ただ、我々国民の側も正義の実現・実行の意識は弱い。しばしば見られる正義に対する冷笑的姿勢を改めないと、最高裁や検察庁を糾弾することは難しい。
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日本はこれまでも色々な問題を抱えながらも、とりあえず豊かであるということで問題を表面化させなかった、問題解決をずっと先送りし続けてきたわけだが、いよいよ豊かさそのものに黄色信号が灯るようになって、今までごまかし続けてきた多くの問題が今後次々と現れ出ることになるだろう。
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酷い判決だ。 nordot.app/91045498261040…
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大学生を教えるときに我々の時代の中学生を想定して言葉や言い方を選ぶとちょうどよいというのはよく聞く話。これは普段学生・生徒と接していると実感することだ。知的精神年齢の後退は覆うべくもない。この後で成長してくれるならよいのだが、どうなのだろうか。
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本当に、試験でよい点を取るための勉強の十分の一でよいから、人として正しく生きるとはどういうことかとか、よりよい社会にするために自分は何をしなければならないかとかを考える時間とエネルギーを費やして欲しいと思う。