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そりゃぼくだって、金に困ったときに助けてくれた友人がいたら、その友人がちょっとまずいことをしたとしても、「いやあ、あの人にはお世話になっているから悪くは言えないんだ」と思うのは人情だ。しかし、それはあくまで私的な関係でのことで、公の世界にそのような私情を持ち込むべきではない。
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公的支援を受けている団体や個人は反権力的言動をしてはならないという考えは、意識が十分近代化されていない人の耳には入りやすい。しかし両者には何の関係もなく、いかなる個人や団体にも権力を批判する権利はある。
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国民の敵は権力のみ。権力が正されれば国民も正される。国民同士が争うべきではない。
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泉健太は立憲が一定勢力を維持し主導権を握れるうちに維新と合流して「第二自民党」を作るつもりなのではないか。そうなれば国民民主を吸収できるし、自公との間で右―右の二大政党化を目論んでいるように思える。さて、左派国民はどうしたものか。
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日本のものづくりの能力はかつて世界一だったけれど、ひとづくりの才能は絶望的に欠けている。
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一群のColabo叩きの連中には怒りしか覚えない。彼らの女性や困窮者に対するぞっとするほど冷たい憎悪の炎は一体どこから生まれてくるのだろうか。
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我々男性は妊娠出産という負担を免れているのだから、その負担を引き受けている女性に対し、その部分で譲歩し、配慮し、援助していくのは、男女の本質的平等という観点から当然のことだと思うのだが。
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Twitterを見ていると、「世も末」感が半端ない。
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野党の党首が乃木神社に初詣に行ったり、伊勢神宮に参拝したりするというのは、野党支持者の中にもそれに疑問を持たず、むしろそれを求める人が少なからずいるということだ。一つ一つは小さなことだけれど、日本が近代になり切れない、世界に追いつけない理由はこうしたところにある。
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ぼく自身は自然死であれば、死はさほど恐ろしいとは思わない。寿命が尽きて死ぬことは誰も免れ得ないのだから。ただ自然死の前に外からの力で命を奪われることは苦痛と恐怖であるに違いない。病気、怪我、捕食、そして人、戦争。こうした死には全力を挙げて抵抗しなければならないと思う。
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一人の人間が見ることのできる世界は世界全体のほんの一部でしかないのだけれど、人はそれを全てだと思い込む。逆説的なようだが、自分には世界の一部しか見えていないのだと自覚することが世界全体を見る視力を与えてくれる。自分の目に満足していたらいつまでも群盲を逃れることはできない。
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両親は死んでしまったし、妻は病院を出られないし、娘には自分の人生があるから、もう死ぬまで家族でお節を囲むなんてことはないだろう。別段それが悲しいというわけではなく、人生とはそういうものだと思うだけだ。
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世間には「貧困ビジネス」もあるだろう、「生活保護の不正受給」もあるだろう、そういうさもしい人間は残念ながら必ずいるものだ。しかし社会的困窮者を救済しようとする事業には皆裏がある、人間に善意などあるはずがないと考えるのも、かなりさもしいことだなと思う。
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明けましておめでとうございます🎍
ただ、今年が去年より悪い年になることは確実なので、あまりおめでたい気分にはなれません。せめてこの狂った世の中で正気を保つ努力だけは、いっそう力を込めて続けていきたいと思っています。
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コロナに陽性になっても結局医者にはかかれなかったが(だからぼくは正式にはコロナ患者ではない)、せめて抗ウイルス剤だけは欲しかったな。どうして日本では普通にPCR検査もしてもらえず、診断治療もしてもらえないのか。単純におかしいと思う。
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株や金融商品で儲けるって、もちろん合法であり何ら咎められる行為ではないけれど、社会に寄与する度合いは極めて低いという事実は、金融教育の中できちんと教えるべきではないか。
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学問は普遍的真理に寄与するのであって、普遍的でも真理でもない時々の政府が批判の対象となるのは当然のこと。学問と政府のどちらが上位かといえば、言うまでもなく学問に決まっている。
#日本学術会議を応援します
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反マスク派が街頭演説していたけれど、この問題ってそんな肩肘張って議論することなのだろうか。公共の場で着用を求めることには合理性があるのだから原則従うべきだと思うが、どうしてもしたくないならしなければいいだけではないか。そんなに「世間の目」が気になるのだろうか。
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国家という観点しかない人は、この国家を維持するには誰に犠牲になってもらうかを平然と考える。個人という観点から考える人は、いかなる犠牲も出さないために国家をどう変えていくべきかを考える。
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自分に疚しいことがあるとかないとかに関係なく、ぼくは公権力から自分の私生活を極力守りたいので、どんなに不便があってもマイナンバーカードは決して作らない。
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自分の子供を一廉の人間に育てたいなら、古今東西の名作を読ませ、優れた芸術に触れさせ、アウトドアに連れ出し、自然や動植物、昆虫と触れ合い、様々な手技を身につけ、この世界は決して自分の思い通りにならないこと、自分が世界の中心ではないことを学ばせることが重要だ。
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社会は個人の集まりなのだから、正しく考え正しく行動する個人がどれだけいるかが正しい社会の条件となる。正しい個人がわずかしかいない社会が正しい社会になることなど原理的にあり得ない。
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これ本当におっしゃる通り。要するに政府には私生活に介入して欲しくないのだ。 twitter.com/koichi_kawakam…
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日本政府の言うことを聞いていると確実に生存の確率が下がる気がする。生き延びたければ言うことは聞かないに如かずだ。
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どう見たって挑発しているのは日米の方であって、中国ではない。