976
日本は様々なマイノリティーと平和的に共存してきた、昔から多様性を認める差別のない国だと言う人がいるけれど、それは単にマイノリティーが黙って耐えて耐えて耐えて耐えてきたことに気づいていないだけの話だ。
977
国家公安委員長の件、もう何か言う気力も起きない。ああこれが自民党だよな、こういう政治が日本のスタンダードだよな、もういっそのこと憲法から法律から、この現実に合わせてしまえばいいとも思う。そうすれば確かに彼らにとっては世界一美しい国になるだろう。
978
これは日本だけのことではないけれど、現代はすべてが量に還元され、質が等閑視される社会である。しかし、人間の幸福は決して量の中にあるのではなく、質の中にあるはずだ。質をはかれるのは人間のみ、もっと言えば〈私〉のみである。量に惑わされることなく、質を評価できる人間でありたいものだ。
979
あまりにも科学主義、客観主義への依存が進みすぎると、人間が本能的に持っている「なんかおかしい」という感覚が根拠のないものとして否定されてしまう。カルトの蔓延やトンデモ科学の隆盛の背景には、逆説的だがこの誤った科学主義があると思う。
980
民主主義の基本は直接民主制であり、ただ現実的な問題として直接民主制は困難だから代表民主制を採るのであって、代表民主制の下でも可能な限り直接民主制的な制度、体制、場面を作り出して行くべきである。
981
自分の気に入らない現実を受け入れない者が現実主義者であるわけがない。
982
航空力学を全く知らない者が、ただデザイン的嗜好で飛行機を設計しても、そんな飛行機は絶対に飛ぶわけがないのだが、世の中にはこれに類することがあまりにも多い。
983
戦後の日本は、我々の国をどういう国にしていくかという最も重要で困難な問題を先送りし、目先の豊かさを追い求めることだけに国民を誘導し、政府自らも考えることを放棄してきた結果、ただアメリカに追従するだけの無脳国家になってしまった。今さらどうすればよいと問われても途方に暮れるだけだが、
984
政治に関する議論をすることも大事だし、政治に参加することはもっと大事だけれど、一番大事なのは自分の人生を誰の支配にも委ねずに、自己の責任において自分自身でデザインし実践すること。皆がそれを行えば自ずと社会は問題を乗り越えて行く。
985
侮辱罪の厳罰化で、政治家に対していかに侮辱ととらえられずに侮辱するかという言語技術が磨かれたら、不幸中の幸いだろう。
986
これが食事かと思うような貧しい給食の画像が上げられているけれど、そのうち「給食をあまり豊かにすると、(給食に頼って)家で食事を作らない親が出てくるからわざと貧しくしている」とか言い出しかねないのが日本の役所。
987
これから女性も性的少数者も在日外国人もその他のマイノリティも、その社会的・政治的権利は広がっていくだろう。共にこの社会を生きる者として当然のことで、それを「日本の伝統・美風」を口実に阻害してはならない。
988
日本は先進国では唯一、天動説を公式認定しているような国だから。
989
テレビを見ていた頃から思っていたけれど、ウクライナ戦争のような深刻な事態を伝えるメインキャスターが、スポーツコーナーになるといきなり軽薄で上ずった声になることに違和感を感じていた。スポーツニュースをやるなとは言わないが、せめて担当者を変えるとかできないのか。
990
共産党の名前を変えるべきか否かは共産党自身が決めることで、外部の人間がとやかく言うことではないけれど、仮に変えたとしてもそれで急に支持が増えるとも思えず、攻撃してくる方は「〇〇党は共産党」と言うに決まっているから、あまり意味はないのではないか。
991
そもそも人に上下の差異をつけることが間違っているのだが、それならせめて自分が少しでも優れた人間になろうと努力するならまだしも、相手を引き下ろして安心しようとするから、世の中がどんどん下流に流れていく。
992
幾度も言っていることだけれど、世の中におかしなことを言ったりやったりする人間がいること自体は止めようもないのだ。ただ、社会の根幹に確固たる倫理があり公正があり正義があるならば、そうしたおかしな言動が影響力を持つことはないのだ。日本社会の根幹にそれらがないことが問題なのだ。
993
酷い判決だ。 nordot.app/91045498261040…
994
テレビ局の方だって、電波を止められるもんなら止めてみろという姿勢が必要なのだ。権力と報道機関との間に緊張があるのは当然で、また常に緊張はなければならないのだ。それができないなら報道からは一切手を引き、娯楽番組だけ作っていればいい。むしろ大衆はその方が喜ぶだろう。
995
日本政府の方針を決めているのは自民党なのか統一教会なのかもはや分からなくなっている。日本はカルトの腐海の中に沈んでいくようだ。
996
日本人は幼稚だから、正しいことを人に言われると、内心ではそれが正しいと知りながら、意地になって反対のことをやり出すものなのだ。私的な関係ならその辺の機微も塩梅する必要もあろうが、公的な関係ではそれは許されないことで、誰が言い出そうとあくまで正しいことを進めなければならないのだ。
997
教育、科学、学問、芸術については、政府は「金は出すが口は出さない」という姿勢を貫かなければならない。
998
日本は依然として、個人ではなく集団の論理に従う、既存の秩序に従い変化を嫌う、外部を理由なく恐れるという「ムラ社会」の論理にどっぷり浸かっている。リベラル左派というのはこの全ての論理に抵触する。「日本ムラ」の住民から嫌われるのも宜なるかなである。
999
統一教会の教義と保守派の価値観・世界観がほぼ重なっていることが厄介なのだ。思想良心信教の自由は誰にもあるから、統一教会を信仰したり共鳴したりすることに他者が介入することはできない。もちろん教団の違法行為については法に則って裁かれるべきだが、その先は個々人の良識に委ねるしかない。
1000
維新が台頭してくると各方面から反維新の声が上がってくる。これだけ見ても彼らが支持者以外からは決して愛されていないことがよく分かる。こういう政党が仮に政権を取ったとしても、国家の運営は決してうまく行かないだろう。