本州以南では鉛ライフル弾や鉛散弾が合法的に使われている。鉛弾で射止めた後、必要な肉だけ切り取って投棄された獲物やその内蔵、半矢となって別の場所で死んだ獲物を食べて猛禽類は鉛中毒になる。鉛中毒は本州のクマタカなどでも発生していることが確認されている。 鉛中毒のオジロワシ(北海道)
事故で肩を骨折していたエゾフクロウ。傷が癒えて上手に飛べるようになり、野生復帰が見えてきた。
わたしです!
私たちの活動を、“ダーウィンが来た!”で取り上げてください!というメッセージがNHKに寄せられてるそうだ。 オンライン講演会の後だったからかな? 嬉しいなぁ。
野生のシマフクロウをサーチライトで照らしてガイドをしている人がいるらしい。カメラマンが同様のライトを使うこともあると聞く。カエル等を食べに路面に降り、車のヘッドライトに目が眩んで轢かれるシマフクロウが多いことから、強い光が夜行性鳥類にとって悪影響を及ぼすことは間違いない。節度を!
中学生向けの英語教材で猛禽類の鉛中毒が取り上げられている。全国の狩猟から鉛弾を撤廃することを訴え続けて25年あまり。少しずつではあるが、この問題が世の中に周知されてきた。次の世代を担う子供達が大人になったとき、野生動物とより良い形で共生できる社会になっていることを心から願っている。
2年前の今日、シマフクロウ親善大使『ちび』が死去しました。8年という短い命でした。 生まれつき脳に障害がありながらも、シマフクロウと人をつなぐ架け橋として大活躍してくれました。 大切な、本当に大切なスタッフでした。彼と過ごした日々を思い出し、野生動物とのより良い共生を目指します!
左の翼を痛めたオジロワシを保護した。顔つきは幼いが、換羽の状況から2歳だと思われる。幸い、怪我は重傷ではないが、ものすごく痩せている。入院中、しっかり栄養をつけてもらおう。 #ワシにも童顔はある
事故に遭い、一命を取り留めたものの片翼を失ったオオワシ。翼を広げて自分を誇示する様は健常なワシと変わりない。野生には帰れないが輸血のドナーや事故防止器具の開発に大きな力を貸してくれている。原因は私を含めた人間。飼育下にあってもできるだけ快適な余生を送らせるのは人としての責任だ。
手の平に乗るほどのヒナの時に保護されたオオジシギ。皆さまのご協力もあって、立派な若鳥に生長した。気が付けば季節はもう秋。この鳥を放すべきかどうか。。保護した者の立場としては野生復帰させたい。しかし、自然界で生活できない鳥を野に放すことは人間の自己満足に過ぎない「捨てシギ」行為だ。
あと1~2ヶ月もするとオオワシが渡ってくる。 北海道は世界中で極東にしか生息しない彼らの一大越冬地だ。 健全な越冬環境を提供することが、今後も彼らと共に生きて行くために重要であることを念頭に置き、さらに何ができるかを考えながら彼らを待ちたい。 #鉛中毒 #風車衝突 #交通事故 #感電事故
猟場に放置された散弾の薬莢。どれぐらいの鉛散弾がこれまで環境中にばら撒かれたのか… カモ類等は消化を助けるために筋胃の中に小石を飲み込む習性があるが、このとき鉛散弾を誤食して鉛中毒になることが古くから知られている。鉛散弾は北海道を含め、全国的に地域を限定しか規制しかされていない。
ハクチョウ類やカモ類の多くは渡り鳥だ。地域を限定して鉛散弾の使用を禁止しても、日本を縦断して渡る途中で規制外の湖沼を利用すれば鉛散弾を誤食する可能性は十分にある。水鳥の鉛中毒を防止することを目的に、地域を限定して鉛散弾を規制しても、問題の解決には遠く及ばないことは明らかだ。
オオハクチョウにおける鉛中毒の一例。水鳥は消化を助ける目的で筋胃の中に小石を蓄える習性があるが、適した大きさである水鳥猟用の鉛散弾を飲み込み鉛中毒になる。このオオハクチョウは麻酔下で胃洗浄を施し胃内容物を摘出したが、多量の小石に混じって十個以上の鉛散弾が確認された。 #鉛中毒
ハクチョウ類やカモ類の多くは長距離を移動する渡り鳥であるため、特定の湖沼など地域を限定した鉛弾規制だけでは解決策にはならない。また、猟場にばら蒔かれた鉛散弾は時を経て水鳥が飲み込むことも考えられる。まずは元栓を閉じるため、全国の狩猟から鉛弾を撤廃することが急務だ。
1996年に初確認したオオワシの鉛中毒。原因の多くは猟場に残された獲物の肉に含まれる鉛弾を食べることによる。感染症や事故などとは違い、鉛中毒は防ぐ方法がはっきりしている。狩猟からの鉛弾を撤廃し、無毒弾に変えれば良いだけの話だ。犠牲になった多くの命を無駄にしないため絶対にあきらめない!
小泉環境大臣が記者会見し、2025年から全国の狩猟を対象に鉛弾の使用を段階的に規制し、2030年までに野生鳥類の鉛中毒ゼロを目指す方針を表明した。 歴代の環境大臣、環境省が成し得なかった全国での鉛弾規制を強いリーダーシップで実現させた小泉環境大臣に心から感謝したい! #鉛弾 #小泉環境大臣
HTB北海道ニュース|“鉛弾規制”ようやく… 道の独自規制から20年 htb.co.jp/news/archives_…
環境省の公式アカウントにコメントした。鉛中毒対策として「実態把握」と「影響評価」しか書かれていないのは非常に不満だ。なぜ発表の要点である2030年鉛中毒発生0を目標に、2025年から全国を対象に鉛弾規制を開始と書かないのか? twitter.com/Kankyo_Jpn/sta…
たった一発の鉛ライフル弾がシカなどの獲物に命中すると、銃弾はバラバラに砕け散って肉の中に飛散する。 猟場に放置された獲物や半矢となり逃げ延びた後に死亡した獲物の肉を食べた猛禽は、このレントゲン写真のオオワシのように胃の中に大量の鉛片を取り込み鉛中毒死する。 #鉛弾規制 #鉛ライフル弾
希少猛禽類の鉛中毒が明らかになってから約25年間も環境省内で棚上げにされていた根本策を、約2年間で軌道に乗せた小泉環境大臣の功績は歴史に残る快挙といえる。色々な面でなにかと取り沙汰される方だが、良い政策は良いと、高く評価して発信することは国民として大切なことだと思う! #鉛中毒 #鉛弾
北海道だけではなく、本州以南でも鉛弾による鉛中毒に苦しんでいることがわかっている希少猛禽類としてクマタカがあげられる。多くの方々にこの事実と鉛弾撤廃の必要性を広める切っ掛けとなるように、クマタカのサーモスマグをもっと活用しようと思っている。 #クマタカマグ irbj.net/shop/#mug2
事故で左翼を失いながらも気高く生きるオオワシ。その姿はさながらサモトラケのニケのようだ! 私達が養っている終生飼育動物は約35羽。輸血のドナーや事故対策品の開発に力を貸してくれている。 高いQOLの提供を目指すサポートはこちらから。 ①irbj.net/support/index.…amazon.jp/hz/wishlist/ls…
たった一体のシカの死体に群がるオオワシとオジロワシ。鉛弾に被弾していたとしたら、これだけ多くの希少種が一度に影響を受けることになる。射止められた後、食用部分だけを切り取り投棄されたり、被弾しながらも逃走して回収されなかった獲物は、餌として利用する猛禽が鉛中毒に陥る原因となる。