人工構造物に迷入して保護されたオオジシギのヒナ。手のひらに乗るほどのサイズだったが、スタッフたちの献身的な飼育管理により、すくすくと成長している。人慣れが避けられなかったため、今後どうするか、そろそろ真剣に考えて行かなければならない。
猛暑日が続いている。後遺症のため野生に帰れないワシたちも、強い日差しを浴びて暑そうだ。糞尿はあっという間に乾いて白くなり、通常の水洗いではなかなか落ちないことから、ケージへの散水を兼ねて高圧洗浄機の導入を考えている。
私たちが独自資金で養っている終生飼育個体は約35羽。高いQOLの維持を目指しているが、資金的になかなか思うように行かないのが実情だ。 とても心苦しいが、少しでもお手伝いいただける方がいらっしゃればとても嬉しく思う。 amazon.jp/hz/wishlist/ls…
私たち猛禽類医学研究所が活動の拠点としている環境省釧路湿原野生生物保全保護センターは8月10日にリニューアルオーブンします! たくさんの皆さまのお越しをお待ちしております。 asahi.com/sp/articles/AS…
交通事故で上嘴(クチバシ)を根本から失ったオジロワシ。歯科医師や歯科技工士とのコラボで作製した義嘴への馴化を進めている。
オオジシギ雛の探餌訓練。 埋める、探す、食べる 埋める、探す、食べる 埋める、探す、食べる。。
大変ありがたいことに、さらなるサポートをしたいと仰っていただける皆さまがたくさんいらっしゃいましたので、Amazonギフト券を残させていただきました。 とても嬉しく、心強く思います。引き続きのご協力、どうぞよろしくお願いいたします! amazon.jp/hz/wishlist/ls…
河川の近傍でオジロワシが保護された。右肘を骨折しており、関節には炎症に伴う液状物が多量に溜まっていた(↑)。正常に戻れるかは不透明な状態。付近に道路があることから、車に衝突した可能性がある。河川は鳥の通り道になっていることが多く、橋や川沿いの道では鳥類の飛び出しに注意してほしい。
ピンポン球サイズだったヒナが、オオジシギになった! 餌を探す姿も違和感ない。 ほんと、本能ってすごいなぁって思う。
この調査用の無人カメラ。。なんだか思いがけないカットが撮れるな💧
シマフクロウ親善大使として活躍していた“ちび”。先天性の脳疾患があったにも関わらず、環境教育の場でスタッフの一員として頑張ってくれました。数年前、死亡したときは皆の心に大きな孔が開きましたが、リニューアルを機に引き続き頑張ってもらうことになりました。ぜひ“ちび”に会いに来てください!
事故で右肘を骨折していたオジロワシ。しばらく餌を食べられていなかったらしく、ガリガリに痩せていた。まだ置き餌は食べないものの、魚を差し出すとこの通り。夢中で奪って飲み込むときは、警戒心も飛んでしまっているのだろう。まずは安静にして、しっかり栄養をつけてもらおう。
ただひたすらオオジシギを観ていたい皆さま。。どうぞ! #雛から育てたオオジシギ
交通事故でくちばしを失ったものの、獣医師、歯科医師、矯正歯科医師、歯科技工士のコラボレーションによって義嘴の作成が行われたことが、朝日小学生新聞で取り上げられました!
オオワシ、クマタカ、シマフクロウの鉤爪を極限まで忠実に再現した銀製のペンダントトップ。趣味の銀細工で作っているものだが、欲しいという方が相変わらずいらっしゃる。この秋、少しだけ制作しようかな。
何かと衝突し頭部外傷を負ったオオタカが保護された。起立しているものの脳症状の一つである頭部の振戦や旋回が認められる。輸液と投薬のうえ酸素室に収容したが、回復するか否かはまだ見通せない状況だ。
事故の後遺症で野生に帰れなくなり、一生飼育下で生活することを余儀なくされたオオワシやオジロワシ。私たちが環境省から預かり、独自の資金で生活を支えている終生飼育個体は約35羽。展示ケージ以外のバックヤードで生活する彼らの存在にも目を向けていただきたいと思っています。 #終生飼育個体
衝突事故による頭部外傷で脳に障害を負ったオオタカ。酸素室で入院中だが頭部の旋回はおさまらない。急変することもあり、予断を許さない状況が続く。
来月、獣医学会のシンポジウムで本州以南における猛禽類やカモ類の鉛中毒について報告する。山梨県で行ったクマタカの捕獲調査では6羽中2羽から高濃度の鉛汚染が確認された。千葉県と埼玉県で冬期に行ったカモ類の捕獲調査では捕獲個体の約15%~18%で鉛汚染が確認された。全国で鉛弾の規制が必要だ。
今日も今年生まれの幼鳥が事故に遭い保護された。ただ数が増えればいいと言うものではない。健全な環境の中でその種本来の生活ができてこそ保護の手を緩めるべきではないか。冬季の餌資源の多くを給餌に依存しているタンチョウは、半野生と言っても過言ではない状態だと思う。 www3.nhk.or.jp/sapporo-news/2…
忘れられない症例の一つ。シカ猟用の鉛サボット弾を飲み込んで鉛中毒死したオオワシ。この弾は散弾銃(ショットガン)で大型獣を狩猟する際に使われる一発弾で、鉛ライフル弾と同様に本州以南では現在も合法的に使われている。 #鉛中毒 #鉛弾 #鉛ライフル弾 #鉛散弾
狩猟残滓が放置されたり、半矢となった獲物が回収されずに死んだ場合、イヌワシやクマタカが肉と共に誤食し鉛中毒になる可能性がある。どのような形状であれ狩猟用の鉛弾を全国的に規制する必要があるのは間違いない。 #鉛中毒 #鉛弾 #鉛ライフル弾 #鉛散弾
頭部外傷で脳症状を示していたオオタカ。だいぶ状態が良くなったので酸素を切ってみた。右目の傷がまだ痛そうだが、このまま行けば一般病棟に移れる日も近い。
少しでも傷付いた動物たちの治療に関わりたい! と、仰っていただける皆さまからのメッセージにお応えして、Amazonほしいものリストに治療に“関連するもの”を載せさせて頂きました。ご無理のない範囲でのサポート、引き続きお願いいたします! amazon.jp/hz/wishlist/ls…
冷凍ウズラのご寄付を頂いた。機会あるごとに、猛禽たちに順番に与えているが大人気だ。夢中で食べる姿を見るとこちらまで嬉しくなる。 サポート、どうもありがとうございます!