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お馬さんあるある。個体識別。基本的には顔の模様(流星など)や旋毛(つむじ)の場所の違いで判断する。オフィシャルに記録されているので初見でも分かる。そして。在来和種の馬。実は「流星が無い」。似た顔がズラリ。もし人気の木曽馬が出現したとして。「ぬいぐるみ」にはし難いってことよ。
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ちなみにシーズン2以降は正確な持ち方になってます。ちゃんと薬指から手綱を抜いてるしかなり正確。
JRAとコラボ企画あったくらいだから指摘されたのかな🤣
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競走馬あるある。暑くなると体調管理がホントに大変。トレーニングは緩めない。けど疲れは溜めさせない。更に食欲も維持。常に馬をハッピーに。馬の様子を良く見て、予定を把握して、最適解を考える。高度な観察力と的確な判断力。これを人相手に発揮すれば相当なモテ男になれたはず。アレおかしいな。
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競走馬あるある。いよいよダービー前々日。育成牧場だと他の牧場から「応援行くの?」とか「具合どうなの?」とか「人気だね!」とか聞かれて舞い上がる。手を離れているから純粋に応援するファンの気持ちがある。とはいえ誇らしい身内の気持ちも抑え切れない。馬をさておき関係者が掛かりまくる日々。
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お馬さんあるある。やっぱりしんどい時ってある。そんな時は慰めてもらうのが1番。相手は人それぞれ。恋人?ペット?推し活?私のお勧めは馬。スゴいの。首に抱き付いてジッとしてるだけで負のオーラを吸い取ってくれる。もう根こそぎ。やっぱり体の大きさや少し高い体温ゆえだったりするんだろうな。
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お馬さんあるある。100%の鼻呼吸。一気に吸い込む。一回の呼吸で最大15ℓ。人間の15倍。だから鼻も長くなる。理由?分からないの?朝、寒空で鼻から思い切り吸ってごらん。痛いでしょ。馬の鼻は冷気を温めるの。長い鼻を通過する間。もし小顔だったらツーンし過ぎて競馬どころじゃ無いでしょ。馬面万歳
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お馬さんあるある。鼻出血が認められるとしばらく出走できなくなる。ただの鼻血で?実は肺の毛細血管が破れて出血してる。肺がそれだけハードワークしてる。休ませるしかないし、再発の確率が結構高い。「血の滲むような努力をしました」って言うけど、馬からしたら「ホントに滲ませてみろよ」って話。
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お馬さんあるある。馬を抑えるのに必要なのは「力」じゃない、とはよく聞く話。けど上手い人はほぼ例外なくマッチョ。どういうこと?馬上で余計な動きをしないための「力」が必要なの。圧倒的な筋力で自分を支える。そうすれば馬に優しく乗れるのよ。自分の軸がしっかりすれば相手に優しくなれるのよ。
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お馬さんあるある。ヒンッ!と鳴くのは普通。発情激しい牝馬は一回り大きな声でパオオンッ!って吠える。その後に思い切り壁を蹴るまでがセット。触れるたびにパオオンッ!ドカン!の繰り返し。だから手入れ中はホントに騒々しい。担当者は大変。「ゾウじゃないんだから・・」呟く愚痴が虚しく響く。
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お馬さんあるある。病馬の見分けかた。もちろん検温。あとは様子で判断。さらに表情。具合が悪いんですって顔になる。意外なほど分かりやすいのが瞳。まぶたが重くなるし、瞳が霞んで見える。治療が進んでいくと「瞳が澄んできたね」なんて話になる。調子は瞳に出るんですよ。貴方の瞳は澄んでますか?
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お馬さんあるある。なんで人が乗っても平気な顔してるのか。それは背骨がガッチリしてるから。草食動物で腸が長い=内臓が重い。背骨でそれを支える。背骨自体が強固に固定され、じつはほとんど動かせないくらい。何と背骨の構造は吊り橋と一緒。そうです、レインボーブリッジが背中に入ってるんです。
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競走馬に乗る人あるある。特に若馬の場合。自分の乗り方が、その馬の運命を左右する。決して大袈裟ではないと思う。それこそ左右にもたれて走る癖。今まで乗ってきた人の影響は大きい。一度ついた癖はその馬について回る。少しでも良い影響を与えられるように。今の技量に満足してはいけないという話。
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お馬さんあるある。以前、口元で遊ぶのは「噛み癖」をつけるから止めなさい、と先輩に言われた。どうなんですか?皆さん、どうなんですか?馬の鼻先フニフニやめろだなんて。愛猫家にヌコ吸いやめろって言うのと一緒ですよ。愛犬家に肉球プニプニやめろって言うのと同義ですよ。フニフニは止められない
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馬ってスゴいあるある。調教中の落馬、そして放馬。他馬に迷惑かかるから、すぐに捕まえたい。ダートコースを走って追いかける。深い砂に足を取られる。速攻でバテる。100メートルも走ればガタガタ。カラ馬は気持ち良さそうに走ってる。楽しそうに笑ってる。スゴいなおまいら。こっちは膝が笑ってる。
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お馬さんあるある。真夏。何より夏バテ心配。騎乗して馬場へ。アレ?なんか元気無い?気になり始めると止まらない。歩くの遅いし、下向いてるし。ちょっと今日の調教はやめておきましょうか。馬場から出て帰り道。急に元気に歩き始める。無茶苦茶グイグイ歩いてる。ただのサボりだったんかーいという話
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お馬さんあるある。化骨。カコツ。要は骨の成長。脚元が4歳、全身は6歳頃に成長が終わる。そう考えると競馬は若馬には酷な世界。まだ脚元固まってないんだから。競馬の時期を遅らせる?実は育成技術の進化で調教は前倒し傾向。実際、化骨終わる頃にはもう完全に勝負付けが済んでいるというシビアな世界
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お馬さんあるある。競走馬に乗ってみたい貴方にお得な情報。毎日が富士急ハイランド。絶叫や悲鳴には事欠きません。何が起こるか分からないアトラクション。決められたコースは逸走する為にある。彼方から聞こえる「止めろ」の怒声。気がつけば貴方も細マッチョ。女子でもバンカラなガニ股に。楽しいよ
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お馬さんあるある。とにかくしょっちゅう放屁する。寝ててプー、歩いてピー、速歩でプップップ。馬は腸がとても長く、閉塞しやすい。だから放屁は腸がしっかりと活動している証。健康である事のひとつの証明とも言える。え?さっきは私が健康である事を皆さんに知って欲しかっただけなんですが、何か?
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お馬さんあるある、冬毛に生え替わる時期。だから毛刈りのシーズン。寒いのに?何故?見た目の為?って思うでしょ。実は冬毛は風邪の原因になる。汗で濡れた冬毛は乾き難い。身体を冷やしてしまう。だから毛刈りをして、代わりに馬着を着せて温める。私?冬毛なんて生えない。むしろ生えて欲しい。ん?
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お馬さんあるある。馬は常に学ぼうとしている。何かコミニュケーションがあれば其処から何かを学ぼうとする。だから自分の関わり方で馬の行動は変わってくる。この馬は我儘だ、乱暴だと決めつける前に「自分との関わりが一因では?」と思えるホースマンが増えれば、さらに優しい世界になるに一票。
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告知です。
ひょっとしてニセ坊主では?
さらに実は馬に乗れないのでは?
あろうことか何気にフサフサなのでは?
諸々の疑惑が発生しているという事で、テレビ朝日さんの追及を受けました。
明日の水曜日「スーパーJチャンネル」で放送予定です。ホースセラピーの様子などご覧頂けたら嬉しいです。