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お馬さんあるある。親から子に受け継がれるのは能力だけじゃ無い。お母さんと同じ仕草を子供がした時、たまらなく愛おしくなる。勿論、父親からも。初めて乗った馬がちょっと独特な動作で人を振り落とそうとした。この動きを知っている。何頭も。皆同じ種馬。「ひょっとしてお父さんステイゴールド?」
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お馬さんあるある。凱旋門賞。残念ながら私達は届かなかった。レース後、某調教師が振り絞った。「必死に準備してきたけど・・また何かが足りなかったという事だ」。その「何か」とは。いつか必ず分かるだろう。見せてくれるのは一体誰か、どの馬か。今年は4頭。 本日、日本時間23時05分出走。刮目せよ
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お馬さんあるある。みんな困ったナカヤマフェスタ。今でも仲間と会えば盛り上がる。お互いに苦労自慢。「タラ・レバ」話も解禁。あのレースも勝ってる。また管理したいか?となればNoだけど(笑)全て良い思い出。そして気がついた事が。実はフェスタで怪我人を1人も出してない。コレ自慢しちゃダメ?
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プチバズり始めているので宣伝を。
このツイートの元になったような話です。
最初に堅苦しい事書いてますが読んでいただけると嬉しいです。
(ちなみに文中の「某夫人」とは僕の妻なので、ご理解の上お読みくださいませ)
kashikoyama.blog.jp/archives/88315…
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お馬さんあるある。気性の荒い馬。病気でしばらく続く治療。毎日のように注射に補液。その甲斐あってやっと回復した。獣医さんが様子を見に来る。続いた注射の恨みだろう。先生の顔を見るなり猛然と襲い掛かった。サッと攻撃を避けながら「オ、やっと元気になったな」とニッコリ。先生、カッコ良いわ。
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お馬さんあるある。落とし方を知ってる馬。跳ねてから背中をグッと丸める。すると空中でもう一回尻を押されるから耐えきれない。その場でボテッと落ちる。コレやる馬は落とした後も動かない。その場で勝ち誇ってる。「どうよ」って感じ。で交代して上手い人が乗ると。不思議ともう跳ねないんだなコレが
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お馬さんあるある。馬名の省略。前後(エルコン、フェスタ)はある。けど途中(ゴルシ、ステゴ)は違和感。ウマ娘のアヤベさんに至ってはナニ?って感じだよね。馬名への敬意が足りなくね?と某夫人に言ったら「ウチハゲな坊主だな」と。器の小さいハゲだそうな。ハゲ要らなくね。そこは省いてよくね?
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お馬さんあるある。厳密には「順調な」馬などいない。結果的に予定が狂わなかっただけの話。問題は起きる。このまま進めるのか止めるのかの判断。いつも止める選択をしてたら絶対に競馬は走れない。馬が強ければ強いほど。レースが大きければ大きいほど。吐きそうになる程難しい判断をしてるって事。
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お馬さんあるある。モテたい人。まず馬を始めてみよう。馬と根気よく付き合う事で、大抵のことは許せる包容力がつく。馬の気持ちを理解しようと努める事で、相手を気遣える人になる。モテポイント爆上がり。モテる要素しかない。最終形態は馬に夢中になり過ぎ、人の相手が疎かになって超絶モテなくなる
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お馬さんあるある。屈腱炎。治療法はあるし休ませれば炎症はいつか治る。怖いのは調教を再開してから。細心のケア。それでも毎日祈るような気持ちで脚元に触れる。キャンターまで進めた時の高揚感。強目を再開する恐怖感。レース後1週間は再発しない事をひたすら願う。それがずーっと続くのが屈腱炎。
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お馬さんあるある。騎乗終わってハミを外す。馬が顔を寄せてきた。よしよし。よく頑張ったね。それでもさらに。顔をガシガシ擦り寄せてくる。ちょっ、愛情表現強すぎ。ちょっ、痛いんですけど。もう!私のコト好き過ぎるんだから!困りながらも嬉しそう。実はお馬さんは顔がカユイだけだったりする。
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お馬さんあるある。馬に出会えた人はラッキー。こんなにデカくて筋肉隆々でラオウ並みの破壊力あるのに、あんなに優しくて受け入れてくれてトトロ並みの包容力もある。しかも非日常感強め。仕事で携わっている人ですら。だから依存しちゃって良いし、自慢しまくって良いし、人に教えてあげても良いよ。
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お馬さんあるある。部下が無能だと騒ぐ人。馬に乗ろう。蹴るだけじゃ動かせないのよ。自分の重心は?コブシは?脚は?何より馬の気持ちは?思い込みじゃダメ。問題を自分に帰着する。相手の事を考える。一緒に解決する姿勢。果てしない学びがある。経営者のみなさん、企業研修にお馬さん、如何ですか?
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お馬さんの仕事したい人あるある。新卒でも転職でも、さらには未経験でも。気軽にトライしてみて欲しい。自分に合わなければ辞めちゃえば良いだけの話です。変な覚悟もいらない。無数にある仕事のうちの1つに過ぎない。なんなら馬が好きである必要すら無いと思う。私もそうだった。馬が育ててくれる。
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お馬さんあるある。全馬人を巻き込んだ論争が勃発。鼻フニフニか唇タプタプか。フニタプ戦争がついに始まったのだ。どちらが馬人をより癒すのか。馬との共生が始まった六千年前以来のテーマ。この不毛で微笑ましい争いに今、終止符が。どっちが癒されますか?コメ欄で熱い想いをどうぞ。
#フニタプ戦争
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お馬さんあるある。ナカヤマフェスタの凱旋門賞。悔しかった。レース後泣き疲れるほど泣き尽くした。その晩の慰労会。最初に某調教師がお礼を言う。「ここまで連れてきてくれてありがとうございます」。その視線は天に向かっていた。前年亡くなったオーナーへの挨拶だった。また泣いた。
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お馬さんあるある。馬の担当が変わって注意事項引継ぎ。「すげー回してきますよ」え、何?羽生結弦?平野歩夢?ひょっとしてDJ?ふざけたコト言ってると大怪我する。答えは「回し蹴り」。横への攻撃範囲がとてつもなく広い。安全な位置にいても刈り取られる。グラップラーなお馬さんがたまにいるのよ。
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何度も質問されて何度も答えている質問ではありますが、何度でも丁寧に答えさせていただきます。なぜならそれが自分の責務でもあると思っているからです。以下、すごく長くなります。
個人的な見解でもあります。そ…
続きは質問箱へ
#Peing #質問箱 peing.net/ja/qs/11730659…
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お馬さんあるある。夏バテ。暑さに弱い。牡馬限定の兆候がある。それは「陰嚢が腫れ上がる」こと。玉袋がホントにパンパンに膨れる。水を入れ過ぎた水風船のようになる馬もいる。もはや歩きにくそう。擦れてゴリョゴリョと音が出る。牝馬が夏に強いと言われる理由は「◯玉が無い」からなんです(ウソ)
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お馬さんあるある。寝違え。ヒトの首痛ってやつではない。壁際で寝て起き上がれなくなる事。パニックになって壁を蹴りまくり怪我をする馬もいれば、スッポリ嵌まったままヒトの助けが来るのをジッと待つ馬もいる。助けた後に安心してゴロって寝てまたスポンと嵌って済まなそうにコッチを見てる馬も。
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競走馬乗る人、絶対ダメだけど一度はあるある。超反抗的な馬。白目剥き頭を上げて暴れる。我慢、我慢。口割って立ち上がり暴れる。我慢、我慢。できるか限界じゃ!手で思い切り馬の後頭部を引っ叩く。実はココ、すごく硬い。手が痺れて腫れ上がる。手綱握れなくなる。馬は何ともないからケロッとしてる
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競走馬のお仕事している人あるある。馬体重の計測。最近は毎週するところも多い。ずっとやってると目測で大体分かる。精度も上がる。結構な確率でピタリできるようになってくる。そうなると初見のお馬さんも±3キロ以内で当てられる。そんな話のあとに奥さんをジッと見つめたら殴られたのなんで。
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お馬さんあるある。立ち姿の写真。ポーズは世界共通。全て決まっている。撮影は左側から。前肢は左側、後肢は右側が前。立髪は右側へ撫で付ける。耳は前へ向けて、顔は左前方を注視。そして実はこの時、馬の視線の先。左前には帽子を振りながらピョンピョン跳ねる人がいるのは内緒。「視線ください!」
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お馬さんあるある。汗が白く泡立つ。実は石鹸の「界面活性剤」と同じ成分が含まれてる。つまり「スベる」。馬の汗が手綱に付くとイヤな予感。キャンターを出す時は手綱を短く持つから。スタートでいきなりズルッとスベる。持っていかれる。嗚呼、暴走。調教師の怒声が響く。言い訳はスベりませんように