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お馬さんあるある。一度好きになってしまうとかなりの中毒性。お勧めできない。落とされても、噛まれても、蹴られても、挟まれても、鼻水つけられても、目の前で屁をされても。ぎゅっと抱きついて顔を埋めてムファってやった瞬間に浄化。もう依存症から抜け出せない。ダメ、絶対。あ、だから言ったのに
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お馬さんあるある。競走馬は見られるのも仕事。ゆえに調教師や馬主さんが来場するとなればキッチリピカピカに手入れする。ビロードのような肌触り。深みのある光沢。尻尾は滑らかな指通り。もちろん藁一本も付いていない。つまり言いたいことは一つ。だから先生、時間通りに来て。早く来て。あー寝ちゃ
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競走馬に乗っていると、コレを真下から喰らう時があります・・・。 twitter.com/ku_milk_farm/s…
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お馬さんあるある。馬を抑えるのに必要なのは「力」じゃない、とはよく聞く話。けど上手い人はほぼ例外なくマッチョ。どういうこと?馬上で余計な動きをしないための「力」が必要なの。圧倒的な筋力で自分を支える。そうすれば馬に優しく乗れるのよ。自分の軸がしっかりすれば相手に優しくなれるのよ。
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お馬さんあるある。つい「してあげたのに」と不満を抱えやすい貴方。馬がお勧め。調教後に丁寧に隅々まで洗ってピカピカの馬体。馬房に戻したとたん目の当たりにする光景は?ゴロンゴロンと寝まくりやがるの。全身藁だらけでご満悦。相手に期待するのは違うってこと。自分が何をしたいのかに注力するの
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お馬さんあるある。ダービーの終わった翌週。ここから始まる新馬戦。今日この日からデビューする馬は来年のダービーを目指す。ダービーを勝つ唯一の馬も。一勝もできなかった馬も。出走すら叶わなかった馬も。どの馬も多くの人の希望が。1馬力では背負いきれない程の想いが。全ての馬に拍手と声援を。
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お馬さんあるある。雨上がりの日の外乗。初心者の方が乗っていた馬が立ち止まった。水たまりで。水面に鼻を寄せ、前掻きが始まる。バシャバシャと上がる水飛沫。見てわたしの馬!可愛い!水遊び始めたよ!・・・嗚呼ソレは違うのです。その馬は、もうすぐ、あなたを乗せたまま、水たまりで、「寝ます」
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数日前、ナイスネイチャが食事を摂らなくなったとの記事を見た。彼が「そろそろイイかな」と準備に入ったのだと感じた。けれども周りの反応がまだ旅立つ事を受け入れ切れてない。それを知った彼は、もうひと踏ん張り。こちらの心の準備ができるまで待っていてくれた、と感じてならない。あっぱれだね。
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ナイスネイチャ也太奇、也太奇だよ。 rha.or.jp/topics/2023053…
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お馬さんあるある。「サラブレッドは走るために生まれてきた」って言葉は嫌い。わたし達は出会う縁があった馬と分かち合いながら、頼り頼られながら日々を生きている。その時、その瞬間を精一杯生きている。経済動物とか宿命とか、そんなの目の前の馬に関係無いんだよ。必死に而今を生きているんだよ。
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以前、ジョッキーに競走中の心不全を聞いた事がある。いきなり飛び上がりそのまま転倒。本当に怖い転倒だったと。そしダービー。ジョッキーが下馬する迄耐えていたとの事。既に意識は無かったのかな。とても悲しいけど、その生き様に敬意と、心からの弔意を。スキルヴィング。頑張ったんだね。お疲れ様
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お馬さんあるある。身体のケア。マッサージや電気鍼治療もあるし、整体だってある。しかもボキボキ系。背骨の歪みは当て木をしてハンマーでゴツン。首なんてかなり派手に音が出る。効果?普段やんちゃんなお馬さんが先生に身を任せてるから、そういうことだと思う。直してくれる人って認識されてる。
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お馬さんあるある。ゲート練習。非常に繊細な技術が必要。最初は安全な場所だよと教える。なのに最後は必死に飛び出すことを教える。そもそもが矛盾。練習するほど興奮し過ぎる。さじ加減の難しさ。拗らせると完全に直すのはほぼ不可能。だからスタンド前で発走の時のお願い。固唾を呑んで見守ってね。
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お馬さんあるある。競馬場ではみんなに楽しんで欲しい。だからこそ細かいルールで縛りたくない。「傘をさすな」とか「大声出すな」とかは察して欲しいマナーの問題。思いやりの問題。言いたいけど堪えてる。逆を言えば「やらないで」って公式が言っていることはマナーですらない。最低限のルールなの。
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お馬さんあるある。水桶チェック。水を飲む量は結構大事。困るのは水桶で遊ぶ馬。咥えて、振り回して、こぼす。飲量が分からないし、「水が無いッ!」って怒るのなんで?バ◯なの?あとは顔の半分くらい水桶に突っ込んで鼻息ブクブクして遊ぶ馬。やっぱり大量にこぼす。ひょっとして前世はカバなの?
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お馬さんあるある。正論を振りかざして鉄槌を下す人。お馬さんの馴致がお勧め。必ずお馬さんは間違える。その時の叱り方。絶対に負の感情を乗せてはいけない。正解を示して導く。一緒に努力する。一緒にゴールする。感情的に相手を攻撃したら、卑下したら、罵詈雑言を浴びせたら、やっぱりそれは悪なの
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お馬さんあるある。厳密には「順調な」馬などいない。結果的に予定が狂わなかっただけの話。問題は起きる。このまま進めるのか止めるのかの判断。いつも止める選択をしてたら絶対に競馬は走れない。馬が強ければ強いほど。レースが大きければ大きいほど。吐きそうになる程難しい判断をしてるって事。
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お馬さんあるある。パドックでよく言う「厩務員さんに甘えてる」。実はむしろ反抗している場合が多い。気合い乗って先走ってる。ビュンと行っちゃいそう。だから引き綱を短く持ち引き寄せる。結果、馬の顔が近い。「大好きースリスリ」じゃなくて「放せコラっ!引っ張ってんぢゃねぇ!」って感じなの。
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お馬さんあるある。個体識別。基本的には顔の模様(流星など)や旋毛(つむじ)の場所の違いで判断する。オフィシャルに記録されているので初見でも分かる。そして。在来和種の馬。実は「流星が無い」。似た顔がズラリ。もし人気の木曽馬が出現したとして。「ぬいぐるみ」にはし難いってことよ。
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お馬さんあるある。馬名の省略。前後(エルコン、フェスタ)はある。けど途中(ゴルシ、ステゴ)は違和感。ウマ娘のアヤベさんに至ってはナニ?って感じだよね。馬名への敬意が足りなくね?と某夫人に言ったら「ウチハゲな坊主だな」と。器の小さいハゲだそうな。ハゲ要らなくね。そこは省いてよくね?
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1000超えイイねありがとうございます。便乗宣伝をさせていただきます。
御一読いただけると笑えます。
御熟読いただけると納得します。
御拡散いただけると功徳が積めます。
この方と同じくらい尊敬するお馬さんのお話です。
kashikoyama.blog.jp/archives/16157…
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ファンに手を振りながら退場。視界ギリギリの所で待つ車椅子。乗った途端に力が抜けているのが分かった。
勿論、馬もすごかった。けど、この方の魂がそうさせたのだと思った瞬間だった。
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某年ジャパンカップ。地下馬道に佇む高齢の男性。車椅子。具合も悪そうだった。心配そうな付き人に押され坂道を上る。スタンドのファンの視界に入る寸前。車椅子を降りる。途端、背筋がビシッと伸びる。表情が力を帯びる。しっかりとした足取りで降り注ぐフラッシュの中。力強く「祭り」を歌い上げた。