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新刀剣男士「八丁念仏」
・サーベル式拵の柄の縁部分に火縄銃の引金の周りにつく用心金というパーツにみえますね。
・右腰のベルトの物入れの一部は火縄銃の着火装置の火縄をはさむ火挟みが2~3つあるような。
・鞘の棟側の黒い棒状のものは玉込めの槊杖(さくじょう)のような
撃てるんでしょうか🧐
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「三日月宗近」と「圧切長谷部」を360度みられる独立展示ケース
本当にもう最初で最後かもしれません。
特に「圧切長谷部」の切先からみる重ねの薄さ!
圧切った感がパないのと、キラッキラッ☆してるの本当に本当に平成で最後かもしれません。
次年号ではもうないんじゃないかと。。。
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「山伏国広」の状態
小錆やヒケなども全くみられません。
最も驚いたのが彫物の底の部分にも全く打ち粉や丁子油の澱みがありませんでした。
よほどに現在の所有者様が大切にされ、丁寧にお手入れされていらっしゃるのでしょう。
感服いたしました。
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短刀というのは、短く細身で重ねが薄く反りが浅いものを、角度を浅く展示すると簡単に反対側にひっくり返ってしまいます。
逆に、長寸、身幅広い、重ねが厚い(重い)、反りがある(刀掛けの両端にひっかかる)ものは安全です。
(次郎太刀は絶対にひっくり返らない)
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当店より「京のかたな」展に出陳させていただいておりました数振の作品のうちの1振を、これもなにかのご縁かと思いまして京都国立博物館に寄贈させていただくことになりました(予定)。
幕末に活躍した山城鍛冶の南海太郎朝尊という刀工です。
作品番号188
短刀 銘 山城国幡枝寓朝尊
#京のかたな
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取り壊した家から刀が見つかったが登録証が無いというご相談。
解体業者さんが家主さんから許可を得て無料でもらった。どうすれば良いか?
→家主さんが所有者になるので、警察へ届けることになります
しかし建物は既に更地、家主さんは所有権放棄、刀は既に移動済み
「2つに切断して土に埋める」😱
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鞘の該当箇所を何らかの原因で削って別の木材で補修してます。
しかし、ソクイ(米粒)ではなく化学物質の接着剤を使っているので錆が発生する原因になります。
刃先が欠け出すような嫌な錆の出方をしていたので直ぐに対処したのが幸いでした。
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【悲報】
9月30日(日)
18時までの通常の開館時間終了後に開催される予定だった貸切の特別鑑賞会が中止になりました。
京博から正式に連絡があったそうです。
日中の開館も。。。
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もちろん、この鞘の木はもう再利用できませんので新規に鞘を制作してもらうことになりました。
木が接着剤の化学物質を吸ってしまっているので、該当箇所を全て削っても再び錆てしまうでしょう。
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同じ錆でも赤色や茶色のもの、粒の粗いもの、進行が早いもの、刃先が欠け出したり地鉄に喰い込んでいくような錆は危険なのでよく観察する必要があります。
そういった時は、早めに錆の原因をみつけて対処しなければなりません。
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「へし切長谷部」も一室の中央に独立ケース。
刃を上にした刀掛で華やかな皆焼きがよく映えていました。
私には今回の展示で最も良い展示に見えました。
(展示室に入ってすぐに、へし切長谷部が眩しいくらいに輝いていた!)
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「日本刀を発見→警察に連絡」
が大前提となりますが補足すると、
地域の最寄り警察署の生活安全課にいる刀剣担当の係の方にご相談ください。
もしくは都道府県の警察本部の(東京都であれば警視庁の)生活環境課 銃砲刀剣類対策係へ。
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紀州徳川家第一の宝刀「江雪左文字」がいかにいかに尊いか(私も忘れた頃に)定期的に唱えていきます。
・天守閣に飾って毎朝、御神飯と御水を供えた。
・国宝指定の審査でも鑑定家の手に触れさせなかった。
・売立(オークション)でも柵で囲まれていた。
・刀剣としては異例の売立目録で巻頭を飾る