約1時間の間に「三日月宗近」に目を向けたのは歩きながら通り過ぎた外国人観光客のカップルのみでした。それもおそらく私が眺めていたから。 時代も変わるものですね。今や阿修羅像なみに注目を受けて「三日月宗近」自身が一番に驚いているのではないでしょうか。
太刀 国永(五条) ※ 「京のかたな」展に出陳中 刃長 76.4cm 備前池田家伝来 生ぶ茎、在銘、目釘穴1個 藤末鎌初ながらほぼ製作当時のままの堂々とした太刀姿には高貴な品格すら感じられます。 業界風にいえば「無冠の大夫」ですね。 少なくとも重要文化財、国宝と言っても過言ではない名品です。
「三日月宗近」と「圧切長谷部」を360度みられる独立展示ケース 本当にもう最初で最後かもしれません。 特に「圧切長谷部」の切先からみる重ねの薄さ! 圧切った感がパないのと、キラッキラッ☆してるの本当に本当に平成で最後かもしれません。 次年号ではもうないんじゃないかと。。。
「三日月宗近」 独立ケースに展示されています。 ごくわずかにですが刀身の上部が曲がっているようでした。 刀身を鋒を上にしたとして、棟側からみて物打ちのあたり(鋒から15~20cm)くらいのとろで右側に曲がっています。 (展示では、鋒側からみて棟が上向きになるので左側に曲がっています)
「大般若長光」 大正12年の関東大震災のさい、倉庫がつぶれ、柱の下敷きになったため、曲がってしまいました。 研師:吉川恒次郎の手によって、曲がりはなおされました。 (いつみても、どこを直したのか全く痕跡も分かりません。刀身の中程が曲がったと聞いたことがあります)
プーチン氏贈呈の日本刀公開 16日から「大刀剣市」 sankei.com/world/news/181… @Sankei_newsさんから
私の一生のうちでこれほど京都に通い妻する年はもうないことでしょう。 本日22~23日の満月は藤原道長が 「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」 と詠んでから千年の満月だとか。 おかげで風流な「望月」を拝むことができました。
当店より「京のかたな」展に出陳させていただいておりました数振の作品のうちの1振を、これもなにかのご縁かと思いまして京都国立博物館に寄贈させていただくことになりました(予定)。 幕末に活躍した山城鍛冶の南海太郎朝尊という刀工です。 作品番号188 短刀 銘 山城国幡枝寓朝尊 #京のかたな
日本の国立博物館では約20年に1度、刀剣の大規模展覧会が行われています。 次にこれほどの大規模展示は20年後になるのでしょうか 「京のかたな」(2018)京都国立博物館 末兼俊彦先生 「日本のかたな」(1997)東京国立博物館 小笠原信夫先生 「日本の武器武具」(1976)東京国立博物館 加島進先生
「日本のかたな」(1997)は小笠原信夫先生が58歳で東京国立博物館を退館される際に開催されました。 しかし、「京のかたな」(2018)は末兼利彦先生が40歳(構想や準備段階では30代)でこれほどの大規模展示会を開催されたのは本当に他に類例のない驚愕に値する内容といえます。
私の当たったことの無い新刀剣男子予想は蝦夷刀(アイヌ刀)の虎杖丸(クトネシリカ)に1票 琉球刀の次はそろそろ蝦夷刀(アイヌ刀)の気配では
東京都支部では「京のかたな」展に出品された刀剣を中心とした鑑賞会を計画しています。 京都国立博物館に展示された名刀の数々を、今度は実際に手に取ってご鑑賞いただけます。 享保名物をはじめ、藤四郎吉光や古京物、堀川国広など10振り前後がリストアップされています。
「童子切安綱」の怪異まとめ 童子切を所持した者や家に次々と訪れる祟り ・源頼光が大江山において酒呑童子を童子切安綱で斬る。 ・足利13代将軍義輝が松永久秀に殺害される。 ・織田信長が本能寺で明智光秀に殺害される。 ・徳川2代将軍秀忠、隠居が早まる。
獅子王の黒漆太刀拵にかけられている鐔には、ハート型のデザインがあしらわれています。 練革木瓜形四方猪目透かし鐔 四隅に陰透かしであらわされたハート型のものは、猪目といって猪の目を意匠化したものです。
「童子切安綱」を所持した者におこる数々の悲劇は、この太刀に酒呑童子の怨念がこもっていて祟るという言い伝えがあります。 古伯耆安綱については観智院本に 「伯耆国小原安綱と書ク・・・・・主おきらふ(主を嫌う)」 とあることから童子切における様々な因縁話が生まれたといわれています。
「山姥切国広」を伊勢寅彦翁が高橋経美氏より入手した経緯 ・昭和35~37年頃 ・「山姥切国広」(当時は重要文化財に指定されていない無冠)と、 重要美術品の備前鵜飼雲次、長曽弥興正(二代虎徹)を実質的に交換する。
薫山は語る(14) 伊勢寅彦翁 「山姥切国広」を入手した経緯が記されています (引用) 大素人23号より
薫山は語る(11) 尾張徳川家の蔵刀について 「山姥切長義」など (引用) 大素人19号より
古刀における剣の作例のうち、国宝に指定されるものは藤四郎吉光の剣(白山吉光・白山比咩神社蔵)の唯1振のみです。 新刀において、重要文化財に指定されるものは堀川国広の剣(高野山蓮華定院蔵)の唯1振のみです。 剣 銘「国広 興山上人寄進」 重要文化財
日本刀における国の指定・認定品のうち 古刀では「国宝」 新刀では「重要文化財」 新々刀では「重要美術品」 がそれぞれ最高位となります。
古刀では藤四郎吉光(国宝)、 新刀では堀川国広(重要文化財) に剣の作例として唯一の国の指定品がある刀工ということは、 逆説的にいえば、古刀期は藤四郎吉光、新刀期は堀川国広が刀工として最。。。(語彙力)
「山姥切国広」と「山姥切長義(本作長義)」 #一番似ている二人をアップした人が優勝 twitter.com/tsuruginoya/st…
「本歌」があって、「写し」が存在するわけですが。 製作者である堀川国広が「本歌」に向き合って「写し」を打つ上で、 作意、真似る部分、アレンジを加える部分、相違工夫した部分、「本歌」への敬意などを見る者に感じさせ、考えたり想像させるのも「写し」の大きな魅力といえますね。
東京都支部の観賞刀が並びました。 「京のかたな」展の出品刀が8振集まりました。 #16 太刀 国永(五条) #54 小太刀 吉光(藤四郎) #124 短刀 国広(包丁正宗写) #129 刀 肥前国忠吉 ※ #132 刀 日州実忠 #124 刀 丹波守吉道 #150 刀 用恵国包 ※ #157 刀 和泉守国貞 ※
#16 太刀 国永(五条) #54 小太刀 吉光(藤四郎) 当日まで公表できなかったのはこちらの2振となります。 2振とも重要文化財クラスの名刀です。 この2振のみ作品保護の為、柄をつけさせていただきますのでご了承ください。