尾崎一男(@dolly_ozaki)さんの人気ツイート(リツイート順)

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『来る』は遅れてきた『童夢』の実写映画化、もしくは「白石晃士ホラーが10年前に通った道」という印象だが、除霊版『シン・ゴジラ』とでもいうべき怒涛のクライマックスが原作にはない愉悦。さすが人間のダークサイドをエンタメ加工するのに長けた、鬼匠・中島哲也の手腕は鈍り知らず。#来る
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シネコンがどんなにガラ空きでも、なぜか隣に座るヤツ。自分も経験あるんですが、最初は痴漢目的かと思ったら、どんなに隣に人がいようとオレ(わたし)はココ!という、死守すべきポジションを持っている人がいるんですよ。むしろ向こう側からすれば「なんでお前がオレの横にくるのか」なんですよ。
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#全裸監督』賛否両論あるようだが、自分は終始表情を変えず、死んだ目をした山田孝之の演技に瞠目した。実際の村西とおるはもっと表情豊かだったと思うが、あのサイコパス的な解釈をほどこした役作りは、氏の本質に迫っているのではないだろうか。
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M・ナイト・シャマランは来日取材で会ったとき、 「一階に飾られてるゴジラの胸像、もう見た?」 というオレの誘いに、 「そんなのあるの!? 今日はもう仕事やめて、一緒に見に行こうよ!!」 と何のためらいもなく乗ろうとした時点で『ミスター・ガラス』が良い映画であることは保証されていたのです。
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いまNetflixで観られるヒッチコックの『めまい』(58)は、ロバート・A・ハリスとジェームズ・C・カッツによる1996年の修復版ではなく、2013年にカンヌ映画祭クラシック部門で披露され、「午前十時の映画祭」でも上映された4Kデジタル復元版。この機会にぜひご覧を。netflix.com/title/1089727
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何度も何度も拡散されているフェイク画像です。背景は『キンダガートン・コップ』のセットで、同作が米クライテリオンからソフトリリースされるというエイプリルフールのとき、収録特典の一部として捏造されたものだと認識しております。シュワと黒澤の身長差も、ここまで極端ではないですしね。 twitter.com/dj__gandhi/sta…
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ウォルフガング・ペーターゼン監督死去。『ポセイドン』の取材で『U・ボート』に対する愛情をぶつけたら、前者に後者のSEを流用したことを嬉しそうに語ってくれたなぁ。息子に尊敬されたくて『ネバーエンディング・ストーリー』を撮ったという話も忘れられない。variety.com/2022/film/news… @Varietyより
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意外な収穫の仏版『シティハンター』。原作のライトな下ネタが『パンツの穴』領域にまで拡大し、忘れて久しい漫画実写化の理想ともいうべき鈴木則文テイストなアプローチ。山寺&沢城コンビも神谷&伊倉リスペクトが効いていて、芸達者な吹替が作品の旨味を引き立たせる好例だ。cityhunter-themovie.com
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自分がデ・ボン監督に取材したときには、ゴジラ上陸パートを何ショットか撮了していたことと、高倉健を使って対策本部のテスト撮影を行なっていたことを証言してくださいました。「VS怪獣もの」という点も魅力的でしたが、健さん主演のゴジラというのも、お流れになったのが最高に惜しまれる要素です。 twitter.com/kaidaikaizyu/s…
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3月15日公開の『えいがのおそ松さん』試写にて鑑賞。童貞であろうがニートであろうが、居場所はちゃんとあるのだという、魂をわしづかみにされるような存在肯定の物語。じつに素晴らしい。久しぶりにTVアニメが映画へと昇華していく愉悦を覚えたよ。#おそ松さん
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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、米SXSWで上映された約10分間の映像を昨日観たが、興奮した我々は感想を問われ 「南斗人間砲弾をここまで実写にして、ついに『マッドマックス』は『北斗の拳』に影響を受けるという逆転現象が!!」 と……もう少しマシなコメントすりゃよかった。
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IMAXやドルビーシネマでの映画鑑賞は、品質の差を買うと同時に、客質の差を得ている感がある。個人経験の範囲ではあるが、高価格帯になるほど上映中にスマホをいじるマナーの悪い客に会う率が低いのだ。高くとも映画をいい条件で観ようという意識の差が、おのずとこうした結果を生むのかもしれないが。
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当方が仕事で専門にしている分野のネタ出しやコメント、出演を無料で依頼してくるメディアが後を絶ちません。そういうのは自分を含め、他の同業者諸氏の価値を不当に下げるものゆえ、いっさいお断りをしています。無料のものには同程度の価値しかないことを、何卒ご理解のほどを。
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日本公開が中止となった『ミケランジェロ・プロジェクト』。先ごろリリースされたUK盤Blu-rayには、日本語字幕と日本語吹替が収録されている。興味深いのはケイト・ブランシェットの声を演じているのが工藤静香だという点かな。
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『寄生獣 完結編』のインタビュー取材で山崎貴監督に会う。この件に守秘義務はないそうなので明らかにしますが、次期『ゴジラ』監督というウワサ、当人の口から完全否定されました。正式な監督は東宝からのアナウンスを待ちましょう(いつかは未定ですが)。
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映画『龍三と七人の子分たち』の取材時「僕の親があなたのファンで、くれぐれも失礼のないよう念を押されました」と言うと「失礼を承知で訊くのがあなたの仕事だ。顔色をうかがう必要はないよ。ご両親によろしく」と答えた藤竜也さんの言葉が、今の自分の職業意識とダンディズムの基準になっている。
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。タランティーノの名に引き寄せられて観る人には基礎教養として備わっているかもしれないが、マンソンファミリーによるシャロン・テート殺害事件の概要だけは絶対に知っておいてほしい。でないと素晴らしいラストに「?」となってしまうので。
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『アイアン・ジャイアント』製作から20周年かぁ。ブラッド・バード監督に会ったとき、彼は、 「アニメ畑の僕が実写作品にトライしたりするのは、少しでも自分の知名度を上げ、同作を多くの人に観てもらいたいからなんだ」 と心情を吐露。それだけ米公開当時は致命的な不入りだったのだ。Think big!
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撮像領域の広いスーパー35フィルムで撮り、映すメディアに応じてフレーミングを調整した映画『タイタニック』(97)。画面上下に広く情報量を有する「TVサイズ版」は、日本の場合VHSでしか発売されなかった。今や中古市場において捨て値の厄介者扱いだが、映像考古学的には充分な検証価値を持っている。
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「封印作品」などと断じているそばから、公式が本編を配信しているワケで。なんとかならんのか、このパーソナルメディアの「言ったもん勝ち」みたいな悪しき傾向は。
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『深夜食堂』が映画になったことで、劇場版『孤独のグルメ』の可能性を探る人は少なくない。でもそれを飛び越えて『吉田類の酒場放浪記 THE MOVIE』を夢見る人もいるはずだ。吉田類がいつもより多く酒場を巡り、恋をして、そして宇宙を支配する最強の敵を倒す。3Dで。
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『ワンダーウーマン 1984』国内試写鑑賞者のレビューがチラホラと散見されるが、配給元と宣伝側の意向により、同作はレビューの明確な解禁日が設けられていたはず。なにフライングしているのか。守秘義務の誓約書にサインしているのだから、最低限の約束事は守るべきでは?
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『シン・ゴジラ』のときはふだん怪獣映画に近づきもしないような輩が、ここぞとばかりに衒学めいた自分語りの材料に使ったのに比べ、今回の『#ゴジラ #キングオブモンスターズ』はみんなが「我が怪獣映画愛」を競い合うように意見を述べ、賛も否も不思議と腹立たしさを覚えない。
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我々マスコミが新作映画に酷評を呈するとき、公開から2週間は控えるのが業界促進の観点から半ば義務だったはず。なのにパブリシティから画像素材まて借りておいて口汚く罵るのが今のやり方なのか? 本人はさぞ「忖度せずに物申してやった」といい湯加減だろうが、そこにあるのは不快感だけだ。
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今回の展覧会で原画がひときわ目を引いた『地球防衛軍』。手前の撤退する兵士のレイアウトに誘引され、あたかもモゲラやマーカライトファープが現用兵器みたいに見える。そのリアリティ創出こそが、芸術家・生頼範義の真髄でもあるのだ。#ohrai