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プリキュア15周年の宣伝展開を
「当時5歳の女の子が、いまや20歳のレディ」
層に向けたものと鷲尾プロデューサーは記者会見で話していたが、オレの周りには
「30代で見始めた大きなお友達が50の初老になった」
というケースしか見当たらない。
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オレにとってここ最近でいちばん感動させられたのは、オリンピック以上に
「時代の経過がなんでもモノを腐らせると思うなよ。『悪魔のいけにえ』なんか、年を追うごとに薄気味悪い映画になっていく」
という金言を同僚らしき人物に残して久米川駅で降りていった、西武新宿線通勤の中年サラリーマンだ。
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新作映画の公開に際して、いまだに無償でコメントを要求してくる宣伝会社があります。しかもご丁寧なことに、締め切りまで設定して。くどいようですが、そういう悪しき習慣は是正していく立場なので、当方はいっさい関与しません。
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寄稿しました。映画ファンを狂喜させた、某作品の引用について解説しています。
『レディ・プレイヤー1』天才同士の築いた“創造世界”が交わる秘密とは ※注!ネタバレ含みます。|CINEMORE(シネモア) cinemore.jp/jp/erudition/2…
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もう、ほんとこれ。
businessinsider.jp/post-708
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ジェームズ・ワンが『ソウ』を引っさげ来日したとき、取材したオレに開口一番「新しいゴジラは観られるの? いまリューヘイが撮ってんだって?」と『FINAL WARS』の話を切り出してきたが、公開が数ヶ月後と知ったときの悔しそうな顔が今も忘れられない。そんな男の『アクアマン』には期待しかないよ。
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『来る』は遅れてきた『童夢』の実写映画化、もしくは「白石晃士ホラーが10年前に通った道」という印象だが、除霊版『シン・ゴジラ』とでもいうべき怒涛のクライマックスが原作にはない愉悦。さすが人間のダークサイドをエンタメ加工するのに長けた、鬼匠・中島哲也の手腕は鈍り知らず。#来る
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M・ナイト・シャマランは来日取材で会ったとき、
「一階に飾られてるゴジラの胸像、もう見た?」
というオレの誘いに、
「そんなのあるの!? 今日はもう仕事やめて、一緒に見に行こうよ!!」
と何のためらいもなく乗ろうとした時点で『ミスター・ガラス』が良い映画であることは保証されていたのです。
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3月15日公開の『えいがのおそ松さん』試写にて鑑賞。童貞であろうがニートであろうが、居場所はちゃんとあるのだという、魂をわしづかみにされるような存在肯定の物語。じつに素晴らしい。久しぶりにTVアニメが映画へと昇華していく愉悦を覚えたよ。#おそ松さん
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『いだてん』は従来の形式にとらわれない自由表現の大河ドラマだから、もしピエール瀧演じる足袋職人が代役になるとしたら、ビートたけし扮する志ん生の「高座での一言」で何とか巧く切り抜けられそうな気がする。「あらあら、なんか人相が変わっちゃいましたが、気のせいですかね」みたいな。
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『シン・ゴジラ』のときはふだん怪獣映画に近づきもしないような輩が、ここぞとばかりに衒学めいた自分語りの材料に使ったのに比べ、今回の『#ゴジラ #キングオブモンスターズ』はみんなが「我が怪獣映画愛」を競い合うように意見を述べ、賛も否も不思議と腹立たしさを覚えない。
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海外で“ゴジラ”と正しく発音する映画人は、自分の知る限り米版の監督予定だったヤン・デ・ボンがそうでしたね。 第7回東京国際映画祭・京都大会で『スピード』の舞台挨拶に立たれたときと、後年『トゥームレイダー2』のインタビューでお会いしたとき、じつに流暢な“ゴジラ”を何度も耳にしました。
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自分がデ・ボン監督に取材したときには、ゴジラ上陸パートを何ショットか撮了していたことと、高倉健を使って対策本部のテスト撮影を行なっていたことを証言してくださいました。「VS怪獣もの」という点も魅力的でしたが、健さん主演のゴジラというのも、お流れになったのが最高に惜しまれる要素です。 twitter.com/kaidaikaizyu/s…
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IMAXやドルビーシネマでの映画鑑賞は、品質の差を買うと同時に、客質の差を得ている感がある。個人経験の範囲ではあるが、高価格帯になるほど上映中にスマホをいじるマナーの悪い客に会う率が低いのだ。高くとも映画をいい条件で観ようという意識の差が、おのずとこうした結果を生むのかもしれないが。
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すごい、あのパッケージソフトに淡白だった東映が商売っ気を出すなんて! natalie.mu/comic/news/335…
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『ゴジラ FINAL WARS』の取材で北村龍平監督に「なぜジェットジャガーを出さないのか?」と訊いたら「あいつ、オレのゴジラの世界観に合わないんだよ」と返答をもらったが、真っ先に登場してもおかしくない内容だった。もし出ていりゃ、一足早い『パシフィック・リム』として位置付けが違ったのかも。
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仕事からの帰宅時、電車内で隣席の学生たちの会話を耳にし、初めて
「ロック様時代を知らない世代のドウェイン・ジョンソン観」
が語られる現場に遭遇してしまった。YouTubeでWWFの頃の全盛期ファイトを発見し、アクションスターの黒歴史だと騒然となっていたのだ。ちょっと待て、く、黒歴史ぃ!?
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。タランティーノの名に引き寄せられて観る人には基礎教養として備わっているかもしれないが、マンソンファミリーによるシャロン・テート殺害事件の概要だけは絶対に知っておいてほしい。でないと素晴らしいラストに「?」となってしまうので。