「オタク」を「最新のアニメで新しい嫁を認定する男」としか考えてない人と「未だにC翼どころかガイキングで同人やってる女性」まで含む(というかそっちがメイン)だと思ってる人のギャップはあるよなぁ。 twitter.com/vecchin/status…
非常に面倒くさい話をすると「ステータスやシステムが厳密に決まっていて、そのルールに基づいて物語が進むゲーム風のフィクション」というのはそもそも「テクスチャはファンタジーだがストラクチャはSF的」とも言えるのだよな。 その世界の内部として「不可思議な」「奇跡」は起きないのだから。
「自然界、野生ではあり得ない」と言われがちなもの。 ・同性愛 ・同族殺し、子殺し ・遊びのための殺し ・負傷者や弱者の保護 twitter.com/Yuichiro_Junio…
『シン・ウルトラマン』もそうだったけど『シン・仮面ライダー』における諸々のオマージュや小ネタも「原典を知ってると美味しい加点」であっても「知らないと意味不明」ではないんじゃないかなぁ。
「誰でもない事がヒーローの資格である」という文脈に対して、「ンな事あるかい!」と30年言い続けているのが井上敏樹とも言える。 そのひとつの結実が「互いに誰だかわかんなくても、間違いなく《私生活も感情もある誰か》なんだ」という『ドンブラザーズ』。
原典のショッカーは「自分も意志に反して改造され、一員にされてしまうかも知れない」ものだとしたら、シン・ショッカーは「自分も、自らの意志で参加したくなってしまうかも知れない」もの。 世界に絶望や悲しみがある限り、決して消えない《個人の過ち》を増幅する装置。
「悪によって力を授かったものが支配を逃れて正義に寝返り、自分と同種の敵と死闘を繰り返す」だと『タイガーマスク』もあるのよな。 twitter.com/koba200x1/stat…
人種とか性別とかに比べると軽視されがちだけど「都道府県民性の消費」って『個人をカテゴリの色眼鏡で見る』という差別のど真ん中案件。 twitter.com/piroki_wod/sta…
作品を鑑賞する時にオマージュ、元ネタ、共通点を拾い上げようとするのは、所謂オタクと呼ばれる人の習い性だけど、実は「そのセンサーのスイッチを意識的に切る」能力こそ養わねばならないのかも知れない。
もうひとつ。 最後に「元気」を集めるのは「社会から隔絶された純粋な戦士」である悟空だけでは無理で「世間に認知された名士」であるサタンの呼びかけが必要だったのだ。 ブゥ編は少年漫画ヒーローの理屈では不可能な事を「大人」が補ってくれる物語である。 twitter.com/Count_Down_000…
シン・ショッカー。「人類の幸福」を考えた時に最大多数の最大幸福ではなく「より深く絶望している不幸な者こそ優先的に救済されるべき」というテーゼを見いだした結果、殺人淫楽症や弁明の余地なきファシストなどの《悪人》に力が与えられるというのは、実に《現在》である
困った事にこのテーゼ、何度か言及している「静的少数者を尊重せよと主張する時、ネクロフィリアやズーフィリアの尊厳は、同性愛者と同様同等に守られるのか」という問題と地続きなんだよなぁ。 →
→ 現実には「他者の権利や尊厳を侵害する事でしか達成できない欲望・願望は無制限には認められない」という線は引けると思うのだけど、それさえ単純ではない。
「最大多数の最大幸福」という一見わかりやすいテーゼは「じゃあ邪魔になる少数の弱者は切り捨てたりパブリックエネミーとして憎まれ役を押しつけたりしましょう」と直結しちゃうのよな。
「ショッカーが世界支配を目論んでハチオーグがその任務を担っている」のではなく「ハチオーグ個人が他者を支配したくてショッカーがその後押しをしている」なんだよな。 だからハチオーグとチョウオーグの目的は最終的には両立しないし、ライダーがいなかったらいずれ衝突していた。
これは「より現代的な悪」の描写だし、怪人が行動の主体になる幹部格という原典初期の描写のリメイクだし、「なんで怪人がやられるとその計画が全部放棄されるの」というツッコミに対する回答でもある。
ファンタジー世界にダーウィニズムが適用できるとなると、現実地球史では成立しなかった「直立二足歩行の他種多用な知的種族の共存」が適応的である世界という事になるんだよな。 ゴブリンがオーガやトロールとの生存競争に敗れて絶滅しなかったのは何故か? twitter.com/ogawaissui/sta…
長年創作をやってて、創作の講師経験もある立場で言うと、発信・受信の双方の経験値が乏しい人ほど《着想の斬新さ至上主義》と《自分の着想の凡庸さを認識できない傾向》を抱きがちという印象はある。 twitter.com/MANZEMI_bot/st…
『電光超人グリッドマン』の当時の商業的評価。 「大成功」でないのはもちろんだが「爆死」とかでもないよな。 玩具は充分売れたし、続編案も持ち上がった。ただし実現には至らず、雑誌企画として続いた。 二値で判断してはいかん。
変な言い方になるけど。 均質性が高いからこそ「よそ者」や「混血」が排除されるのが問題になる日本と、そもそもが移民国家&過去の奴隷制で人種や民族の坩堝だから「同胞」のレンジがアプリオリでないアメリカで「普遍的人権」を推進する時に有効なのは同じメソッドではないだろう。 twitter.com/yodobasiend/st…
いい肉が調理の失敗で駄目なステーキになる事はあっても、腐った肉がちゃんとしたステーキに焼き上がる事はまずない。 twitter.com/game_sennin/st…
円谷が、予算が厳しい中で巨大怪獣戦をやろうとした工夫。 ・コンピューターワールドで、狭かったり建物が抽象的でもOKのグリッドマン ・基本、荒野ばっかりの大怪獣バトル ・メタフィールドにしたネクサス で、グリッドマンはちゃんと「ビルを壊せる」んだよなぁ。
例えば。 アメリカほどアフリカ系が「身近」ではない日本のフィクションでアフリカ系キャラが登場するのには「エキゾチシズムの消費」という側面があるので「登場させているからOK」と無邪気に評価するのはどうよと思わないでもない。 (それは「アメリカと同じ基準を求める」事の無意味さでもある)
シン・ショッカー。 例えば「ハチオーグの洗脳計画によって人類を救う」のではなくて「人類救済とは、例えばハチオーグが他者を支配して幸せになる事である」なんだよな。 ショッカーには統一された目的があるはずという先入観だとここを見誤る。
何度も言ってるけど「科学の進歩も人権の制限もなしに、現状で実行できる少子化対策」として「男女とも20前後は出産子育てを優先し、それから大学進学や就職をした方が有利な社会制度設計」だと思うのだよな。 《常識》という最大最強の障害があるのだが。