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これ女性の視界に入っている(入れる)男は暴力性のある男ばかりで(その上で「男に暴力性なんてなければいいのに」と言っている)、暴力性のない男(いじめられる=社会参加できていない男)は視界にも入っていないから、生き抜くための暴力性の重要さが分からないんだよな。 twitter.com/yoppymodel/sta…
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陰謀論を「複雑な世界を理解できない人間が自分に理解できるもので強引に埋める行為」と賢い人間がバカを眺める目線で言うが、「個々の人間が土地や能力や環境の制限の中で働き生きること」を理解できずに「差別や努力や政治的信条」という理解できるもので強引に埋める行為も陰謀論と大差あるまいよ。
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「代替可能な論文」というものがあるとして、その論文の新規性についてはどう考えているのか…いやまあ、「論文Aの説から発展して出てきた論文B」を参照すればセーフ、みたいな話なのかな。直接名前を出さなければいいという。しかしこうした記録抹消刑が好きな人はフーコーも今後は引けなくなるな。
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現代的リベラルにとってインフラたる資本主義が地方を見捨てるから、地方で「イエ」のシステムが息を吹き返してしまっているぞ、という記事と読んだ。
だがそれでリベラル資本家が「地方を救わねば」と思うかというとそうではなく、地方蔑視と切り捨てが加速するのだろうな。
shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/sach…
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「ゴキブリとハイエナを足して二で割ったようなもの」という強烈な言葉をどんな人が語ったのかと思って検索したら出てきた記事。1976年生まれの会長自身が女性ソロキャンパーの増加を目標にしていて、「教え魔おじさん」の存在をその障害として元々問題視していたのだな。
1-one.jp/documentary/d2…
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「いい人だけで国を作りたい」に対し、ヒトラーだ、スターリンだ、ポル・ポトだ、などの批判が集まっているが、そのどれもが刺さらないだろうと思う。「彼らは恣意的に『いい人』の基準を決めていた。私(たち)は彼らと違い、普遍的な善に基づく正しい基準を真剣に考えている」という素朴な信念がある。
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だから今は「一億総弱者」「一億総被害者」の時代なのだろう。そしてみんなで糾弾するための強者や加害者を一生懸命に探している。それは多くの人が強者であろうとして、食い物にするための弱者を探していた時代とやっていることのレベルに違いがないんじゃないかな。
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中国人が組織的に日本人女性を痴漢してその動画を販売しているという話、日本人男性による痴漢も許せないが、外国人が同国人女性を加害しているのはなお許せないと感じる。
…のだけど、ここから女性の怒りが中国人男性よりも日本人男性へ向きそうな気がするのはなぜだろう。
bbc.com/japanese/featu…
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まあ、もし本当に簡易な装置で実現できるようになった場合、まずは前線の兵士から恐れを取り除いて適切な行動を取れるようにする、といった軍事的な分野から適用されていくのだろうけれど。「薬漬け」のイメージもないしな。幸福感に満たされて戦う恐れを知らない兵士のニーズは強かろう。
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昨日あたりから、性交同意年齢の引上げに反対する人間を「顔を上気させ目を血走らせ息を荒げた髪の薄いおっさん」として描いた絵が回ってくるのだが…これはどちらの側にも言えるけれど、対立する意見の持ち主を(自分が)嫌悪や軽蔑を催すような人物に仮託する主張は、自分の言葉の価値を下げますよ。
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「育児」や「教育」が、企業の「人材育成」にすり替わってしまうわけだな。あるいは企業が人材育成を家庭や小中学校にアウトソースするということでもある。大学が「使える社会人を育てろ」と要請されて反発しているが、それが小中高校どころか幼稚園保育園や家庭にまで暗黙に要請するということだ。
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確かに「弱者が有利になる」というルールによって、選択の余地のない弱者が救われている面はあるのでそこは良い点ではある。ただ「弱者として振る舞うものが有利になる」という転倒によって「(暗黙の)ルールに合致する『弱者』」が救われて、実態としての弱者が置き去りになるケースが目立ち始めた。
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「実家が太くないと学問ができない」を「国家が太っ腹だから学問ができる」に変えたおかげで実家の太くない人間が学問に進み、それゆえ実家が太い人間が学問に特別な価値を感じなくなったところで「実家が太くないと学問ができない」に戻す昨今の状況、完全な梯子外し、釣野伏からの包囲殲滅では…。 twitter.com/fukanju/status…
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人間が生まれた瞬間から「人材」として育てられる、少なくともそのようにしなければ不利になる社会が近づいてきている気配を感じるな。そういう社会はよい社会なのか?まあ快適な社会ではあるだろう。少なくとも適応できた人間にとっては。だが到底適応できそうもない自分としては御免こうむりたい。
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私は人間は差別せずにいられない生物だと思っていて、「差別反対」と叫ぶ人も、既存の差別に代えて「有能/無能」や知能の高低による差別を普及させようとしているように見えるのだが、それを指摘しても「無能な人が頑張った人より報われるのはおかしいでしょう。どうしろと」とか言われてしまうのだ。
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小学校の通知表に「忘れ物が多い」「授業に集中できない」と書かれた時点で人生の到達点が決まるようになるのだぜ。
でも、このレベルで流れが見えてきているということは、もう津波は発生していて、押し寄せる黒い水の盛り上がりを今から押し止めるのは余程の天祐でもなければ難しいかも知れない。
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宅八郎がキモオタのフリをしてとんねるずみたいなのにイジってもらってTVに出るわけだ。すると翌日には日本中のとんねるずワナビーが自分の身近にいるオタクに目をつけて、「お前もカバンからマジックハンド出して見せろよ、お前今日からハチローな、返事しろハチロー!」とかやる。本当に酷かった。
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「女性が男性のアプローチを断るときに本当の理由を言わないのは本当の理由を言うと逆上され暴行されるリスクがあるから」という話に万単位のいいねが集まっているけれど、これ「男性を逆上させるほど酷い理由だから」ということでもある。女性が男性を選別する際はどんな差別も許されることの裏返し。
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表現の自由が話題になると、よく「内心の自由はあるけど、それを少しでも口にしたり表に出したらアウト」と言う人が現れるけれど、そうした人は本当に内心の自由を認めているのだろうか。単に内心を取り締まる方法がないから渋々認めているだけで、可能なら取り締まりたがっているように見えるのだが。
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しかし「あらゆる社会的弱者に対する長年の性差別・ハラスメント行為」とまで言われるようになってしまうとは、それこそ「この世の全ての悪」みたいな扱いというか、まるで民話か何かの世界をみているような気にさせられるな。「あいつはこんなに悪い奴だった」という話にどんどん尾ひれがついていく。
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『僕の心のヤバイやつ』は自分も買ってるが、あれは恋愛よりも災害に見える。非対称すぎる力関係に配慮しない山田さんの圧倒的パワーに無力な反抗を繰り返す市川くんが哀れになってしまうし、関係が終わる時も無配慮と無力なのだろうと想像してしまう。市川の残骸に目もくれず驀進する山田が見える。
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「異なる価値観の相手をいかに説得するか」でなく「異なる価値観の相手をいかに鮮やかに切り捨てたか」や、「ウッとなった」「目眩がした」のような「いかに自分が価値観を身体化しているか」というようなことばかり話しているというのは、道徳的優位をめぐる内向きの忠誠心レース、出世競争だよなあ。
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タワーマンションに住み別荘を持ちながら「みんなで貧しくなればいい」と語る老人の話、当人の情熱的かつ徹底的に自己中心的な世界観、それゆえか子供さえ持たなかった生き方を見るに、老いて死を前に苦しみのた打ち回っての「自分が死んだ後の社会など滅びればいい」という断末魔に見える。
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「80年前にファシズムの隆盛を許してしまったときとは異なり、今回は悪の伸張を未然に防ぐだけの分別を私たちは手にしている。私達と価値観を同じくする、正常な倫理観を持つ人々が技術社会の根本をしっかり押さえていることが頼もしい」と、無邪気に信頼を寄せていることだろう。
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現在はオタクが市民権を得ているけれど、これっていつも言ってるようにオタクの経済消費が旺盛なのもあるけど、「オタクはすごい」論、すなわち「オタクはプロフェッショナル・有能・創作者」みたいなメリトクラシーの産物でもあるよな。だから「消費しかしないオタク」みたいな蔑称が生まれたりする。