すずもと(@aruto250)さんの人気ツイート(古い順)

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タイツメーカーの広告が男性目線(male gaze)に過ぎる、担当広報を女性社員にしろ、と炎上したが、実際には最初から担当は女性社員だったという話を見ると、女性の内なる男性目線がより開放されてきているし、それは良くも悪くも女性の「性の解放」であり、女性の社会進出の結果なんだろうなと思う。
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女性には内なる男性性があり、男性にも内なる女性性があるわけですよね。ここ30年ほど、ケアの問題や女性への配慮などで「男性は内なる女性性をもっと引き出せ、伸長させろ」という要求が高まり続けている一方、女性の内なる男性性については「そんなものは存在しない」という扱いになっているけれど。
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なぜなら「男性性」はイコール「加害性」として扱われてきたからなのですよね。男性が女性性を高めるのは結構なことだ、どんどんやるべきだ、と言われる一方、もし女性が男性性を高めているとしたら、それは「加害性」を高めているのと同じことになってしまう。そんなことはあってはならない、という。
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本当にどの郡の投票結果を見ても、赤い農村が青い都市を包囲しているので感心してしまう。こんな有り様で正しいもなにもあったものではないな。
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どちらが「正しい」とか以前に、これは日本でもどこでも、現代的価値観というやつが都市型生活者に有利になり過ぎるわけですよ。これは現実問題として解決されなければならないはずなのだけど、転居の自由をたてに「なら都市に引っ越せば良いのにその努力をしないのが悪いだけ」にされてしまう。
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「女性を助けない。外国人も助けない。マイノリティも助けない。では、いつか自分が助けが必要になったとき、誰が立ち上がってくれるのか。」という話、むしろ既に助けが必要なのに誰からも助けてもらえていないとか、様々な理由で助け合いへの信頼が崩壊してるのがまず問題なんじゃないですかね。
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ドラえもんの広告に「選択的夫婦別姓に賛成70%なのに『野比しずか』か」的な意見があるようだけど、その70%は、それこそ熱心な別姓肯定派が言うように「選択肢が増えること」に対する支持が70%なのであって、夫婦別姓の支持が70%なのではないはずだが、熱心過ぎて区別がつかなくなっているのだろうか。
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上手く言えない印象論だが、若い人や子供向けに書かれたセクシャリティに関する記述を読むと、同性愛があたかも「積極的にその芽を伸ばすべき才能」のように扱われていて違和感を覚えてしまうことがある。注意が必要なものとして扱われる異性愛とはえらい違いだなと。どちらも同じ性愛ではないのか。
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全裸女性のイラスト入りトートバッグを褒めるフェミニストのダブルスタンダードが批判されてたけど、批判してくる人間への反発としてフェミニストの発した「グズの言い訳を許さない、時代の風を読めない人間が負け続けるのが資本主義なので」という発言の方が、個人的にダブスタなどより余程気になる。
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NIKEのCMは明確に「悪者」を描いてきたことで、あれを支持すれば支持するほど正義の側に立つ感覚が得られ、「攻撃OK」の青信号が点灯するような効果を生むんだよな。「悪者」を堂々と攻撃していい、そういう時代になった、というエンパワーメントとして作用する。そしてCMは対立の軸として称揚される。
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ああいうCMは、見てしまうと「どちらでもない」という選択は難しいし、またそれが許されなくなるんだよな。「リトマス試験紙」とか「髪を切るか首を切るか選べ」と突きつける効果がある。しかもそれは反射的に選択されてしまう。はっきり言って、「自社アピールのために分断を煽る」CMに見える。
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そしてあのCMには、例えば「スポーツできる子とできない子の格差」「卓越した身体能力のエリート主義」「海外に移住するような意識の高さと能力のある親世代」「日本人同士のいじめ」みたいなものは描かれないわけです。NIKEはスポーツ用品を扱う国際企業なので。
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「オタクはなろうとしてなるものではなく、止めようとして止められるものではない」という話と一体の「オタクは続けようとして続けられるものではない」という話。男女問わず、若いうちは「この熱狂があるから一人でも平気」と思えども、その熱狂が死ぬまで続くとは限らない。 togetter.com/li/1631469
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NIKEのCMは確かに様々な描写が暗示に留めてあるけど「どこに批判される要素があるのか全く分からない」というのも極端な主張に思える。 が、しかし「全く分からない」と主張すること自体に意味があるのだよな。「私はあいつらとは感覚レベルで分かり合えないくらいに『こちら側』の人間です」という。
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宅八郎は「自分一人を売り込むためにオタク全員を踏み台にした」人物という印象だったが、本人は「敢えてキモオタの振りをしていただけ」という話で完全に印象は最悪になってしまった。
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宅八郎がキモオタのフリをしてとんねるずみたいなのにイジってもらってTVに出るわけだ。すると翌日には日本中のとんねるずワナビーが自分の身近にいるオタクに目をつけて、「お前もカバンからマジックハンド出して見せろよ、お前今日からハチローな、返事しろハチロー!」とかやる。本当に酷かった。
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そういう「オタクいじり」を安全圏から余裕をもって眺めていられたかどうかがオタクとサブカルの違いなんだろうな。どこかで見た「オタクとサブカルの違いとは異性からのモテを手放さない、失っていないこと」みたいな分類を考えれば。
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「女性と接するときは、自分の娘にされて嫌なことはするな」という発言を見かけたけど、それってつまり「すべての男性は女性に対して(畢竟、私に対して)父親のように接しろ」というのにかなり近いのではないか。もっと言うと、親として意見を押し付ける(家父長)部分だけは抜け落ちた都合のよい父親だ。
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「男性はぶつかってくる」という話については、「私のことを避けようとする努力が不十分だった」ことを「(未必の故意であることに確信をもって)わざとぶつかってきた」と認識してしまうケースが絶望的に多いだろうことが明らかになってしまったなあ。
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ただ男性の自分としても「本当にわざとぶつかってくる」人に出くわすことはある。ラッシュ時のホームや階段で、人の流れや上り下りのレーンをはみ出すと高確率で表れる彼らはルール違反に対する懲罰としてぶつかりに来るので、正しいレーンに戻らない限り多少左右に避けても追尾して衝突コースを取る。
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妻が夫以外の子を産んで夫に育てさせる、いわゆる「托卵」の問題は、男性にとっては悪夢である一方、少なからぬ女性が「托卵は女の権利」みたいに認識しているのは興味深いけれど、当の子供の反応も男女で異なるのだろうか。事実を知った女児は自己の出生を真実の愛と捉え、男児はトラウマになるとか。
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経団連のこの提言「個人の学習履歴をEdTechを用いて記録し、企業などが活用できるようになれば、企業は自らが求める人材を採用しやすくなり」とある。こんなものを参照すれば生育歴も家庭環境も発達特性も出身階層も透けて見えるうえ、内申書が一生ついて回るということだぞ。 keidanren.or.jp/policy/2020/02…
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一昨日の報道にあった、マイナンバーと小中学生の成績ひも付けなんて施策は明らかにこれと歩調を会わせているし、出生から捕捉して乳幼児教育から受験や生涯学習まで扱うベネッセが公教育に食い込もうというのもこれと軌を一にしているものだろう。 twitter.com/livedoornews/s…
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これはある意味で中国の信用システムよりも怖いぞ。取り返しもコントロールも効かない家庭環境や子供時代の隅々まで、生産的・経済的な活動に資するか、優良な社会人たるかという視線が入り込み、評価されるようになるということだ。「管理社会」ではなく、容赦のない「選別社会」が現れる。
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小学校の通知表に「忘れ物が多い」「授業に集中できない」と書かれた時点で人生の到達点が決まるようになるのだぜ。 でも、このレベルで流れが見えてきているということは、もう津波は発生していて、押し寄せる黒い水の盛り上がりを今から押し止めるのは余程の天祐でもなければ難しいかも知れない。