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元々『Dr.STONE』『はたらく細胞』『天地創造デザイン部』の三作品は意図的に本棚に置いて子どもを理系沼にはまらせようとしてたんですけど、これ今全部同時に連載してるってだけじゃなくアニメまで放映してるのすごくないすか。これ観てる子たちからえげつない科学者輩出されかねない。
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自分の知る限り、一般的な認知機能じゃなく「精神的な成熟」とか「コミュニケーション能力」とかいうふわっとした概念の測定尺度で確立したものはなく、「北国生まれは体が強い傾向にあるのでインフルエンザの治療薬やワクチンの使用は後回しでもよい」とかいうレベルの理屈じゃないですかと。
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「便利なテクノロジー」がこういう便利さ以上の大きな社会的インパクトをもたらすこと、歴史上しばしばあると思うけど、長年冷蔵庫作ったり売ったりされてきた方もあまり意識してないかもしれない。逆に自分が携わる仕事が回り回ってどんなよい意味を持つか常に考えると良いモチベーションになりそう。
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何度でも言いますけど、新しくて便利なものに対して「昔はそんなものなかった(からダメ)」みたいに否定から入る考え方は百害あって一利もないので、みんなそこに反論するためポケットにドングリ常備しておくといいと思う。「そう!昔はお米もありませんでしたよね!よかったらお一つどうぞ!」って。
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たまに自分より年下の男性でも「仕事から帰ったら家が片付いててご飯が用意されてる状況が欲しいから結婚したい」みたいなこと言ってる人いるんですけど、それなら婚活より先に家事の効率化と外注を検討したら良い気がする。ちゃんと家のこと出来ない人はパートナーとして魅力的に思われないだろうし。
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プレゼンのコツとして、とにかく最初の数分で「自分が何者で/なぜここにいて/なぜこの話をするに相応しいのか」を伝えるというものがある。端的に言えばまず最低限の信頼を築きなさいということであり、これがなければその後いくらいい話をしても効果が希薄になってしまう。
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一般論として、世の中で言われる「○○なんて役に立たない」という発言のほとんどは、その発言者本人が「私は○○の役立て方を知りません」と言ってるに過ぎないので、もし自分が手に入れようとするものに対して「役に立たない」と言われたとしても基本全く気にする必要はない。
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今ヒマあってまだプログラミング覚えてない全ての人にこの本オススメしたい。「バカなペンネーム考える」「回文作る」みたいな感じで遊んでるうちに、意外とデータサイエンスの学習に必要なとこまでPythonのプログラミングの予備知識がつく、というすげぇ本である。kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/978…
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何度か書いてるけど経営学的なエビデンスとして普通に面接するとか経歴審査するよりも、認知機能のテストとか「試しに仕事一部やらせてみる」方が採用後のパフォーマンスの説明力高いので、「面接では何の質問するといいか」とか考えるより、職種ごとの「試す仕事の一部」とは何か考えた方が良さそう。
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大学以降の専門的な勉強では、物理において数学のセンスが問われ、化学において物理の理解が問われ、生物において有機化学の知識が問われたりするんだけど、高校の進路指導はあまりこのへん言及せず、高校までに得意なことをそのまま専攻しようとして苦労する若者をちょくちょく見かけたことがある。
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ITスキルの成長に「エラーが出たらちゃんと読んで調べて対処する習慣」というのめちゃくちゃ大事だと思うんですけど、以前謎に本気でエラーメッセージ全く読まない人たちに理由聞くと「自分の非を認めざるを得ず嫌な気持ちになるものは読みたくないから」と言ってて驚いたことがある。
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自分の強み把握する方法としておすすめなのは、周りに「何でこんな簡単なこと出来ないんだよ!」て憤りを感じたことが自分の強みだって認識することだし、逆にそんなノリで人から憤られた際にはラノベの異世界住民みたいな勢いで「ええ!これを簡単だと言い切れる○○さんすごい!」て賞賛したらいい。
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個人だろうが法人だろうが、開業するときには「仕事をもらうための営業・マーケ」「請求やら納税やらする事務」「何らか価値が認められるスキル」の3つについて「最悪自分で何とかできる」状態じゃないと売上は安定しない。故にこれらの仕事に疲弊したから独立するっていうのはリスクでしかないんだ。
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メディアの人たちも専門知識に敬意払ってくれる人ばかりじゃなく「自分たちの考えたシナリオに専門家っぽい権威だけ演出したい」みたいな人けっこういるので、そこに抵抗するのって労力使うし「それよりテキトーに空気読んでチヤホヤされた方が得」って妥協しはじめるとすぐダークサイドに落ちそう。
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中国やインド出身の人たちでも優秀な技術者の人件費は国際的にどんどん高騰していて、逆に日本人だと1千万も出せばかなり優秀な人が雇えるというのは世界的に見て超割安である。日本企業みんな、このアドバンテージに気づいて、実践して、価値に変えられるような経営や製品開発をしたらいいのに。
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公表された中国の感染者データを下記に紹介しましたが、感染者全体での死亡率が2.3%とはいえ
・20~30代では約10分の1(0.2%)
・湖北省以外では約6分の1(0.4%)
・持病なければ4割ぐらい(0.9%)
なので、掛け算すると湖北省外に住む持病のない若者なら1万人感染しても死者数名ぐらいの数字になりそう。 twitter.com/philomyu/statu…
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結婚って制度およびその状態に応じた社会の慣習、色んな要素詰め込みすぎて現代の多様性にマッチしてないんじゃないかという気がしていて、少なくとも「ロマンティックな関係のシンボル」「生殖と育児」「財産の共有と承継」「互いにケアしあうパートナーシップ」とか分けた方がよくないかなと思う。
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そういや神社お参りする時には口すすいでからとか、刀を見る時には和紙を口に咥えるとか、お線香消す時にも直接息で吹き消さないとか、日本昔から「息は不浄で失礼なもの」って文化があったはずなのに、この騒ぎになる前「接客業でマスクするの失礼」とか言ってた年長者たち一体なんだったんだろうな。
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政策のややこしい議論に関する報道より、わかりやすい失言とかの報道の方が多くの人に影響しやすい現状だと、政治家の人の話し方は「何か言ってそうで何も言ってないけど好感度の高いポエム」にするのが最適解になってしまうのも当然であり、個々の政治家以前にそういう社会どうなのって気がしてる。
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なお、エンターテイメントエデュケーションの分野における警句として「チョコで覆われたブロッコリー」という表現があり、子どもが苦手なこと(勉強)をただ好きなこと(ゲームとか)で誤魔化しただけだと、かえって誰も喜ばない激マズなものができあがるそうである。
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似たような概念で「金持ちケンカせず」というのもあるけど、あれも現代において正確に言うと「ただし必要に応じて法的措置はためらわない」みたいな但し書きつける必要あると思うし、場合によっては何かやらかした際のリスクがちょっとした「ケンカ」などよりもえげつないものになることもありそう。
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IT関係のスキル全般の習得において「公式ドキュメントを読む習慣があるか否か」って地味にめちゃくちゃ大事なポイントで、習慣ない人って本当に全く読まないし、代わりになぜか微妙な入門書買ってきたり、微妙な技術記事を拾ってきたりして学習効率損ねがちみたいなところしばしば見かける。
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例えば中1とかで習う「ジャガイモにヨウ素溶液かけたら紫になるのはデンプンと反応したから」みたいな話も、例えばデンプン以外のものが反応してるとなぜ言えないのかとか、やろうと思えばいくらでもツッコミどころはあるわけなんだけど、そこまでやるとたいへんだからスルーされてるのだろうと思う。
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ちなみに「暑い時期は水分をこまめに補給しましょう」「スポーツドリンクを利用するとよいでしょう」と文科省の公式の文書で言及されてるので、昭和体質の先生にスポーツドリンクの持ち込み禁止って言われた場合もこれ根拠に交渉したいところである。
mext.go.jp/content/210528…
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「弊社は労働基準法を採用してない」のいうブラック企業の迷言が話題になってますが、社員みんなが「わかりました。では我々も刑法を採用するのやめますね」って反応したら会社ヤバいでしょうに。暴力、横領、放火、騒乱、ありとあらゆることのペナルティがなくなった北斗の拳ワールドになりますよ。