176
大学ランキング見るとカナダやオーストラリアも「国で一番の大学がアメリカの良い州立大くらい」という壁を突破出来ない中、シンガポールと中国だけはその壁を乗り越えて「英米の超名門校と同等」という評価や業績のアウトプットを出しつつあるので、日本政府もっと危機感持って高等教育に投資すべき。
177
この話めちゃくちゃ大事で、行政でも企業でも「ズルがしにくくてその数値上の改善が中長期的な利益に繋がる指標」をアウトカムとしてきちんと設計出来てないと、いくら高度な分析しようが機械学習で自動化しようがムダどころか逆効果みたいになる状況しばしば見かける。 twitter.com/toyotaka_sakai…
178
昔から言い続けてるんですけど、福祉って「かわいそうな人を救うため」ではなくて、彼らが追い詰められて治安脅かすっていう社会的に大きな損失に対する、人類が過去に色んな失敗した後やっと辿り着いた効率的な対策である。個々人の悪事よりそれ防止できる社会の仕組みを議論したい。
179
日本に何千万人かはいるだろう「穏健な思想を持った政治に関心なくて投票しない人たち」の政治的影響力ゼロな一方で、その1000分の1程度の規模しかない、「数万人が同じ方向で熱心に政治にお金と時間ガンガン使う集団」がやべぇことを実現させるための政治的影響力は意外と大きかったりするのだ。
180
「礼儀正しく優しくなりましょう」と言うのは簡単だけど、こういう実証研究きっちり積み上げて「そうすることが合理的な判断である」と主張するのはたいへんな行為で、それによって無礼で優しくない(でも合理的な)人まで良い振る舞いをするようになれば、世の中よくなりませんかね。
181
複雑なこと理解するのに必要な能力として「わからないことをいったんわからないまま頭に留めて残りの説明を受け入れられる時間の長さ」というのがある気がする。これが数分くらいしか持たないとテレビの情報番組くらいまで整理されたことしか学べなくて、90分くらいあると大学の授業が楽しめる。
182
昔、樹海とかで遭難する理由が「理論上一直線に進めばいつかは出られるはずだが、目の前の木を右に避けるか左に避けるかその場その場で対応してるといつの間にか左右どちらかに偏って大きな円を描いて堂々巡りすることになるから」って話聞いて、これ人生の色んなことにあてはまるな…って思ってる。
183
そして日本の学校教育もそこまで顕著じゃないにせよ「子どもがたくさんいる中で高等教育の貴重なリソース投じる適性ある人材選別する」みたいな設計だったりしないだろうか。少子化進んでくると「業界全体で貴重な若手を手厚く育て始める」みたいな意識の転換が社会全体で必要だったりしないだろうか。
184
そういや前からsick at home(体調悪いなら出歩かない)って習慣社会的に大事ですよって考えてて、収入面が心配とかでも傷病手当金とかいう仕組みあるんでって話してたんですけど、いつの間にか国保の方でも感染疑いある人に傷病手当支給するところ増えてきたみたいなのでこの話も広まって欲しい。 twitter.com/philomyu/statu…
185
何なら「全然割れない」「最悪捨てることになっても惜しくない」という特徴のためおそらく母が幼児にも使わせやすいな…と判断したんだろうと思うんだけど、自分が物心ついて以降最初に自分で牛乳飲んだコップが「モロゾフのあれ」なので、長年ありがとうございましたという感謝しかない。
186
そういや今のAIの進歩の一因として「異常な性能のGPUがこなれた値段で売られてること」っていうのがあると思ってて、さらにその理由考えると「コンピューターゲームが儲かる市場が形成されてガンガン投資と量産が進む」という出来事がなければ歴史けっこう変わってたのかもしれない。
187
例えば彼は、1900年時点のロシアの農村で「北極には常に雪がある。常に雪がある地域のクマは白い。では北極のクマは何色?」という論理学の問題を出すと、「俺が今まで見たクマはみんな茶色だった」と答えられたというエピソードを紹介している。ted.com/talks/james_fl…
188
仮にこの制度が実施された場合、少子化対策したり保育環境整えて子育て世帯の移住促進したり子どもたちの生涯所得をあげるような質の高い教育に投資することが確実に将来の税収増になるってインセンティブにもなるので、日本全体の経済成長考える上でもプラスだったりしないだろうか。
189
『はじめてであうすうがくの絵本』という名著の中でも数の概念の導入として「せいくらべ」って話が出てくるんですけど、数量的思考は適切に運用すれば時間や空間を超えて色んな物事を比べて判断できる素敵なものなので、みんなちゃんと身につけていこうぜって思ってる。amazon.co.jp/dp/4834009084
190
受験シーズンなので早稲田の政経が入試で数学必須化したことが改めて話題になってますが、この流れはどんどん進めて欲しいところ。ずっと前から数学抜きで経済学教えるの難しいでしょうし、政治学でも心理学でも教育学でも、実証研究の考え方を数学ドロップアウトした若者に教える先生たいへんそう。
191
意外に初等教育でプログラミング覚えさせるベストプラクティスは学校におけるITへのアクセシビリティだけ整備した上で全く学校でプログラミング教えず、「宿題をIT駆使してズルく解いた子を賞賛する」ことではないかと。怠惰で短気な子ほどズルいソリューションに到達してどんどん宿題を効率化しそう。
192
ドリカムは「ねぇどうしてすごくすごく好きなことただ伝えたいだけなのにルルルルル上手く言えないんだろう」て歌ってましたけど、大人になってくるとどちらかと言えば、すごくすごく嫌なことをやりたくないってただ伝えたいだけなのにルルルルルってなることの方が多くなってきませんかね。
193
「本で読みかじっただけの知識に意味はない」みたいな感じで本から学ぶことを下に見る人たちのことが子どもの頃から不思議だったんだけど、ひょっとして彼らは字は読めても「本から何かを学ぶこと」が苦手で「本読んで役立った経験」に乏しいからそういう発想になるのではという仮説を思いついた。
194
たまに若者から「やりたいことがわからない」って相談されることあるんですけど、あれ食べ物で例えると「学校給食だけ食べてきた人がいきなり『一生ほぼ毎日これだけ食べ続けるものを決めろ』とか言われてもよくわからない」て話なんじゃないかと思ってて、まずは何かノリで食べ歩くのがいい気がする。
195
196
けっこう前からずっと言ってるんですけど「どれだけ賢くて何かの分野で偉業を成し遂げた人であれ専門外の発言に関してはポンコツである可能性に注意した方がいい」みたいな意味で、「ニュートンとヒキガエルのゲロ」って表現は警句として世の中にもっと知られていい気がする。 twitter.com/philomyu/statu…
197
「うつる」って性質の病気がある以上、「病気だけど頑張って職場に出てきて働く」という行為が日本で長年美徳とされてきたの割とマジで謎で、このご時世では美徳どころかけっこうな害悪である。この期に検査も診察も関係なく熱や咳ある人は「家で休むのが義務」って方向に価値観変わっていって欲しい。
198
若者や部下から「お疲れさま」と言われて無礼だと憤る人と、「少なくとも平成初期には目上の人に『お疲れさま』ということは礼儀正しいとされていた」という日本語学者の先生のツイートを立て続けに目にして、日本人この20~30年でどんだけ疲れて心の余裕失ったのか、と考えている。
199
「わかりやすい話」ざっくり言うと、
1)受け手に求める前提知識
2)話自体の長さ
3)厳密さや発展性
のトレードオフを最適化する行為であり「専門外の人向けのわかりやすい話」が上手な賢い人、ある種の諦念で3)の部分ガンガン捨てて「わかった気にさせるのが上手い」って側面しばしばある。
200
最近「使う言葉を一段階だけポジティブ側に寄せるだけでお互い幸せにならない?」って仮説持っている。例えばシャンプーしてもらったりマッサージしてもらったりして、湯加減や力加減聞かれた際に「大丈夫です」じゃなく「バッチリです!」って言うと、それ以降みんな親身になってくれる気がする。