西内啓 Hiromu Nishiuchi(@philomyu)さんの人気ツイート(リツイート順)

日本が好きで日本の少子化は何とかすべき、という主張はいいとして、なぜ一部のおじさま方たちがその対策を子育て支援バンバンやっていきましょうという方向じゃなく、若者とか女性とかLGBTとかの自己選択権制限しましょうって方向に行きがちなのかという点については前から不思議なとこである。
「相手の本性を見たければ○○をさせろ」ってストレス負荷かけること推奨する人たまにいるんですけど、「ストレス高めの環境こそが本性」って前提おかしくないかと思ってる。仕事だろうがプライベートだろうが、自分と付き合う相手は多くの状況でストレス高めな状態になりますって暗黙の表明では。
もし体調悪くて何らか収入の面で仕事休みにくいと感じてる人がいたら、保険証に書いてる番号に電話して「傷病手当金」について確認することをおすすめしたい。バイトでも派遣でも有給使いきってても、社保に入ってる限り4日以上休む場合の所得の一部が補償されるはずである。 kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb30…
スラムダンクて漫画の中で主人公のバスケ部のエース流川が学校選んだ理由を「近かったから」て答えてるの、半ばギャグ的に「何も考えてない天然」みたいに描かれてるんですけど、近いということによって得られる時間は年間だとすごい量になって、その間勉強や練習積み重ねたらすごい差になりそう。
基本的に交通事故の死傷者数って年々減ってるし、交通事故統計見ると例えば子どもに限定してもこの10年間で負傷者数半分ぐらいに減ってるのに、世論は「最近交通事故が怖い」感じになってるの、単に報道バイアスのせいだったりしないだろうか。npa.go.jp/publications/s…
そういや大学教員なる時、「ポストにつくことが内々に決まっても書面出るまでは身内にも言うな。書面出ても勤務初日までは公に言うな」って助言を年上の先生からもらって、その理由が「その人事を本気でひっくり返そうとする権力者がたまに出てくるから」なの、本当だとしたら恐しくて仕方ないな。
人類のIQが時代と共に上がり続けていることを発見者の名を取ってフリン効果と呼ぶんですけど、彼によれば特にその中でも大きな進歩を示しているのは「仮定をおいて抽象的なことをロジカルに考える」という能力らしい。逆に言うと、自分の経験だけでしか判断できない人が昔はもっと多かったそうな。
「たまたま出くわす酔っぱらいのおじさんが統計学の重要性を説くようになった」のって確実に自分のミッションとしての勝利だと思うし、けっこうマジめに「そうですね!最近自分統計学の勉強する時間足りてないかもしれません!」って思ったので素直に反応してたんですけど何か自分間違ってますか。
日本に限らず欧州からも「GoogleやAmazonに大量の個人データ握られるのは危険」みたいな議論よく出てきてるんですけど、どっちかっていうと大量のユーザーが「多少個人データ取られてもまぁいいか」ってなるくらい便利なものをあまり自国から生み出せてないことを問題視すべきという視点もあると思う。
この世のスキル全般「どうやったら上手くなりますか?」という質問に対しての正直な答えは「勉強できるセオリーは片っ端から勉強して、良い指導者から定期的にフィードバックもらいつつ、めちゃめちゃ練習する」になるんだけど、そう答えてもつまらなさそうな反応しかもらえないの何なんだろうな。
ちなみに「出来の悪いAI」というのはこれが「現代の自然言語系AIや検索エンジンとして考えた場合(既にもうちょっと洗練された手法があるにも関わらず)雑すぎる処理だろう」という意味であり、そういう処理する人が人としていいとか悪いとか自分一言も書いてませんからね、という話も補足しておきたい。
データ分析の仕事について自分が「一休さん」と呼んでる症状なんですけど、 分析屋さん「なるほど!ではまず、明確な経営課題の指示と整理済みのデータを下さい!」 クライアント「それらが揃ってたらわざわざ君を呼ばん!」 みたいな対立を色んなところで聞く。
詳しい話は『経済政策で人は死ぬか』という本読んで欲しいんですけど、世の「貧しくても心豊かに」みたいな話は幻想であり、貧困やそれもたらす経済崩壊はリアルに人の死亡率や精神疾患の発症率を増やしうる。産業政策もましてや保健政策も「ちゃんとしないと人が死ぬ」って危機感持って決めてほしい。
自分が「面倒臭さの非対称性」って言ってる現象なんですけど、経営者でも行政でも、人に面倒くさいことさせるルール制定するだけの権力持ってる人ほど自分自身がその面倒くさいことする可能性が低いため、気軽に面倒くさいルールを導入して組織や社会の生産性を下げにかかるリスクが常に存在している。
勉強することを「尊いこと」「頑張ること」みたいに教育するの正直違和感あって、あるライン越えたレベルで勉強してる人たちは何かを頑張ってるわけではなく、単に「知識インプットジャンキー」「考えることジャンキー」であり、それがたまたま世の中のためになってるだけって側面ある気がする。
最近の研究では生活が朝型か夜型かは本人の努力じゃなく体質の問題で、合わない生活リズム続けるとメンタルヘルスに悪い可能性指摘されてるんですが、これが本当なら夜型体質の子どものための夜型学校があってもいいだろ。11:30に登校して途中遅めの給食食べたりおやつ休憩挟みつつ18:30位に終わるの。
キツいことあって凹んでる人に「止まない雨はないから」とか言って慰めた感じ出してくる人、リアルタイムで大雨降ってる状況で「止まない雨はないから」って傘ささずに外出したりするんだろうか。「今濡れて寒いのがキツいので傘が必要なんです」って話と「いずれは止む」って話噛み合ってないだろう。
あと「それくらいふつうに読み書きできたら大人になってから自分で勝手に調べるだけで事足りない?」ぐらいの実用知識をやたら学校で教えろとか主張しがちな人もたぶんそれぐらいしか「教えるべき」って思える興味深い知識に出会えてないんじゃないかと心配になる。
仕事でデータの話をするとたまに「データってのは過去の話だから」ってドヤ顔で話す年長者が出てくるんだけど、可能ならば突然その人にデコピンしたい。たぶん1発目は避けれないけど2発目は避けるだろう。幸い彼は「こいつはいきなりデコピンしてくることがある」という過去のデータから学べるのだ。
AO系の入試が拡大していくと、子どもが身近な少数の大人に生殺与奪握られません?ってところが気になっている。親が何かの活動支援するかとか、学校の先生が成績どうつけるかとか、習い事の先生が賞取る方向に推してくれてるかだけで人生大きく左右されるのって若者にとってリスキーではないか。
「頑張る」とか「感情をコントロールする」とか「意志決定する」とかいう行為は、専門的には制御資源て呼ばれる、ドラクエのMPみたいな有限なリソースを消費するって研究されているんですが、重要な意志決定が遅い組織のリーダー、逆にどうでもいいこと我慢させられたり決めさせられたりしてるのでは。
エアコンの温度を27.5度から25度に下げただけで作業効率が4%ぐらい上がる、という研究が本気であるので、社会人の皆さんは「働き方改革だ!生産性向上だ!」と言いながらクーラーをガンガンかけるといいと思う。jstage.jst.go.jp/article/aije/7…
Googleの人事責任者の本でも引用されてたし彼らも実際その方針取ってるらしいんだけど、過去85年分の研究整理した結果「何となく志望動機を聞く」みたいな構造化されてない面接って大して採用後のパフォーマンスを予測できないというエビデンスはもっと世に知られるべきだ。citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/downlo…
「世の中にムカつけるかどうか」って、新しいことやる上での重要な能力の1つではないか。先進国全般既に有史以来最高レベルに安全で、民主的で、知的で、健康で、食べ物美味しいし娯楽も充実してるのに、それでもムカつける人はそれだけで視点が未来の「もっと恵まれてる世界」目線な可能性がある。
近年色んなとこからの実証研究で、生産性向上のために心理的安全の重要性が示唆される中、どう考えても若手に「叱られ方」を身につけさせるよりも、「叱らずに改善点や解決策をフィードバックするやり方」を偉い人たちに身につけさせる方が筋の良いアプローチだよなって考えている。