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より正確に言うとSPIみたいな認知能力テスト単体での予測精度と、(「何となく志望動機を聞く」みたいな)非構造化面接と認知能力テストを組み合わせた場合の予測精度は「ほぼ一緒」というレベルである。それより「仕事の一部切り出して試しにやらせてみる」ことを組み合わせた方がいいそうだ。
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自分が専任大学教員だった時には「周りのパワハラ体質の年長者たちに嫌われたらキャリア積みそう…」って感覚あったんですけど、本書いたり個人で分析の仕事受けるようになったら「まぁ最悪辞めたらいいか」って気分が楽になったし実際辞めた。「自立とは依存先を増やすこと」っていういい例だと思う。
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いじめにしても教師の体罰とかにしても、学校の中のことだとなぜか傷害罪とか暴行罪とか強要罪がなぁなぁにされたりするの、法治国家としてどうなのか、ということ昔から疑問に思ってる。子どもたちが最初に触れる社会である学校で刑法なぁなぁにするの、遵法意識育てる上でマイナスじゃなかろうか。
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スタッフをロボットに置き換えた「変なホテル」がロボットの半数をリストラしたそうである。自分の周りでも「人間の仕事をそのままAIやロボットで代替」系が上手く行かなかった相談はしばしばもらって、「そもそもそういう仕事不要にする」方向の方が筋良いんじゃないかって気がしてきてる。
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心理学の研究上「後に起こったことによって過去の記憶が書き変わる」という仕組みを人間は持ってるそうなので、辛いことはその場で意味付けを変えてしまうとよいのかもしれない。具体的には脳内で
「逆境。だがこの経験が、後に彼の爆発的な成長に繋がるのである」
みたいなナレーションつけるとか。
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すごいことに気づいたんですけど、ひょっとして令和元年が2019年ということは、今後和暦を西暦に変換するとき018(レイワ)を足せばいいという素晴らしい語呂合わせが成立してませんか。新しいおじいちゃんの知恵袋が生まれた瞬間である。 twitter.com/philomyu/statu…
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こちらのスライド超ざっくり言うと、
・臨時休校で授業時間減ると将来の年収にも悪影響
・小さい子ほど、理数科目ほどダメージ大きそう
・遠隔教育の効果は限定的だし格差広げるリスクも
って話である。なお記事にもなってるようなので正直これはみんなに読んで欲しい。
fnn.jp/articles/-/439…
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長めの文章を書くのに必要なコツは「ボケとツッコミ」みたいな感じで「語る側と質問する側」を脳内に併存させることである。1時間一方的に話し続けられる人はいないけど、1時間インタビューに応じられる人がいるのと同様で、「手短な一言での回答」と「読者が一番疑問を持つところ」を往復させるのだ。
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最近のTwitter、攻撃的なリプライとかして人からブロックやミュートされたりすればするほど他の人のリプライ欄でも表示されにくくなるみたいな仕組みだっていう話を聞いて、自分が誰からも見えてない透明人間状態なのにそれに気づかずリプライ欄で攻撃的に絡んでる人とか想像するとちょっと泣ける。
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当たり前だけどアメリカ人の99%は東大も京大も知らないし、国際的な評価としてはこのへん、精々ミシガン大とかUCバークレイとかの「良い州立大学」と同じくらいなので、卒業生たちも変にエリートぶらずに「地元の大学で良い教育を受けました」ぐらいの意識でいるのが国際的には正しいんだろうな。
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100万円ていう金額、宝くじ当たらなくてもクイズに正解しなくてもZOZOの社長フォローしなくても、ふつうにビジネスしてれば世界中でビュンビュン請求書や領収書が飛び交う金額なので、そのリアリティが感じられるまではムリに法的に保護された労働者としての権利を手放さなくていいと思うんだ。
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一般論として、「不要不急」の「不急」はともかく「不要」かどうかは他人がどうこう口挟むような話ではない。人が望んでする行動の全ては「不要」なことはない。公衆衛生上の配慮として今色んな文化の享受を自粛せざるを得ないとしても、軽々しく他人の文化を「不要」って言うのはあかんだろと思う。
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例えば他の大学の学部出た人が院から東大来ることを「学歴ロンダリング」って言うみたいな話がTLに流れて来たんですけど、逆にそういうこと言ってる人全般「大学入試シグナル差別主義者」なんじゃないかと思うし、大学院以降に学ぶ学問について一切イメージ出来てないのではないかって心配してる。
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立法や行政に関わる人がGoogle Scholarでちょっと調べて見つかる程度の先行研究すら見ようとしないとか、そういう人たちばかり集まった会議だけで重要な意志決定することがあるのって本気で問題だと思っていて、せっかくEBPMとか言いながら「独自の謎データ」を集めようとするの本当にもったいない。
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ウサギとカメっていう童話で大事なポイントは、カメが勝負にあたって上手いこと長距離走勝負の合意取り付けた部分だと思う。ウサギはそもそもの生態として日中寝る生き物なので、その時間考慮した場合に勝てるレギュレーションの合意を取ったカメめっちゃ賢い。
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参考までに、COVID-19関係で何か困りごとがある社会人全般、とりあえずまめに「何か自分の助けになる情報ないかな」って経産省と厚労省の特設ページくらいは見るようにしておくことをおすすめしたい。
meti.go.jp/covid-19/index…
mhlw.go.jp/stf/seisakunit…
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@iida_yasuyuki 余談ですが、自分がジビエ系のお店で初めてワニの尻尾食べた時には「おそらくこれがドラゴンボールで少年時代の悟飯が食べてた恐竜の尻尾に近いやつ!」ってテンション上がってました。
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日本には「守・破・離」って素晴らしい言葉があって、師から学ぶ型をまず守った後に破って離れることでその分野が発展するわけですし、ノーベル賞はじめ研究では良い「離」が評価されるんですが、最初から教科書疑うだけで「守」が出来てない人、しょうもないオカルトや車輪の再発明にはまりそう。
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日本にもともとあった「風邪だけど頑張って皆勤」みたいな姿勢を美談扱いする文化、公衆衛生的には有害でしかないので本当この機会に滅びて欲しいと思ってるし、sick at homeしようとする人があまり損しないようにする仕組みは社会全体で大事にしたいところである。
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学問全般、「勉強しなくても合格しました笑」みたいな踏み台に使っていいようなものではなく、きちんと勉強すれば何かしら仕事や社会やプライベートが豊かになるものだと思うので、学ばないことが格好良いみたいな雰囲気蔓延させない方が世の中良くなる気がしてる。
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この認識のギャップがどこから来るかっていうと「高校までの勉強とか比にならないレベルの学習量必要なことを仕事で役立てる」とか、あるいは「多少の地頭だけで出来るようなヌルい仕事してねぇよ」って感覚が具体的にイメージ出来るかどうかなのかもしれない。
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大学教員だった頃学んだ、「今までにないものを考える」仕事のためには「今まで考えられたものとその限界」を徹底的に調べろという教えは今もめちゃくちゃ役に立っている。調べたほど発想が貧困になることはなかったし、大量に調べたことに浮かぶツッコミこそが自分の個性というやつなのではないか。
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学生時代に勉強したことについて、
・国 何を言語化できるか
・数 何を計算できるか
・理 どれほど自然理解できたか
・社 自国と他国理解できたか
・英 自分の理解外国語で説明できるか
という風に整理すると、けっこう全部大事だし、そのへん未履修なせいで苦労してる大人もたまに見かける。
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経産省も厚労省も、けっこうこの短期間に出来る限りのCOVID-19に対する事業者や労働者に対する支援策打ち出しはじめてるのに、一般的には「国は何の補償もせずに自粛だけさせて」って言われがちなの、「本当に困ってる人を支援する」方針の構造的な問題を感じる。
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40代で早逝された恩師から、
・20代はインプットのことだけ考えろ
・30代になるとガンガンアウトプットしろ
・40代になるとチームを作れ
って昔教えてもらって、これらをちょっとだけ早めに実現してきたのが自分の人生なんですけど、この続きは「50代になると組織作れ」なのかもしれないと最近思う。