もし体調悪くて何らか収入の面で仕事休みにくいと感じてる人がいたら、保険証に書いてる番号に電話して「傷病手当金」について確認することをおすすめしたい。バイトでも派遣でも有給使いきってても、社保に入ってる限り4日以上休む場合の所得の一部が補償されるはずである。 kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb30…
中国のこれまでの感染者に関するデータに目を通してたので、一部集計表を拙訳して共有しておきます。個人的には、高血圧でも糖尿病でもなく心臓や肺にも持病ない健康な30代である自分はナーバスにならず衛生面に気をつけて生きていこうと思ってる。rs.yiigle.com/yufabiao/11819…
数量的なリテラシーがないと、「可能性があるかないか」という二元的な思考でリスクを過大に評価しがち、という話なのかもしれない。特に「最悪の場合死に至る」って表現、この世に生きてる以上あてはまらないことないぐらいの当たり前の話なので、これで恐怖あおってくる人には気をつけた方がいい。
元々風邪の原因の一つが(ふつうの)コロナウィルスだし、新型コロナウィルスに関する恐怖感煽る表現の多くは風邪の特徴を「定量的にじゃなく定性的に記述した」内容になってるの興味深い。 ・特効薬はない ・他人にうつすことも多い ・最悪の場合死に至る 全部正しいけど、ただの風邪もそうである。
元々肺炎って先進国の死亡要因としてウェイト小さくなくて、高齢者に多い誤嚥性肺炎除いても例えば2018年(公表済み最新の人口動態統計)では日本で9万人ぐらいが亡くなってるし、1,2月はそのピークであるって話知ってるかどうかで、「新型肺炎で何人亡くなった」という情報の捉え方変わってきませんか。
統計が、というか数量的な思考がなぜ大事かというと、ただの言葉より何かを比べるのにとても便利だからである。 ・八村塁は大きい ・東京タワーは大きい ・富士山は大きい って言葉は全て正しいけど数量的な意味は桁違いに違う。一般論として「○○は危険」という話も全く同じで数量的に考えるべき。
公表された中国の感染者データを下記に紹介しましたが、感染者全体での死亡率が2.3%とはいえ ・20~30代では約10分の1(0.2%) ・湖北省以外では約6分の1(0.4%) ・持病なければ4割ぐらい(0.9%) なので、掛け算すると湖北省外に住む持病のない若者なら1万人感染しても死者数名ぐらいの数字になりそう。 twitter.com/philomyu/statu…
石鹸、あまりに日常的に目にしすぎてありがたみ見失いがちですけど、「水と脂の両方になじむ」って不思議な特性で脂っぽい膜で包まれてるウィルスを物理的にガンガン破壊できる素晴らしいアイテムなので、みなさん石鹸で手を洗う際は嫌いなウィルスをがさっと一掃できてる状況を楽しんだらいいと思う。
「うつる」って性質の病気がある以上、「病気だけど頑張って職場に出てきて働く」という行為が日本で長年美徳とされてきたの割とマジで謎で、このご時世では美徳どころかけっこうな害悪である。この期に検査も診察も関係なく熱や咳ある人は「家で休むのが義務」って方向に価値観変わっていって欲しい。
マメに国内の新規感染者数の推移を手元のデータで管理してるんですけど、2,3日前くらいには「このままいけば無事収束するかな?」ぐらいの推移だったのがこの2,3日上昇カーブに転じてるので、我々が目指すべき「適切な恐れ方」として先週くらいまでの空気は維持した方がいいのかもしれない。
感染者の中に志村けんさんが含まれる確率は、という話にマジレスかますと、Wikipediaに載る有名人は人口1万人あたり1人~5人ぐらいだそうなので、昨日時点の1160人の感染者に「最低1人は有名人が含まれる」確率は11%~44%ほどと計算されるためそれほど不思議な話でもない。wired.jp/2013/01/24/the…
社会保障制度は弱い立場の人が「可哀想だから」ではなく、そういう人が追い詰められて治安脅かすリスクや取り締まるコスト考えたらむしろリーズナブルだから必要って世界中で採用されている。同じ感じで今自粛によって収入激減しそうな人への生活保障とかケチると、後々もっと高くついそう。
経産省も厚労省も、けっこうこの短期間に出来る限りのCOVID-19に対する事業者や労働者に対する支援策打ち出しはじめてるのに、一般的には「国は何の補償もせずに自粛だけさせて」って言われがちなの、「本当に困ってる人を支援する」方針の構造的な問題を感じる。
参考までに、COVID-19関係で何か困りごとがある社会人全般、とりあえずまめに「何か自分の助けになる情報ないかな」って経産省と厚労省の特設ページくらいは見るようにしておくことをおすすめしたい。 meti.go.jp/covid-19/index… mhlw.go.jp/stf/seisakunit…
過去のデータによく当てはまる数理モデルがあるって話と、それを未来に当てはめた予測が正しいかは別問題っていう有名な例えに「100年間男女それぞれの短距離走金メダリストのタイムは線形的に減少してるし、このままいくと2156年に女性は男性のタイムを抜く」って話がある。researchgate.net/publication/82…
そういや神社お参りする時には口すすいでからとか、刀を見る時には和紙を口に咥えるとか、お線香消す時にも直接息で吹き消さないとか、日本昔から「息は不浄で失礼なもの」って文化があったはずなのに、この騒ぎになる前「接客業でマスクするの失礼」とか言ってた年長者たち一体なんだったんだろうな。
やっべ、データサイエンスの定番教科書が2冊今フリーでダウンロードできるそうなので、この分野に関わる(または関わりたい)若者たちはみんなこの機会に読み通したりサンプルコード試したりして勉強するといい。そしてAIって言葉くらいStatistical Learningって表現が通じる世界になって欲しい。 twitter.com/KirkDBorne/sta…
67人の患者さんを検査して4人が陽性だったという情報に対して、調査対象集団の偏りとか検査の性能のことはさておくとしても、最低限「95%信頼区間で言うと1.7%~14.6%のどこか」みたいな発想すぐにできる人がもっとたくさん社会に増えてほしい。
都がスーパーの入店をイニシャル別に制限すること検討してるってニュース見かけて試しに自分の個人的なアドレス帳イニシャル別に集計してみたんですけど(端数は丸めてます)、上手くやらないと鈴木さんや佐藤さんと、馬場さんや土居さんや暦本先生の間で感染リスクが不公平になりそうな気がする。
ふだんあまりリプライなどは返さないんですが、意外と反響大きかったのと「増えて欲しい」と言った責任取るべく一通りFAQ的なこと書いときますね。少なくとも正規近似して 0.06±1.96×√(0.06×(1-0.06)/67) って計算しようと考えられただけで素晴らしいと思います。
未だに検査の意味や解釈について世の中に理解のギャップあるなって思ったのと、この話理解しとくと機械学習技術を評価する際にも役立つなって思ったので、特別連載第2回では感度と特異度の話書きました。 cakes.mu/posts/29803
この数ヶ月に何回かマジで衝撃受けたんですけど、多くの人の生死がかかっている状況ですら、人の生死より「社会の中で自分がデカい顔したい」みたいなモチベーションを優先する方々がちょくちょくいらっしゃるようなので、昔漫画で読んだ「吐き気を催す邪悪」という概念について考え方を整理している。
新しく勉強する内容に対して「わかる」「わからない」という状態をより細かく、 ・わかるけど上手く説明できない ・今はわからないけどいずれ慣れそう ・理解に必要な知識が致命的に欠落 とかに分けられる感覚がつくと、たいていのことの学習速度があがっていくような気がしている。
9月入学に関してのワーキンググループで「教育の経済学」の中室先生が発表したスライドがめちゃくちゃ大事な話だと思うので共有したい。臨時休校で授業時間減ると将来の年収減るリスクも示されてるので、人の親として学校には減った分の授業時間補うことを強く求めたい。 drive.google.com/file/d/1wGoEJP…
こちらのスライド超ざっくり言うと、 ・臨時休校で授業時間減ると将来の年収にも悪影響 ・小さい子ほど、理数科目ほどダメージ大きそう ・遠隔教育の効果は限定的だし格差広げるリスクも って話である。なお記事にもなってるようなので正直これはみんなに読んで欲しい。 fnn.jp/articles/-/439…