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40代で早逝された恩師から、
・20代はインプットのことだけ考えろ
・30代になるとガンガンアウトプットしろ
・40代になるとチームを作れ
って昔教えてもらって、これらをちょっとだけ早めに実現してきたのが自分の人生なんですけど、この続きは「50代になると組織作れ」なのかもしれないと最近思う。
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国勢調査が始まりましたが「ちゃんと回答しないとお住まいの地域に使われる税金減りかねない!」という点については声を大にして伝えたい。国勢調査の結果をもとに、地方交付税交付金や、防災事業の効果や、保育所の充足率の計算がされたりするので、「ここにいます!」ってちゃんと答えた方がいい。
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当然ご自身が回答するだけじゃなく、ご近所さんがちゃんと回答してるかどうかによってもお住まいの地域に使われる税金の多寡を左右するわけなので、知り合いのご近所さんに「もう回答しましたか!?」って話題出すのもおすすめである。
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子どもの頃に読んだ絵本や小説に出てきた、「干し肉」「はちみつパン」「ぶどう酒」みたいな食べものめちゃくちゃ美味しそうな気がしてたんですけど、ビーフジャーキーとケンタッキーのビスケットとワインくらいなら好きに買える大人になってもあのファンタジーは手に入らないんですね。
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@iida_yasuyuki 余談ですが、自分がジビエ系のお店で初めてワニの尻尾食べた時には「おそらくこれがドラゴンボールで少年時代の悟飯が食べてた恐竜の尻尾に近いやつ!」ってテンション上がってました。
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ちなみに自分このファンタジー欲が強すぎて
・セミドライな感じの和牛ジャーキー
・高めのホテルの朝食バイキング
・デザートワインの赤いやつ
とか定期的にトライして帰宅して「惜しい!思ってたやつとちょっと違う!」って現世に対して憤ってる。ファンタジーが我々に与える強すぎませんか。
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正論でツメることをロジハラと言うなら、感情論でツメるエモハラという概念が社会的に認知されてもいい。法的にも倫理的にも悪くないことに対して「私がこれだけ傷ついたのだからあなたは謝罪すべき」や「私がこれだけ困惑してるのになぜあなたは察しないのか」っていうゴリ押し全般エモハラでしょう。
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おとぎ話に「悪い魔物の名前を知ることで倒す」ってタイプの物語ちょくちょくありますけど、あれ要するに「無知や暗黙知を形式知化すると対策が取れる」っていう人類の知恵なんだと思う。医療とかがいい例だけど、よくわからない不快な状況の名前と定義を明確にするところから人類の戦いは始まるのだ。
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河野大臣のお陰なのか、行政との書類やり取りでハンコ廃止の流れになってるのはいいんですけど、その代わりがdocusignとかcloudsignとかの電子契約ツールじゃなく「物理的な署名」になってるのコレジャナイ感ありませんか。結局まだまだ我々印刷してスキャンしてPDF送り返すことになるんですか。
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個人的に「自分の頭で考えましょう」というよくある言説は限界があって、やはり「自分の頭で調べて試して考えよう」までがセットであるべきだと思う。批判的思考含め調べられること、調べた結果の不十分なところを実際に試せることを抜きにして「考える」だけでは大した判断はできない。
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たぶんなんですけど、「人間は良い方向へ変化できる」って感覚を当たり前に持ってる人とそうでない人が世の中にはいるっぽくて、それが教育とか学習とかマネジメントとかの姿勢に影響してる気がする。そして自分自身が良い変化をした経験がない人にこの感覚を教えるのは難しいのかもしれない。
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振り返ってみるとCOVID-19マジでタチ悪い病気である。
・感染力強い
・致命率が微妙に高い
・でも無症状な人もいる
・ICUとかでギリ助かることもある
・さらに変異も速い
という感じで様々な意思決定を迷わせ、我々から楽しみを奪い、経済に打撃を与え、医療現場に負担をかけるという。
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もし致命率が10分の1くらいならインフルエンザくらい気をつける感じだったろうし、逆に10倍のオーダーなら封じ込めやそのための緊急支出も合意形成しやすかっただろう。さらにリソースかけまくればギリ助かることもあるってことが医療現場への過負荷と、コロナ以外の患者さんへのリスクになってそう。
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学生時代にパンデミックの概念学んだ際には「すごい感染力と致命率でバタバタと人が亡くなっていく危機的状況」みたいなシナリオがよく描写されていて、たぶんCOVID-19みたいなタチの悪さは専門家的にもけっこうな想定外だったのではないかという気がする。
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逆に、成人の呼吸器不全に対するECMOの有用性が実証されたのは約10年前の話であり、(それ自体の効果はさておき)レムデシビルのエボラに対する臨床試験も数年前くらいの話だ。もっと悲惨だったかもしれない病気を近年の医療の進歩が「ギリギリ助かりうるタチ悪い病気」に押し留めてるとも考えられる。
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この話ちょうど最近マジで考えてたんですけど、「医療崩壊」でまず問題になるのは救急の話なので、心臓とか頭の血管の検診を受けられるうちにちゃんと受けて、喫煙とか高塩分食とかのリスク行動控えて、交通事故のリスク下げるべく出歩かない、あたりが現役世代への推奨行動かなって仮説に至った。 twitter.com/fladdict/statu…
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若い頃、「二営業日ほど前までにご連絡頂ければ何とか対処しようがあったのですが…この度はお力になれずたいへん申し訳ありませんでした」と仕事のムチャな要求をお断りした経験あるんですけど、これひょっとしてめちゃくちゃ丁寧に言い換えた「一昨日きやがれ」という表現にならないか。
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100万人中2.5人に強いアレルギー反応、というリスク解釈を元英国王立統計協会会長の本をもとに計算すると、
・1年間に不慮の死を遂げる確率の2.5倍
・107km散歩して死ぬ確率と同程度
・これがバイク運転だと28km分
・マラソンに出場して死ぬ確率の約1/3
である。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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「学校でもっと実用的なことを教えろ」みたいな主張聞く度、自分が若い頃学んだ「当時の実用的なこと」が既に実用的じゃなくなってるスピードを思い返す。20年も経つと当時実用的に使われてたはずのITとか機械学習技術全般、思った以上に見なくなってませんか。
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たまに「インターネットの黎明期は既得権なかったから若い起業家が活躍できたけど今は難しい」みたいな話する大人がいらっしゃるんですけど、いつの世も「若者が活躍できる新しい領域」とは「影響力ある大人から見えてないところ」にあるってだけの話じゃないかという気もする。
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それがどれだけ得な行動であれ人に新しい行動取らせるのたいへんって例として「毎年知人に薦めても花粉症の舌下免疫療法誰も受けねぇ」というものがある。自分はスギに関してはほぼ完治したし、保険適用でコストも大してかからず科学的根拠も揃ってる。それでもみんな毎年受けずに花粉症を愚痴るのだ。
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なぜかワクチン嫌いな人、謎のサプリとかよくわからない謎の独自治療とかは好きだったりするんですけど、ワクチンって言葉使わずに「免疫力をアップさせる特別な成分が配合された注射です」って言ったら接種してくれたりしないかなって思うし別にそれほど大きなウソはついてない気がする。
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逆に賃金の安さがすなわち国際競争力だと言うなら日本より多くの発展途上国の方が有利なわけですが、「発展途上国だった時代の日本」で大勝利した大人からすると、先進国のビジネスマンとしての勝ち方を新たに学ぶより、日本がいつまでも発展途上国的な産業構造であった方が楽なのかもしれない。