201
東大か他大学か以前に、大学進学が「機会」として視野に入るかどうかにおいてまず明らかに環境を要因とする差がある。それは決してフィクション(呪い)ではない。ましてやその「呪い」解くためには不遇な子が自力でチャンスを掴んだ「物語が必要」というのは、自己責任論以外の何物でもないと思う
202
大学進学が全てだ思わないし、多様な選択があっていい。スキルを身につけて早くから働いてキャリア積むのもあり。高校で、あるいは中学で「これだ!」って道を見つけたらそのまま進めばいい。なんとなく大学に行くのだってあり。どの道を選んでも不利益を被らない、誰からも搾取されないことが大切
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経済的搾取や心理的虐待などで「危険度が低い(怪我しない死ぬことない)」と評価されて行政の保護や介入を受けられず「ちょっと我慢して自立しようね」等と言われ、逆境的環境に放置されじわじわと力が削がれ、やがて「逃げる」力も奪われてしまう。シェアハウスはそんな「制度の隙間」の人たちの家→
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「自分には価値がない」という色眼鏡をかけ続けてると誰かを信頼し助けを求めることが難しくなり、行動は自滅的になり、良くない選択ばかりして、周囲を振り回す不安定な関係を繰り返してしまう。色眼鏡を作るのはトラウマ。逆境環境を生きた人は「好きで不幸になってる」ように見えてしまう時がある
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好きで不幸になってるように見える人からはみんな離れていく。どんどん孤立する。自分で自分のことが嫌いになる。そして「自分には価値がない」という眼鏡の色はどんどん濃くなって、行動は自滅的で周囲も自分も傷つけて大切なものを失って貧しくなっていく
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「支援」に繋がることは難しい。自ら支援を避けるようなことすらしてしまう。だって自分にはその価値が無いから。支援に繋がっても、その時点であたり一面焼け野原、周囲にダメージを与え、自分もひとりぼっちになって、燃えかすになってしまっていたりする。かつての私がそうだった
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トラウマ・インフォームドな見方は「好きで不幸になってる」ように見える当事者が自分の色眼鏡に気づき外すのを助けるし、その周囲の人が安全な距離と境界線を維持し自分を守るのを助けもする。「トラウマ」は支援を生業にしているか否かに関わらず、誰にとっても今いちばん必要な「気づき」だと思う
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「トラウマだ」って気づいた時から変われる。たくさん失っても、そこからまた新しい関係性や生活を構築できる。でも失ったものは取り戻せない。トラウマを癒すことよりも、トラウマによる色眼鏡をかけて生きていく中で誰かを傷つけてしまった、その痛みを癒すことは難しい。だから気づきは早い方がいい
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「居場所づくり」とか「居場所をつくりたい」ってつい私も使っちゃう言い方だけど、やっぱ嫌だなぁと。居場所は作るものじゃない。他者が勝手に作った枠に誰かを押し込めてもそこが「居場所」になるわけじゃない。居場所は作られるものじゃなく、人と空間の有機的なつながりのなかで「なって」いくもの
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生存権の話をしてるのに優しさとか思いやりとか絆とかの話にいつの間にかすり替わるの、なんでだろ。
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某大手動画配信サイトで911ドキュメンタリーを観た。娘氏「すごく大規模で悲惨なテロ。でも同じような攻撃がアフガンとかシリアとかイラクで起きたらこういうドキュメンタリーが作られて世界中に配信されるかな」
歴史は何が起きたかだけじゃない。誰によって語られるか。
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不登校の子を持つフルタイムひとり親に対して「一人で過ごす時間が多い」「放置してる」っつっても、だからどうしろと?そう言うなら働く時間減らしても充分生活していける資金か昼間「見守り」してくれる手立てを出してくださいな。対人援助職としてそれができないなら、黙ってようね
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「子ども支援」してると「子ども好きなの?」と訊かれることが度々あるけど、子どもを中心に支援するのは行使できる権利が最も制限され、故に最も搾取される存在だから。好きか嫌いかなんて関係ない。そもそも「子ども好きなの?」って質問自体が大人と子どもとの非対称性を表してる。それが支援の理由
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これは私も常に「もやって」るところ。自分の活動に対してね。
性被害に遭う、そしてパートナーから暴力や搾取を受ける比率は女子/女性の方が高い。だからうちは女性を優先して受け入れるし、性被害者にとって男性との共同生活は心理的安全を損なうから親子の場合中学生以上の男子は受け入れてない→ twitter.com/maitonkm/statu…
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知りもしない2人の結婚の是非についてあれこれ言うつもりはないけど、「男性に女性を養えるだけの稼ぎがあるか」が度々話題になるのが疑問。女性も大学まで学んで幼少期から公務というキャリアを積んでる。それを活かして働く道はたくさん思うんだけどな。なぜ彼女は「養ってもらう」前提なんだろう
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女性の=性差関係なく他者のプライベートゾーンを触ることの何がいけないのか分からないまま大人になってしまったらしい人が、何がいけないのか分からないまま子どもたちの前でこういった行いをすれば、子どもたちは何がいけないのか分からないまま育ってしまう。
知ってください。これは性加害です twitter.com/sakai_kazuyosh…
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部活さ。強制はほんっっとやめてほしいけど、一万歩譲ってもし入部を強制にするなら、どんなに小さな学校でも文化部と運動部合わせて最低30種類くらいなきゃダメでしょう。強制だけど運動部だけとか、3つか4つの部からしか選べないとか地獄でしょう。
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そもそも強制があかんというのは大前提で。毎日毎日2時間以上興味もない好きでもない得意でもない活動に奪われかつ成果を求められるのはのは苦痛に過ぎない。生徒が選べるメニューを用意できないなら強制をやめるべき。子どもの時間を子どもに返してあげてほしい。そして先生の時間も先生に返そう。
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対象者さんはには感謝とかやりがいとか、そんなご褒美を私にくれてやる義務はないわけで。だから私も求めない。つまり対人援助者はしっかり「仕事以外」で生きててよかった!って経験をしてないといけないし、ちゃんと充分な給与を受け取らなきゃいけないし、自分と家族の健康を大切にしなきゃいけない
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対人支援って「困ってる人から感謝される素敵なお仕事」だと思われてるかもしれないけど、感謝なんかより文句言われたり八つ当たりされたり期待に応えられないと価値下げされたり、そんなことの方がずっと多い。むしろそれが真っ当。だから仕事に感謝とかやりがいを求めると、詰みます。歪みます
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「こども食堂を増やせば貧困問題は解決されると思うか?」とも問う。返事に詰まる。
こども食堂と「子どもの貧困」を紐付けしてしまうのはメディア(と、子ども食堂で運営者のファンドレイジング戦略)によるミスリード仕方ないのかもしれない。でも「社会」と自分自身を切り離して→
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「社会貢献したいんです」という高校生からインタビューを受けることが増えた。授業でそういったプログラムもあるらしい。ただほとんどのケースで、その子が「貢献」したい「社会」の中にその子自身が含まれていないと感じる。だからまず「その社会のどこにあなたはいるの?」という問いから始まる→
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例えば「社会貢献って何?」と問うと「こども食堂やりたいです」という答えが返ってくる。そんな子はすごく多い。「なぜ?」と問う。「子どもの貧困が深刻だからです」と答える。「あなたは?あなたも子どもだよね。あなたの目からはどう見えるの?」と問う。返事はない→
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そうすると、彼らは尋ねてくれる。貧困や格差をなくすために私たちに何ができますかと。答えはいつも同じ。
「18歳になったら、必ず選挙に行きましょう」
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ボランティアや「社会貢献」活動は必ずしも「社会(構造)を変える」こととイコールではないし、ともすると不均衡な構造を温存することにもなる。そのことを説明する。それが例え彼らが求める答えでなくても→