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もちろん、世の中には「男の子なんだから」「男のくせに」という抑圧もある。でも片方がしんどいと言ったとき「こっちの方がしんどい」ってしんどさ比べを始めても誰も幸せにならない。ジェンダー抑圧の構造は性差で表裏一体。是正しようという声はどちらから上がってもいい
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寛容でいられること・いたいと願えることの特権に、赦せること・赦したいと願えることの特権に、「怒ることをやめたい」と言える特権に、私たちはもっと自覚的であった方がいい。特に「支援」を生業とする私たちは。
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寛容さは大切。赦す気持ちも持ちたい。怒らないでいたい。私も同じ。でもそう思える時、私は差別や抑圧に対して「安全な場所」にいるからだという自覚がある
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怒り抗議するのは、苦しいから。不当な扱いと暴力があるから。それが我が身や関係する人たちに及ぶ恐れを感じるから。
「分断」はあなたたちがいる場所とこちら側との間に既にあります。私にはそれが見える。そちらからは見えてますか?と問いたい。
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お金も社会的地位もある「賢い」人たちが、差別への抗議に対して「最近ギスギスしてて息苦しいよね」「みんなもっと優しくなろうよ」「分断深めるのやめよう」ってつぶやくのを度々目にする。安全な場所で感じるその「息苦しさ」や「ギスギス」で、脅かされることも飢えることもないよね
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夏休み延長なら給付金もセットです。子どもが自宅にいると増える食費、水光熱費、仕事をセーブしなきゃならない親もいる。ギリギリ夏休み乗り切っての延長は大きな負担。でも対象者選んでたら給付が延び延びになるので「国民全員に一律」でいきましょう。去年できたんだから。あと、検討始めるの遅すぎ twitter.com/tbs_news/statu…
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いきなり延長決めても学童どうするの?家が安全でない子の居場所や見守りは?対面授業を準備してた教員のみなさんの負担も計り知れない。新学期始まった地域もある。遅い。とにかく遅い。
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娘の友だちがデートDVの被害に遭い相談を受けた。葛藤するその子に「愛されるというのはあなたが違う意見や価値観を持っても、望まない行動をしても、それを認めるということ。自分と違う存在だと認めないのは、愛ではなくただの支配と執着だよ」と伝えた。
という夢を見た。寝た気がしねぇぇぇぇ
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この人たちはどれだけ現場に負担をかければ気が済むんだろう。陽性反応出たとしてそれからどうしろと?夏休み明け、保健室という避難場所があるからかろうじて登校できる子もいる。体調を崩しやすくなる子もいる。養護の先生がただでさえ忙しい時期。保健室を壊さないで。
news.yahoo.co.jp/articles/96b22…
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本気度は分かったから一般向けツイートだけじゃなく現場窓口への周知徹底もお願いします。車あるからダメ家あるからダメ家族いるからダメ家を無くして誰かの家に身を寄せてればそれを理由にダメ。全部窓口での対応です。利用者が勝手に忌避するんじゃない、忌避させてるんです webronza.asahi.com/national/artic…
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事前に調べて資料用意して問答を想定して理論武装して、なんなら専門家に同行頼んで、それでようやく受理される、そんな実態だからたとえ「ためらわずに相談」しても跳ねられることがあります。そうすればますます忌避してしまう。「申請は必ず受理」を全ての現場に徹底させてください。#厚労省
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あと申請に行ったのに「相談ですね」へのすり替えもやめてほしい。
もちろん丁寧に対応してくださる方々もたくさんいます。でも「ガチャ」が外れたらそれで終わりって、行政サービスではあってはならないことなんですよ。
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「問題行動」を繰り返していた子が「落ち着いた」り、逆に「落ち着いていた」子が「問題行動」を起こすようになったり。その子が変わったように見えるけど、変わったのは環境=周囲にどんな大人がいるか、だったりすることが多々あるんだよなぁ。でも大人の目には「その子が変わった」としか見えてない
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差別をした/差別に加担したことを「不快な思いをさせた」という形でしか謝れない大人が、子どもたちに言えることなんて、何ひとつ無いと思う。
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新型コロナウィルス感染症にかかり、自宅療養中のひとり親・ひとり暮らしの若者(未成年)のみなさまに、約5日分の食料品を玄関前にお届けいたします。月曜日には「たべまな」の手作りごはん、その他はインスタントやレトルトです。お届け可能地域は白河市内、ご本人と同居のお子さまが対象です→
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初対面の相手に自分の家族関係や人間関係、病歴、預貯金や収入、思い出すのも辛いことを話す。相手から同じ情報は得られない。一方的に話す。相談には大きな負荷がかかる。私たちは「気軽に相談して」って言うけれど、相談は気軽にできるものじゃない。ギリギリまでしたくないのが、むしろ当然
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目の前の人が心理的負荷や葛藤(そして時間的制約や移動等の負担)を乗り越えて、あるいはそうせざるをえないほど追い詰められて、そして相談することと引き換えに何かを損なっているかもしれないことを前提に、自分の振る舞いに意識を向けたい。相談は受けるよりする方が、多分ずっと難しい。
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虐待や経済搾取を受けて諸事情で新制度が利用できない子たちが使える奨学金等を調べてるけど、どこも将来の夢や大学での目標をかなりのボリュームで具体的に書かなきゃいけないのなかなかしんどい。安全が守られ「やりたい」が実現できた、そんな機会が乏しいと「未来」について書くのは難しいしキツい
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それが必要なのは分かる。そして点数で正当な評価を受ける機会を逸していた子たちにとってナラティブで評価されるチャンスは「配慮」だとも言える。
でもね、環境が違っていたら「とりあえず大学に行って色々勉強したい!何になるかはそれから決める!」でOKなんだよね。だから、ただただキツいなぁと
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一度逆境的環境に置かれると、そこから抜け出すために学力や自己表現において「そうでなかった子たち」よりもずっと高いレベルを求められる。チャンスを広げる目的で、厳しい要求と競争が課されている。そしてお金の不安が解消されなければ、入試にすらチャレンジできない
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願いが実現する手応えを感じた経験に乏しく「今ここ」の安全も危ういと、夢や目標を「第三者に応援してもらえる」言葉にまとめる作業は難しいししんどい。でも大学に行きたい、学んで何者かになる手がかりがほしい、そんな子たちがただ「行きたい」という理由で入試にチャレンジできる社会がいい
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「大学行きたいけどお金ないしなぁ」「進学したいけど親が反対するしどうしよう」じゃない。そこまで行かない。ずっと以前の話。高卒(中卒)で働いて家の稼ぎ手になる、それが当たり前、そうやって経済や文化が回ってきた世界で生きてる子たち。進学も就職も選択じゃない。選択の機会がない→
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この地域には「大学に進学する」という選択肢がほとんど生まれながらに人生から除外されている子たちがいる。たくさんいる。親含め身内に大卒者がいない、身近に大学もない、周りの大人と同じように高校(時に中卒)で働くことが既定路線。大学という存在は知ってても、自分の選択に紐付けできない→
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いくら給付型奨学金を拡充しても届かない、大学進学が「チャンス」として自分と紐付けられない子たち。その子たちの育つ環境を家庭の文化資本(あるいは地域の文化資本)と呼ばずに何と呼ぶのだろう。文化資本って家に本がたくさんあるかとか親が教育熱心だとか、そういうことじゃない→
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特権に無自覚になれる特権って、こういうことなんだろうな。