佐野亨 Toru Sano(@torusano1124)さんの人気ツイート(リツイート順)

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ダウンタウンとのコントでの共演や音楽プロデュースについて書いている追悼記事をいくつか見かけたが、天童荒太との対談集『少年とアフリカ』を読むと、坂本龍一はある時期以降、ダウンタウンに(より正確には、ダウンタウンが受容される時代の空気に)はっきり批判的になっている。
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一応補足しますが、トンチンカンな自己責任論を言い立てるために「お遊び」という表現をもちいることが問題(嫌みったらしい感情誘導という意味で)なのであって、実際に乗船の目的が遊びで全然問題ないわけです。
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『十二人の怒れる男』の陪審員たちは、それぞれの立場から意見をぶつけ合うが、ある陪審員(映画でエド・ベグリーが演じる)がその本性を現して差別的なことばを吐いたとき、他の11人は議論を拒否し、「金輪際あなたの話は聞きたくない」と言う。ヘイトは思想ではないからだ。 asahi.com/articles/ASN36…
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『Fukushima 50』。最大の疑問はキネ旬の星取評に書いたとおり。いまこの題材を映画にするならば、まず表現の主体がどこにあるのかが問われるはずだが、海外メディアによって付された呼称をそのままタイトルに冠したこの映画は、能動的主体をもたず、あるいは意図的に伏せて「事実」を描写していく。
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くまざわ書店が置かないようにしているのは「保守書籍」ではなく「ヘイト本」です。 twitter.com/seirindo_book/…
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志らくさんも貞本さんも、あとからあれこれ理屈を付け加えているけれど、差別やヘイト発言を繰り返すひとたちをまんまと勢いづかせていることは自覚されたほうがよいと思う。「俺が思ったことを発信するのは自由だろう」で済む問題ではない。
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平和主義者が他人を辛辣なことばで批判するのはおかしい、という根本的な誤解は思いのほか罷り通っているようだ。平和主義とは、波風を立てず、流れにまかせてやり過ごそうとする態度のことではない。不当な侵害には真正面から反論し、徹底的に批判を加えなければ平和など実現するはずがないのだから。
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吉本興業と政治の癒着は「まちこわし」を着実に進行させた。大阪だけではない。映画祭を足がかりに教育事業の拠点が置かれようとしている沖縄。江戸城再建を謳う元県知事を擁する神奈川。彼らが進める「地域活性」は、本来のローカルカラーを剥ぎ取り、見せかけのローカルカラーを付与するものである。
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ようやく吉本興業の話に戻った。そして、田村亮さんが吉本興業とTV局の癒着に言及。この点を徹底的に深めてほしい。
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この通販生活の意見広告はTVでは流れない(流せない)。同じく通販生活が地上波での放送を前提に製作した2011年の「原発国民投票」の意見広告は、TV局側の判断によって放送を拒否された。 youtube.com/watch?v=-PHunK… twitter.com/TomoMachi/stat…
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こういうことを書くと、「それはあなたに言っているのではない。犯罪者に対して言っているのだ」と反論されるのだろうが、少なくとも僕は、どん底まで落ち込んでいるとき、じぶんは生きているだけで罪を犯しているに等しい人間だと思っていた。
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紙媒体の記者はそれでも多少は踏み込んでいるが、TVレポーターの質問はこのかんワイドショーでさんざん取り上げられた闇営業をめぐる認識と仲間に対する思い云々といった浪花節に終始。いまそこで明らかにされている事実をつかまえることもできず、いったいなにを「レポート」するというのだろう。
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私も同意見です。性暴力描写は断じてギミックとして伏せ置かれるような「ネタ」ではありません。このことは映画宣伝においてもっと周知・共有されるべきと思います。 twitter.com/tal0408mi/stat…
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報道番組での若一光司さんの激烈な批判(これは「キレた」のではなく、正当な「批判」である)。ある特定の場において、時に「空気を読まない」ことがいかに重要であるかを端的にあらわした事例ではなかろうか。
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関東大震災の日。拙著『ディープヨコハマをあるく』では、震災直後の朝鮮人虐殺にまつわる場所を訪ねあるいたが、取材の過程でその人物像に強く惹かれたのが李誠七だ。打越の横浜教会を拠点に救済組織・愛隣園を率いた李は、自身も命の危険に遭いながら、荷車をひいて犠牲者の遺体を集めてまわった。
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国立美術館でもどこでもやってますが…… twitter.com/katsuyatakasu/…
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どんな相手とでも「とにかく議論することがたいせつだ」という主張はよく見聞きするが、そういうひとには『十二人の怒れる男』のこの場面の意味をよくよく考えてほしいと思う。 twitter.com/torusano1124/s…
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香川照之氏の件について、「正義を装ったリンチ」「これ以上やって誰が救われるのか」というツイートを見たが、当初のこの件の扱われ方が「容赦が無い」どころか報じられた加害行為に比して軽すぎたために批判を呼んだのであり、しかも真に「救われる」べき被害者の存在を措いて書くべきことではない。
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名前のない総理大臣(明らかに菅直人)を演じるのは佐野史郎だが、この配役は感慨深いものがある。というのも、かつて東京電力のコマーシャルに出演していた多くの俳優・芸能人のなかで、震災後、自己批判のことばを口にした唯一の人物が佐野史郎だったからだ。
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稲垣吾郎さんが文化放送の番組「編集長 稲垣吾郎」で文藝別冊『大杉漣 あるがままに』の話を。コロナウイルスで大変な時期にもかかわらず、漣さんのことならと取材を受けてくださった稲垣さん。「そのとき」をじっくりと思い起こしながら語る、一言一言に想いが宿っていた。
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日本会議は「サザエさん」を理想の家族として憲法に家族条項を盛り込むべきと主張しているが、長谷川町子の原作における情けない波平の姿や男女同権討論会で女性解放を叫ぶサザエさんの姿を知ったらどう思うのだろうか。 twitter.com/togesohe/statu…
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ストーカーの被害に遭っているひとが、加害者の勤務する会社にそのことを相談したところ、会社が被害者の電話番号を勝手に加害者に伝えてしまい、加害者本人からいきなり電話がかかってきた……と想像したら、恐怖以外のなにものでもない。なにをやっているんだ双葉社は。
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サンデージャポンで杉村太蔵氏が、黒川検事長を取調可視化に尽力した功労者であるかのように言っていて耳を疑った。冤罪大量生産を促すだけの部分可視化+刑事訴訟法改正を主導した黒川氏が?
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かつて地上波TVでは、ハリウッドの娯楽映画やジブリ作品だけでなく、ヴィスコンティもフェリーニもブニュエルも真っ昼間やゴールデンタイムにふつうに放映されていた。タルコフスキー『惑星ソラリス』の90分吹替版とか、ベルトルッチ『1900年』の吹替版3夜連続放映とか、いまでは考えられない編成だ。
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私は「犯罪者の烙印を押されたものは社会から抹殺されるべき」とは考えておらず、「(作品を)どう評価するかは見た人に委ねられる」という点にも同意します。ただし、映画を「見せる」立場にいる者は、「観る」立場にいる者とは決定的に異なる責任を負っているはずです。 twitter.com/kkd_jouei/stat…