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自己犠牲ややりがい搾取によって成り立っている組織のダメなところって、個人が組織に潰されてしまうのはもちろんのこと、同調圧力によって、「自己犠牲をはらわないやつは人でなし」みたいな感覚が根付いて、被害者同士で潰し合ってしまうことにもあると思う。
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奥田民生の件、慕ってくれている後輩や同僚が、ダメなものはダメと、あえて苦言を呈してくれるって、貴重な存在だと思う。立場や年齢があがっていくと、ダメなことしてても指摘されず、何も言わずに離れられていくことのほうが多い。
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エッセイ漫画家の母娘の件、機能不全家庭では、母親が娘の女性性を嫌悪するのって、割とよくある印象。息子には理解ある疑似彼氏を担わせ、娘には母娘同一化と、家族のケア労働者として扱う。どちらも親による子どもの搾取と支配。そして多くの場合、父親は透明化している。
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罰としてのトイレ掃除の是非はともかくとして。
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自分に全く非はないと思い込んでる人って、何かの原因は周りにあるはずと他罰的になるのだけど、こういう話をすると、伝わってほしい人には刺さらず、気遣いできる人に不要に刺さってしまう傾向ってあると思う。
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自分のいまの苦しさやしんどさと比べることもないです。世界的な非常事態と比べてしまって、自分のしんどさを小さく見積もることもしないほうがいいです。自分のしんどさは自分のものです。心が押しつぶされそうなときは、メディアやネットの情報から離れることも必要です。
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大学のころ、先生に意味もわからずいっぱい質問していた学生が、15年後には現場の第一線で活躍しているということがあるので、好奇心があって、愚直に聞ける、恥じらいなくわからないことをわからないと言える力って、実はすごく大事なのではないかと思う。
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嫌なことから逃げたらダメ、成長しない、立ち向かえって言うの正論だとは思うのだけど、まず先に逃げ方を覚えておかないと、危なくなったときに撤退の方法がわからず、玉砕してしまうように思う。逃げる手段を知っているから、安心して嫌なことにも立ち向かえるのではないかな。
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誰か周りの人が褒められたり、評価されているのを見聞きして、直接関係ないのに、「褒められない自分は出来てないんだ」と自分が責められているように感じるときは、メンタル弱ってる証拠なので、あまり深く考えずにメンタル回復優先したほうがよい気がする。
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セルフレジの話、本筋からズレるんだけど、レジで後ろに誰かいたら、とにかく焦る、なぜか焦る、誰も急かしてないのに焦る、なんなら後ろに人がいなくても、店員さんに気を遣って焦る。共感してくれる人いるかな。たぶん自分の認知の問題だと思う。
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不当な要求を、関係づくりやその場を穏便に済ませるためにのんでしまうと、穏便におさまるどころか、次はさらに要求を大きくされることが多いことを、対人援助職は理解しておく必要があると思う。不当な要求を毅然と断ることから生まれる信頼関係もある。
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もともと危機的状況になると過集中過活動モードで乗り切って、しばらく電池切れするみたいな生き方で、ただそのやり方では育児はもたないのを痛感した。だからいまは、娘が自分の生き方を変えてくれた、救ってくれたのだと思ってる。そのままのスタイルで生きてたら、どっかで頭打ちしてたと思う。
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いまの子どもたちは、当たり前だけど、数十年後には大人になり、社会を担っていく。社会を作る側になる。そんな子どもたちが、自分たちは大人や社会に大事にされた、守ってもらえたと思えることが、先の未来に繋がっていくのではないかと思う。
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メンタル安定のために、不安な要因から離れる、見ないフリするスキルは重要なのだけど、不安が高い人ほど、不安からうまく離れられない現象ってあると思う。不安になるのがわかってて、不安要素に自ら近づいていったり、あえて確認したりして、不安である状態で安定したいみたいな心象。
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芸能人とかの自死の報道を聞くと、自分に関係ないのに気持ちが押しつぶされそうになる。地位や名誉やお金があっても、自分は自分のままでいいっていう感覚が生きていくうえで一番大事なんだなってつくづく思う。生きづらさは人それぞれ、誰にも測れない。
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自己肯定感高い人って、知的好奇心も高いように思う。自分の「好き」をストレートに表現するし、好きなことについて、もっと知りたい、学びたいという気持ちに素直。素直に好きなものを好きって言えるって、自分を肯定することに繋がるのかもしれない。
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支援職は、相手の「大丈夫」を鵜呑みにしないように心がけたほうがいい時がある。大丈夫じゃないと言えない、言ってはダメと思っている、助けを求めたけど支援を得られなかった、助け自体を否定された、助けを求めたらより大変なことになった…様々な背景から「大丈夫」と言ってしまう場合がある。
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「頑張ったから誉めて」って、素直に言える力がある人って、すごいと思う。信頼できる人にしか言えないし、受け止めてもらえないと傷つくってわかっているから、言わない、言えない人も多いのではないかと思う。そう思うと、幼少期の「誉めて」を受け止めてもらえる経験ってすごく大切だなと思う。
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メンタルって、ゴムボールみたいなもので、圧力かけたら凹むけど、元に戻る力も持ってる。でも圧力が強すぎたら破裂して穴が開く。穴を塞いでまた空気を入れたら膨らむけど、穴は完全には治らないし、次また破けやすくなる。破けてしまう前に圧力のかからないところに逃げるのが大事だと思う。
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くすぶった感情が、ぶつけるべき人にぶつけられないままになってしまっていると、時にそれは、立場の弱い人へと流れていく。ぶつける側は正当性があると思っているけど、感情を紐解いていくと、本当にぶつけたい相手は、過去の誰かだったりする。
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自分が嫌なことされているのに、自分の受け取り方がおかしいのかも、自分にも非があるのかもと思い始めたら、「自分の嫌な気持ち」が透明化される。「自分にも非があるかもしれない」のと、「自分の嫌な気持ち」は併存していい。
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バンドマンをネットストーカーして特定して結婚した話とか、スタバに毎日通い詰めて付き合った話とか、もし、うまくいってなかったら、ストーカー案件になりかねないし、実際、店員さんとかがストーカー被害にあってる事案もたくさんあるから、「ただの一例」として捉えないと危険だよなと思う。
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自己肯定感って「自分で自分を肯定する」ための前段階として、「自分にとって重要な他者から肯定される」ことが必要だと思う。
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フルタイムだろうと専業だろうと、子育ての負担感やしんどさを語ったときに、自分は大丈夫だった、愛情が足らん、気合いが足らんって発するの、地獄でしかない。誰も救われない。10人親がいたら10通りのしんどさや悩みがある。
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吉野家の生娘シャブ漬け戦略、何かと思ったら、飲み会の席とかで下世話なネタで盛り上がって、周りも気分悪くなりながらも、気を遣って愛想笑いしかできなくて、それを公的な場に持ち出しても誰にも指摘してもらえなくなった、管理職おじさんのなれの果てじゃないか。