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大学時代に、キャンプインストラクターの資格をとる実地講習で、はじめに決めるあだ名や呼称は、周りが決めずに必ず本人が呼んでほしい名前にすると教えられた。周りが悪気なく、たとえ親しみをもってつけたあだ名でも、実は本人は嫌がってて、ずっと言えないということがあるから、と。
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ある研修で「クレーマーは自分のことをクレーマーとは思っていない。むしろ正しいことを言って教えてあげていると思っている」という話を時折思い出す。あとクレーマーが物申している相手は、自分ではなく、自分の後ろにある会社や組織や社会だと理解すれば、不要なダメージを受けないという話も。
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どこの組織にも、本人の意思関係なく調整弁みたいな役割を担わされる人っていると思うけど、調整弁も負荷かけすぎたら壊れるっていうのを、上司や組織はあまり理解してない気がする。
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アラフォーおじさんになって気づいたんだけど、清潔感があるとか優しいとか面白いとか仕事ができるとかも大事だとは思うけど、「周りを不快にさせない」ってすごく価値のあることではないかと思ってきた。
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歳をとると、何故か自分語りをしたがる傾向が出てくるのだけど、例えば職場の上司と部下のような、不均衡な関係性でそれをしてしまうと、相手の時間と労力を、不当に奪っているかもしれないという意識は必要だと思う。年配が若い人に無償のケア労働を担わせてしまっているけど、その自覚がない。
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社会に出たら理不尽に怒られることもあるから、学校でも理不尽に怒られることにも慣れないといけないって、逆だと思う。家庭や学校が安心安全な環境で、育っていくことで、大人になっても理不尽に耐えられるメンタルが育つのだと思う。
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どれだけ親が努力しても、寝ない子は寝ないし食べない子は食べない。それが原因で、親子関係不調になることもありうる。食事場面や就寝場面で、「ちゃんとしつけなければ」という親のプレッシャーや不安から、子どもへの不適切な養育や過干渉に発展してしまう場合もある。バランスが難しい。
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異動の時期ですが、支援者は「自分にしかできない支援」に酔ってしまわないように気をつける必要がある。もちろん人間同士なので、関係性や相性はあるけど、その人がいなくなったら成り立たなくなる支援は、意図せずとも、結果的に相手の不利益になってしまう場合がある。
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秀岳館高校の件、監督が、自分は被害者と言ったり、謝罪動画を生徒にアップさせたり、DV支配と同じ構図だと思う。何が怖いって、謝罪動画をあげさせたのは「生徒の意思を尊重した」と監督が発言しているところ。客観的に見たら理解不能だけど、加害者側は本気で「相手のため」って発想なんよね。
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いま社会をつくっている大人が、かつて「大人に守られるべきときに守ってもらえなかった子ども」であったかもしれないことを考えると、いまの目の前の子どもを大事にすることが、未来の社会を作ることになるのになと思う。
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誰かのケアを担っている人ほど、色々我慢しすぎる傾向があるから、自分の人生を豊かにしたり、自分自身が幸せになったりすることに、抵抗を感じてしまう傾向があると思う。
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糖尿病、喘息、アレルギーなどは、たいしたことない、頑張ればなんとかなる、周りへの影響がとか言い出す健康で無知な人がいますが、死と隣り合わせなので、正しい知識と対応を知っておく必要があると思います。 twitter.com/chilime/status…
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周りは自分の考えを理解してくれているはずだ、思ったとおりに動いてくれるはずだというのは幻想で、「わかり合えていない前提でわかり合おうとする」「わかり合えなくてもやりとりはできる」ことが、コミュニケーションの基礎になると思う。
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子どものころから、音楽を聴きながら漫画や本を読むと、その後、同じ音楽を聴くと、読んだ漫画や本のシーンや内容が浮かんできて、音楽と本のイメージがくっついてしまうことがよくあって、みんな同じだと思ってたけど、もしかしてそうでもないんですかね。
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誰かを否定したり、くさしたりしたくなるときって、相手にも一因はあるのだけど、一方で、自分が正当に評価されていない、認めてもらえていないと感じているとき、誰かへの否定的な感情に拍車がかかる。
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「寒いなぁ」と言ったら、毛布を持ってくる幼児と、「俺は寒くない」という夫って、単なる事実しか書かれていないけど、「ツイ主は「毛布が欲しいと察しろよ」と思っている」と読み解くのは何故か、興味深い。
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何らかの支配や抑圧を受けてきた人たちは、自分が幸せになることに抵抗を示す場合がある。自分が楽になることに不安を覚える。不安定な状態で安定しようとする。
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ツイッターで、どのような発言をするかも、どう受け取るかも個人の自由と責任なんだとは思うけど、怖いのは、それらの言説を利用して、儲けようとしたり人を食い物にしたりする人が、現実の世の中にはいるということだと思ってる。 twitter.com/NyoVh7fiap/sta…
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自分の娘が思春期になって、「親ガチャ失敗したわ!」って言われたら、気持ちは乱されるだろうけど、「おー、思春期きたな、自我が芽生えてよい、ドンと来い」というぐらいの気持ちでいたいし、そう思えるだけの心身の余裕は持ち合わせていたいなと思う。
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子どもは「話は聞くけど、意見は聴かない」「理由は聞くけど、気持ちは聴かない」ような大人のことは信用しないよなと思う。
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男児の性的被害って、語られにくく明るみに出にくい。また、男児(時に複数の)から男児に対して、単なる性的欲求という文脈ではなく、いじめや支配、暴力のツールとして、性的加害が加えられるという事実も、まだまだ認知されていないと思う。 twitter.com/chilime/status…
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子どもが親離れするより、親が子離れするほうが難しい場合がある。親にとって子どもはいつまでも子どもだと思ってるけど、成長につれて、自分だけの世界、子どもだけの世界を広げていく。子どもが巣立っていこうとするときに、うまく子離れできるように、親も自分だけの世界を持つのも大事だと思う。
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支援者として「相手の感情に巻き込まれない」スキルは、自分も相手も守るために大切。一方で、若くて経験が浅いときにこそ「巻き込まれて葛藤した経験」も必要だと思う。生身で感じた人間らしい感情が、支援者としての軸を作る。そのためには、支援者を導いてくれる支援者の存在が重要だと思う。
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付き合ってる彼女に「死にたい」って言われて「俺といたら、毎日楽しくて生きたいって思えるようになるから大丈夫」って答える彼氏の話、彼氏にモラハラみがあると感じてしまうのは心が歪んでるかな。弱ってる人を言葉巧みにコントロールして、支配下に置く人が実際にいるのいっぱいみてるからかな…。
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殴る蹴るの暴力を伴わなくても、性行為の強要、避妊の非協力、非合意の性的接触、無視、暴言、威圧、破壊行為、経済的制裁、不当な行動の監視、制限、他者との連絡への干渉、制限などの行為は、すべて関係が対等ではなく、支配関係によるDV、性別問わず。