②解熱鎮痛剤を配備しておく。重症化リスクのない人は受診しても結局、対症療法。アセトアミノフェンの場合は大人で1回300~500mg、子供は1回あたり10~15mg×体重が目安。 市販薬だとタイレノールAとラックルが1錠あたり300mg、ノーシンACだと150mg、大人は2~3錠をまとめて飲む感じになります。
自分にとって都合のよい世界を作り出す。 SNS上に自分の創り出した世界の住民を増やす。 それによって自分の存在が肯定され、穏やかさを取り戻すことができている人もいるのかもしれない。 人間は、強くはない。
本人が本当に避けたいものは何なのか。 それはワクチンなのか。あるいは「決断すること」なのか。 人生を左右するかもしれない選択。 医療者は、打ちたくないなら勝手に、と本人の言葉を鵜呑みにするのではなく、丁寧に情報を伝えつつ、本人にとって最適な選択を一緒に考えていくことが大切だと思う。
家族と一緒に過ごせる。 学校に行ける。 多くの人にとって当たり前の日常が、この子にとっては、病気から取り返した大きな収穫。 その幸せな様子にこちらも穏やかな気持ちになる。 画像上、腫瘍は消えたわけではない。 子供の回復力は理解を超える。 この奇跡的な日々が1日も長く続いてくれることを。
日本はどんな「ウィズコロナ」を目指すのか。そろそろ具体的なビジョンを共有すべきではないか。 ●コロナ感染は自己責任。 ●コロナによる重症化・死亡、後遺症を受け入れる。 ●それ以外の疾患や事故でも、コロナの影響により、適切な治療が受けられない可能性があることを受容する。
実際には、多くの患者さんやご家族は、この5つのプロセスを行ったり来たりしながら受容に至る。でも、受容に至ったかと思うと、また怒りを表出したり。 いずれにしても、不都合な真実を受け入れるには、かなりの時間とエネルギーが必要なのだと思う。
保険証はなく、生活保護もなく、お金もなく。診察以外に検査は一切拒否されました。福祉の手続きを提案しましたが、それには答えることなく、2週間分の利尿剤だけを手に帰っていきました。 必ず再診するよう伝えましたが、その後、彼の姿を見ることはありませんでした。
コロナの「研究用」抗原検査キット、販売禁止にできないのかな。 研究用キットで陰性⇒コロナじゃなさそう⇒普通に生活⇒家族や職場で咳と熱が拡がる⇒念のために発熱外来⇒全員陽性 検査できないよりマシ、と思っている人もいるかもしれないが、偽陰性からのミスリードによる悪影響が大きすぎる。
37歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された。 相談にいった地域包括支援センターでは、福祉用具の分厚いパンフレットを渡され、40歳になったら会社をやめてデイサービスに行けばいいとアドバイスされた。 でも、月5万の障害年金ではとても生活できない。
それを受けて「未知の物質を体内に入れるよりも、打たないほうが安全」と考える人はいまだにいる。 中には「ワクチンで多数の死者が出ている」など、明らかに誤った情報をもとに接種を拒絶する人もいる。また妊婦さんやアレルギー体質の人など、接種のリスクを評価できず決断できないという人もいる。
「行動制限求めず、社会経済活動を維持」 これは政府と国民の合意。その当然の帰結としての感染拡大。医療はその後始末に追われている。 インフルエンサーの皆様は、医療への不満だけではなく、自由の代償としての覚悟の必要性か、感染予防のための合理的行動か、いずれかを呼びかけてほしい。
酸素飽和度70%台。 直ちに入院が必要と判断するも、入院先が見つからず。救急要請するも、搬送先が見つからず。 入院までの48時間、2台の酸素濃縮器とステロイドで何とかつないだ方が、無事退院できたと先ほどクリニックまでご報告に来てくださいました。
心不全と高血圧ということで1日4グラムの塩分制限をかけられてるじいちゃん、低ナトリウム血症ということで、1日3グラムの塩化ナトリウム(食塩)が処方されて1年。 食事は薄味過ぎて美味しくない、食塩は飲むのが大変で、って、誰かこの異常事態にもう少し早く気づいてあげてよ。
きっと来ないんじゃないだろうか。 そう心のどこかで思っている自分がいました。 それでも彼がどこに帰っていくのか、それを詮索しようともしませんでした。 湿度の高い待合室では迷惑そうな顔をした患者たち。医事課の職員が渋い表情で消臭剤をスプレーし、彼が座っていた長椅子を消毒していました。
「世界初」なのは、軽症患者の自覚症状を8日→7日に短縮するだけで数万円もかかる薬なんて、だれも求めてないからです。 催奇形性のある薬を一般用医薬品として薬局で買えるようにするんですか? 即効性のあるアセトアミノフェンが一錠50円で買えるのに、買う人いるんですか? twitter.com/isashinichi/st…
福祉用具ってすごい。 がんの全身転移、薬物による疼痛緩和+入眠導入剤を様々試みるも、皮下の多発転移の圧痛が強くて眠れなかった方。 ➡ウレタンハイブリッドのエアマットレスを導入したところぐっすりと熟睡できていると。 療養環境のプロ。 在宅医療の領域でもっとクローズアップされていい。
塩野義のゾコーバ。5つの症状(鼻汁・咽頭痛・せき・発熱・倦怠感)の期間を短縮(8日→7日)するという。 正直、大した効果ではないと思う。 これまでの抗ウイルス薬の効果は「重症化・入院・死亡を減らす」こと。一方、この新しい抗ウイルス薬は対症療法薬。 いわば「高級かぜぐすり」だ。
無治療の乳がん。 診断確定時のデータには詳細な情報が記載されていた。分子標的薬の効果が期待できるがん細胞だ。 時間をかけて本人とじっくりと話をした。 病気は怖い、でも治療も怖い。 そんな時、治療なんてしなくていい、そんな言葉にすがりたくなった。 でも、明らかに病気は進行してきて、
このままじゃいけない、でも考えたくない、そんなことをしているうちにさらに時間が過ぎてしまったと。 確かに化学療法は怖い。だけど、あなたのがんには効果が期待できる薬がある。その薬はあなたが懸念しているような副作用は出にくい。いまからでも治療をすれば、時間を取り戻せるかもしれない。
そして「ワクチンを打たない」ことのリスクを「ワクチンを打つ」ことのリスクと比較している人も多い。何もしなければ副反応なんて出ないのに、なんでわざわざ、と。 しかし「ワクチンを打たない」ことは「いずれ新型コロナに感染する」ということでもある。
「帰るー!帰るー!」 アルツハイマー型認知症の診断で、老人ホームに入居となった60台女性。 強い陽性症状を抑えるためにクロルプロマジン、フェノバルビタール、チアプリドなど複数の向精神薬を内服中だった。… twitter.com/i/web/status/1…
もちろん、新型コロナに感染しても多くの人は重症化・死亡することはない。しかし、そのリスクが低いものであったとしても、ワクチンの接種によることをリスクはさらに低い。後遺症のリスクなどを考えると、ワクチンを打たないという選択はあまり合理的なものとは思えない。
僕が医学部に入ったのは1992年。 当時、僕を大学で教えてくれた教授たちは、1960~70年代に医学教育を受け、臨床医として活躍されてきた方々。70年代の日本の平均寿命は70歳を少し超えたあたり。85歳を超えて生きられる人は少数、急性期病院の入院患者も大部分は若者で、高齢者は少なかったはずです。
皆に迷惑をかけたくない、あるいは孤独で生きている意味がわからない、これらは「そう思わせている社会を治療すべき」あって、本人が死ぬことで解決する問題ではない。 優先すべきは安楽死ではなくケアの充実、社会的処方も含め、生きていることの価値を実感できる支援がより重要だと締めくくられた。
「胃瘻=悪」という価値観の刷り込みにより、胃瘻という治療手段を選択しにくい状況が作られているのがとても残念です。 胃瘻は本来、栄養ルートを確保することで、リハビリを効果的に進めたり、口から食べることにこだわらない人の生活の質を高め、人生を継続させるために使用するものです。 twitter.com/hirox246/statu…