Kenji Shiraishi(@Knjshiraishi)さんの人気ツイート(古い順)

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次世代自動車のコア技術である車載電池。パナソニック、AESC、GSユアサなどの日本企業が2015年に世界シェアの半分以上を占めていたが、中国・韓国メーカーとの競争に負けてここ数年急激に落ち込み、ついに一桁になってしまった。 nikkei.com/article/DGKKZO… newswitch.jp/p/35533
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ヨーロッパで2035年のガソリン車・ハイブリッド車の新車販売禁止が決まった。新車は全てEVになると考えて良い。火力発電で作った電力ではEV化してもCO2が減らないという指摘が根強いが、ヨーロッパの電力における火力の割合は年々低下し、2022年で既に4割弱まで落ちている。 news.yahoo.co.jp/articles/b4efb…
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「2035年日本レポート:電力脱炭素化に向けた戦略」と題した研究を公表しました(日本語要約あり)。クリーンエネルギーについて、2030年のエネルギー基本計画の目標を達成しつつ、2035年に90%まで割合を引き上げる場合の費用等を評価しました。議論の材料となれば幸いです。 emp.lbl.gov/publications/2…
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ある地方都市で空港に向かうタクシーに乗っていて、タクシーの予約に苦労したんですよ、という話をしたところ、運転手さんが、コロナをきっかけに急速に縮小する地方のタクシー業界の現状を話してくれた。面白かったのでシェア。地方ではタクシーがいつでも利用できる時代は終わったと言う話。1/n
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まず、現状としてタクシー会社の廃業が急速に進んでおり、かつ残った会社もドライバーの確保に困難を極めている。そもそもタクシードライバーの平均年齢は70歳(その都市で)。コロナ禍において、密室での感染を恐れた高齢ドライバーの皆さんが一斉に退職した。2/n
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高齢ドライバーは年金受給者でもあるので、高い感染、健康リスクを犯して働く動機がない。なのでコロナが落ち着き始めても、彼らは帰って来なかった。残ったドライバーも平均年齢70歳なので、あと数年で多くが退職する。その会社でも数年前の1/4に減ったドライバーが、あと数年で更に半減とのこと。3/n
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これまでタクシードライバーの供給源だった高齢者の新規参入には、二種免許の壁。タクシー会社は免許取得の費用は持つのだが、1ヶ月かけて免許取得する気力のある高齢者は多くない。地方の労働者人口は激減中。退職が加速し、新規参加が先細る形で、会社を維持できず廃業が進んでいく。4/n
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実際、その地方都市では、朝晩に予約・利用できるタクシーの数が激減し、予約を取るのが非常に難しい。朝晩に空港に行くのにタクシーが使えないので、どうしてもタクシーを使うなら、朝晩ではなく昼の便を使うべきだと助言された。5/n
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高齢者の車の事故が時折報じられるが、タクシーがあまり使えないとすると、免許返上を渋る高齢者の方も増えるだろう。Uber的なライドシェアか、二種免許義務の緩和か、自動運転か、何らかの対策が求められるのだろうと思った。地方ではタクシーがいつでも利用できる時代は終わったという話。n/n
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このスレッドが伸びているので、私の本業も宣伝させてください。日本の電力コストはクリーンエネルギーで削減でき、停電も起こさず、エネルギー安全保障上もメリットが大きく、貿易収支も大きく改善することを示唆した研究です。日本語のエグゼクティブサマリーもぜひどうぞ。 mobile.twitter.com/Knjshiraishi/s…
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気候変動に関する最新科学をまとめた報告書が発表された(IPCC AR6)。今後どうなるかが気になる方は、3℃弱の上昇を見ると良いだろう。動植物の絶滅や熱中症、農業生産性低下のリスクが大きく高まる。気候変動は進行中で産業革命前から既に1.1℃上昇。1.5℃を超えると0.1℃違うだけで被害が大きく増加。
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WBC、日本での放送はどうだったのかわからないけど、アメリカの放送(FOX)では、大谷さんがずーっと映っていた印象。グローバル・スター、グローバル・ブランド、サッカーにおけるメッシと、最上級の言葉で讃えられていた。アメリカにおける大谷さんの存在の大きさをひしひしと感じた。
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記事のタイトルにもある「知識や手段は既にある」ということが日本では無視されがちだが極めて重要。日本で脱炭素というと未商用化技術のR&Dという発想が多いが、IPCCやIEAが呼びかける迅速な対策はそういう技術ではなく既存技術の量産による低コスト化と大量導入を指す。このグラフの青を見てほしい。
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世界最大の自動車市場である中国で、海外メーカーの売上が激減している。中でも厳しいのが日本車で、前年度比4割減。その一方でEVメーカーのBYDとテスラの伸びが著しい。中国市場はまだ伸びるので、ここでシェアを落とすのは厳しい。 twitter.com/alex_avoigt/st…
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アメリカは地域によって平均寿命が20年違う。全世界が一つの国に同居しているような数字だ。カリフォルニアや北東部などの数字は日本や西欧と遜色なく、南部の数字は途上国のそれに近い。熱波やハリケーンなどの気候変動の影響を最も強く受けるのもこうした地域であり、平均寿命に悪影響を及ぼす。 twitter.com/nsjersey/statu…
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似たような話で、エネルギー関係者から、日本はエネルギー供給のせいで戦争までやったのに、なぜエネルギー自給率を上げることに興味がないのだと何度も聞かれたことがある。燃料を輸入していたら、石油や天然ガスだろうが、水素やアンモニアでも同じではないかと。
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今年の3月は観測史上2番目に暑かったのだが、日本は1951-1980年の平均よりも、なんと4℃以上暑かった。すごいな。 twitter.com/Sustainable205…
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「日本はどのようにして世界のEV競争に破れているのか」という刺激的なタイトルのエコノミストの記事。記事自体はよくある内容で目新しさはないが、グラフはショッキング。アメリカもカリフォルニア(約2割)以外はあまりEVが普及していない状態でキャッチアップを急いでいる。 economist.com/asia/2023/04/1…
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氷河、劇的なスピードで融けてるな。 「ターラス事務局長はAFPに対し、「CO2濃度がすでにこれほど高まっていることから、われわれは氷河を救う試みにすでに敗北した」と説明。スイスのアルプス山脈(Alps)では昨年夏、氷河融解ペースが過去最高の6.2%に達したと指摘した」 news.yahoo.co.jp/articles/83bcc…
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ドイツの経済気候保護省の次官が、テレビ朝日の記者の率直な質問に丁寧に答えていて、素晴らしい。真っ当なコメントをされている。だいたい自分がいつもツイートしていることと同じだと思う。日本の政府見解や報道とどのように異なるか、読んでみてほしい。 news.yahoo.co.jp/articles/28d21…
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海面上昇が2メートルに達しただけでも、東京や大阪ではこれだけの区域が海面の下に沈む。時間軸でいえばあと100年程度の期間だ。都市計画を抜本的に考え直す必要があるだろう。 coastal.climatecentral.org/map/11/-220.24…
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カリフォルニア、ここ数日、太陽光が多い10-14時の電力は100%再エネで供給するようになってきている。太陽光は今後もまだまだ増えるし、蓄電池を増やしていくフェーズに入った。
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これは衝撃的だなあ。世界最大の自動車市場である中国で長年にわたり販売台数トップのフォルクスワーゲンが、今年の第1四半期に陥落。EV専業のBYDがVWを抜いて初めてトップに立った。このグラフの黒がBYD。ダイナミックだなあ。bloomberg.co.jp/news/articles/…
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EVへの転換は日本メーカーを倒すために海外メーカーが仕掛けたというお話、日本では頻繁に聞くのだが。日本人以外がそんなことを言ったり書いたりするの、自分の知る限り英語では一度も見たり聞いたりしたことがないのだが、誰が言い出したのだろうか。ここまで隅々まで流布した陰謀論も珍しいのでは。
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記録的な熱波が到来したポルトガル、スペイン、フランスなどで4月の最高気温の記録を大幅に更新。38℃に達するところも。春なのに。たまたまスペインから帰国した同僚がいるのだが、真夏の暑さだったと言っていた(日焼けしてた)。 twitter.com/extremetemps/s…