たられば(@tarareba722)さんの人気ツイート(古い順)

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もう十年以上前だけど、酒席で「物語」のことを「嘘」と言っていた後輩のことを時々思い出す。「もちろんあっていいし、楽しむ人がたくさんいるのはわかるんですが、義務教育で教えるほどのものですかね」と言っていた。ずいぶん前に異業種へ転職したけれど、出版業界に戻っていると最近小耳に挟んだ。
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小説をまったく読まないだとか、文学作品は嫌いだという編集者はあんがい多い(3人くらい会ったことがある)。もちろん好みの問題だから他人が口出しする話ではないけれど、物語に何度も救われた自分にすれば、あらゆる真実には嘘が混ざっていて、あらゆる嘘には真実が潜んでいることを知ってほしいし
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コロナ禍で「実際に会うこと」の効果(暴力性、権力作用)がより露わになったということと、だからこそそれをどこまで回復させるのか議論が必要、という話。すごく丁寧で興味深い。 人は人と出会うべきなのか|斎藤環(精神科医) @pentaxxx #note note.com/tamakisaito/n/…
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なおこの誤字付き日記、「国宝」に指定されておりユネスコ「世界の記憶」認定されております。気にすんな。 twitter.com/seisyounagon_/…
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仕事がら社内外問わず修正指示を出すことが多いのですが、「なるほど……」と思ったのは、「話を聞きながらメモをとると、聞いた内容をあまり覚えない人」と、「メモをとらないと覚えられない人」の両方がいる、ということでした。自分は後者だったので「メモをとってください」と言いがちなんですが、
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実際に口頭で伝えているときに、「書いておいてくださいね」と言うと、「書くこと」に集中してしまって内容が頭に入らないタイプの方が、けっこういるんですよね。
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このタイプのばらつき(作業の習熟度や年齢とかと関係なくかなりバラバラな印象)を痛感してからは、指示は「文字(こちらが書く)→口頭(読んで説明)→文字(相手に書いてもらって確認)」が最強だな、、と、できるかぎり時間をとって「音」と「字」を混ぜるよう意識しています。
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念のため書くと、「話を聞いているときにメモをとったほうが覚えるタイプ」と「とらないほうが覚えるタイプ」とで、作業の精度や時間に優劣がある印象はまったくありません。どちらのタイプも、とびきり優秀な仕事をしてくださる方に会ってきたし、矯正しようとするとろくなことにならないと思います。
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(もちろん、「自分がどちらのタイプかわかっておらず、単に聞くだけで覚えようとして結果的に覚えられていない人(その場の「伝達事項」よりも「感情処理」を優先するタイプ)」もたくさん出会ってきました。これは、伝える側にも「感情処理を優先させよ」という人が多いことが原因だと思います)
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SNSで「病みメイク」が人気だそうで、知った瞬間、百人一首中随一のエロ病み恋歌と名高い「長からむ 心も知らず黒髪の 乱れて今朝はものをこそ思へ(あなたは「ずっと好きだよ」と言ってくれるけど、信じきれなくて(情事を終えた翌朝の)この髪のようにわたしの心も乱れています)」を思い出した。
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令和の在宅勤務時代に推したい標語。 「Wi-Fiの乱れは心の乱れ」
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誰に迷惑をかけるわけでもなく作品を楽しんでいるだけのオタクに「あの楽しみ方は気持ちわるい」と(当人に聞こえるか聞こえないかくらいの声で)言う人は、何十年も前からたくさんいたし、その囁きが怖くて作品を好きだと言う機会が失われた場面も、好きな気持ちそのものが潰えた場面も、見てきた。
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「あの楽しみ方は気持ちわるい」と言いたくなる動機はわかっている。「そう言っている自分は、気持ちわるい存在ではない」と周囲や自分にアピールできるからだ。だから「そんなことを言うなよ、言われたら傷つくだろ」と言っても伝わらない。言葉を向けている相手が最初から違うからだ。
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だから、誰かの楽しみ方や愛し方について、「気持ち悪い」と言っている人を見ると、反射的に距離を置くようにしています。自分が思っているよりもずっと、「何かを楽しむこと」という気持ちはデリケートで傷つきやすい。傷ついて失われたあとでは気づかないということは、思いのほかよくあるから。
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中間管理職やってると、「コミュニケーション能力」とは(一般的に言われている「陽気でよく喋って友人が多い」というような方向ではなく)「様式を踏まえる」とか「小まめに連絡する」とか「必要な説明を早めに済まして事故に備える」とか、地味で細かい積み重ねが出来ることが大事なんだと実感する。
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FGOレクイエムイベントで活躍するマリー・アントワネットさんですが、史実でもあの人、監獄に閉じ込めたら看守が脱出の手引きするようになったり、「こりゃヤバい」ってなって移した先の見張り役が手紙のやり取りを手伝うようになったりと、なぜか周囲を命がけの協力者にしちゃう人なんですよね…。
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このツイートわりと根が深くて、というのも「コミュニケーション能力(コミュ力)」という名称の一般的理解が「陽気でよく喋る」というような、性格的な技能だと思われていることによって、「習得や訓練による向上を諦めている人」というのはけっこう多いと思っているからです。違うんだぞと言いたい。 twitter.com/tarareba722/st…
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これほど「ラッキー要素」を廃した「桶狭間の戦い」描写は近年珍しいのでは。 #麒麟がくる
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SNSに強い編集者や出版社販売部員にとっては当たり前に知っているけど、そうじゃない編集者や出版社員は気付いていないこととして、「本や雑誌は発売前にガンガン告知せよ」があります。たとえばAmazonは発売前一週間で初版入荷数を決めます。初版入荷数は著者の前歴に加えて、事前予約数で決まる。
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このコロナ禍以降、Amazonは初版入荷以降の配本数を絞る傾向があるから、つまり初版入荷数の重要性が相対的に増しています。 いっぽう通常書店でも、事前注文数や取次からの配本時に「その本が世の中でどれくらい話題になっているか」を調べる。面陳棚に置くか平積みにするか棚差しにするか決める。
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新刊書籍の年間発売点数は7万点以上です。毎日平均して200冊近い新刊本が発売されています。著者や担当編集者や担当販売部員は、そのなかで自分の本を書店員や読者に見つけてもらわなくてはいけない。そのためには、発売日以降に勝負を仕掛けていては遅すぎるのです。発売前にどこまで準備できるか。
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著者担当編集者も、校了してからもうひと勝負が始まると思ったほうがいいです。よくも悪くも、そういう時代になったということなんですね。 (これ、知ってる人にはいまさらな話ですが、知らない人や知ってても「そこまでやらなくても…」と思っている人があんがい多いと知って、改めて呟きました)
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千年前の京都も暑かっただろうに「暑すぎてもうこれ死ぬ」とか「夏いらねぇ、、改元待ったなし」とか詠んだ和歌はあんまり残ってないんだなと思って古今和歌集ぱらぱらめくってたんですが、ふと「秋きた最高ーー!」という歌はめっちゃたくさんあって、なるほどそういうことかと思いました。
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「今週の日曜日なんか予定はいってた気がするけどなんだっけ」と思ってGoogleカレンダーみたら「マーリンピックアップ」と書いてあった。
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れ、、、、冷泉家がクラウドファンディングしとる。。。。 まさか古典クラスタが推しに直接課金できるチャンスが800年越しに到来するとは。。。 twitter.com/ponpokyo/statu…