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元総理の葬儀、「国葬」か「国民葬」か「合同葬」か、個人的には正直どれでもいいと思うのだけど、この違いが「主に弔意の大きさの違い」と思っている人と「主に様式や手続きの違い」と思っている人で認識が食い違いすぎてて、とても話ができる状況じゃないなというSNSでよく見る光景が。
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家の電話に「ただいま〇型の血液が足りず、緊急体制をとっております。もしよろしければ献血にご協力いただけないでしょうか」という留守電が入っていた。こういう留守電は初めてだったのでちょっと驚いた。明日、献血へ行ってきます。
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タイムラインで『指輪物語』におけるエルフの肌色に関する話題を見かけて、『源氏物語』において「色が白い」は誉め言葉ではない、という論文があったことを思い出した。作者の執筆意図を探るなら当時の社会的な美意識と作品内のキャラクターの状況や性格、用例まで踏み込む必要があるんですよねえ。 twitter.com/tarareba722/st…
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異なる視点や新たな解釈は「その世界観」の彩りを深め、広める一助になるわけで、なんでも一意に解釈できることがよいとは限らないんですよね。「さまざまな読み」、「他者の解釈」には、世界をほんのすこし押し広げる力があるし、そうしたかたちでしか広がらない世界があるのだとも思っています。
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「原作に近いこと」や「史実に即していること」が好きという嗜好は理解するのだけど、日本語文化圏だとまずもって「そもそも『古事記』と『日本書紀』の記述がかなり異なる」という、「そういう趣向を持つ人」にはだいぶ手前に高いハードルがあって、難儀だろうなと思う。
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#鎌倉殿の13人
初登場から評判が低い「のえ(菊地凛子さん)」だけど、いまや行政の中心にいる義時にとっては、八重のような正直者や比奈のように出自が問題視される相手でなく、初対面で苦手なものを山盛り差し出されてもにっこり笑って「大好きです」と言える妻が必要だという話なんでしょうね。
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女装を忌避する右翼の方々、ヤマトタケルはどういう認知処理をしているんだろうか。もしかしてクマソの末裔なのか。
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この断片的で、一読するとものすごく平易な一文に、この世界の(「文明」まで再現可能な)科学にまつわるあらゆるニュアンスが含まれていると思うと、とてもわくわくするわけです。そういう「わかりやすい言葉」は大好きなんですよね。納得させてくれるよりも、考えを進めるのに後押ししてくれる言葉。
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→「ファインマンは次のように言う。"私の考えでは、それは原子仮説、すなわち、すべての物質は原子からできていて、永久に動き回る小さい粒子は、いくらか離れているときはたがいに引き合うが、無理やり押しつけられると反発するというものだ"」
(引用ここまで)
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(引用ここから)
「彼(物理学者のリチャード・ファインマン)は大惨事のあとに知能をもったどんな生物が出現しようと、一つのメッセージだけは伝えれるようにしてみた。どんな文章なら、最も少ない単語数で最も多くの情報を含められるだろうか?」→
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というのも『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 』河出文庫刊、ルイス・ダートネル (著), 東郷えりか (翻訳) に、まさにこの問題、「人類が一度大崩壊したあと、その後に科学文明を伝えるためのシンプルな文」を扱った場面があって、すごく面白かったんですよね。
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たびたび話題になるこの「本当に頭のいい人は…」フレーズからどういう思惟や教えが導かれるかなということには興味があって、いま思い浮かんでいるのは、「もし世界文明が突然滅んだ時に、現在の科学文明を短く平易なフレーズで後世へ伝えるには、どんなフレーズがよいか」ということだったりします。
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「本当に頭のいい人は難しいことをもわかりやすく説明できる」という話、自分としてはまったくそうは思っていないし、「わかりにくい説明をわかりにくいまま受け取る大事さ」(簡単には消化できない、理解するのに時間がかかること自体の大切さ)こそ広まってほしいなと思うのだけど、それとは別に。
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何年もフォローしていて一度もリプライなどで会話せず、時折ツイートをRTしたりいいねを付けたりする関係が、Twitterには膨大にあって、レスバトルとか炎上ばかりが目立ちがちだけど、そういうコミュニケーションとまで言えないような、小さくて静かなさざなみみたいな日々のやりとりを大事にしたい。
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2年半以上まったく風邪を引いていないんだけど、コロナ禍以前は年に2回くらいのペースで風邪ひいてて3日くらい体調激悪だったんだけど、もうあんなふうに風邪ひくの考えられないくらい嫌なので、マスクはともかく石鹸付き手洗いと消毒習慣はずっと続けようと思うなあ。
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『ブレット・トレイン』とても面白かった。原作の『マリアビートル』発表時に伊坂先生がどこかのインタビューで「蜜柑と檸檬のモデルはサンドウィッチマンのおふたり」と語っていたと思うのだけど、本作でもそのイメージが踏襲されているところが個人的に一番よかったです。
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日本そばと天ぷらが好きで、お蕎麦屋さんで「天ざる」があるとよく頼んでいて、生涯で300食くらいは食べたと思うのだけど、いまだに食べ方の正解がよくわかっていない。天ぷらを蕎麦つゆに漬けて食べると油がつゆに溶け出して、味が変わるのがどうにも苦手なんですが、あれ、みんな我慢してるの?
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本日は『ワールドトリガー』(葦原大介著)最新25巻発売日。
なお下記は本誌ジャンプS.Qで221話の掲載時に「この話、いま頼まれている原稿にピッタリやんけ!」と感動して一気に引用部分を書き上げたビジネスコラムです。
「自分に似たスタッフ」を求めてしまう管理職の… cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m0060…
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「真っ当な人間になってくださいと言っているのではなく、就業時間中は真っ当な人間のフリをしてくださいとお願いしているのです」というスタイルの勤怠管理。
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「パートナーが料理が上手でなかなか自分で作る機会がない」と呟いている人に、土井善晴先生が「それでもたまに作ってあげれば(パートナーも)嬉しいだろうし、手伝うだけでも喜ぶと思います、相手を尊重してね」(大意)と言ってるの、すごく大事で応用範囲の広い話だと思うので心の棚に入れておく。
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以前、「褒められたくてやっているんですか?」というリプライがあったけれど、いや自分が気分よくなるためですよと思った。やりたい人がやればいいし、手伝いたい人が手伝えばいいのだ。で、たまに褒められると確かにさらに気分がよくなるけど、そのためにやっているわけでもない。そういうものだ。
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電車でしんどそうな人に狛犬スペースを譲ったり、駅の階段でベビーカーを持って登るのを手伝うのに、動機なんてなんだってよい。なんとなく気が向いたからでもSNSで褒められたかったからでも、1日気分がよくなる自分のためでもまったく構わない。譲られたり手伝われたほうにはまったく関係ないのだし。
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仕事で弁護士さんに相手方へ送るメールを添削してもらうと、「この部分では交渉の余地はない」、「こっちの部分は検討や議論の余地がある」ということを、そうとは書かずに先方へ伝える言葉遣いをしていて、参考になる。こういう話法を使う人たちなんだなと思ってSNSの法クラを見るとさらに興味深い。
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画像収集生成AIの何千倍もの数の村を燃やしてきたはずのGoogleやAppleやAdobeを責める声が(比較的)少ないように思えるところを見ると、やはり燃やすなら根絶やしにするのが重要だと考えるか、燃えたあとに肥沃な大地を提供できるかどうかが重要だと考えるか。わりと興味深い。