草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(リツイート順)

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Theobroma cacao チョコレートの原料としてしられるカカオ。カカオ豆なんて呼ばれるが、アオイ科に属する植物。本来なら豆ではなくベリーと呼ばれるべき果実。同様にコーヒーもアカネ科の植物でありマメ科ではない。植物学上の「ベリー」は単一の花の子房から生成される単一の果実のこと。
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Monotropastrum humile ギンリョウソウ、ツツジ科の多年草。ユウレイタケなどとも呼ばれる。腐生植物であるため、葉緑素を持たずその透けるような白さはまさに幽霊茸。花を咲かせる時期以外は地下に潜って、姿を見せることはない。松茸が自生する場所に育つ事が多いため、松茸狩の目印にする事も。
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Osmanthus fragrans var. aurantiacus  キンモクセイ、モクセイ科の常緑小高木。樹皮が犀の脚を連想させるということから木犀(モクセイ)と呼ばれる。観賞用の樹木として植えられることが多いが、その花冠は酒やお茶の香り付けに利用されたり、薬用にされたりと人の生活によく関わる植物。
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宇宙ステーションの中の環境、特にヒトが生きていくために必要不可欠な「空気」をクリーンに整えることが出来る植物をNASA が研究していたそうで、そのリストを見ると、サンセベリア、オリヅルラン、ポトスなどのように、オフィスや家庭で「観葉植物」として広く育てられているものも多い。
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農林水産省 政策統括官 柄澤 彰様 「米どころの自治体、農家、消費者の声を聞いて、お米にムダにネオニコチノイド系農薬などの農薬を使わせる政策をやめてください」 act.greenpeace.org/page/34605/pet… EUは登録ネオニコチノイド3種を原則使用禁止、フランスは主要5種全てを禁止。日本は農薬残留基準を緩和。
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オオオニバスは夕方白く薫り高い花を開く。甲虫たちがその薫りに誘われ訪れる。そして朝になると花を閉じ虫を閉じ込めてしまう。次の朝再び花を開き花粉に塗れた虫を放つと花はピンクに色付き薫りを失う。百戦錬磨の飲み屋ママだってこうはいかない。
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alonsoa unilabiata 別名マスク・フラワー。ゴマノハグサ科アロンソアの一種。クトゥルフ神話に登場する宇宙生物の顔のような花はそれなりに愛嬌もあり、そこそこ人気も出るように思うのだけど、ガーデニング・マダムの反応は?
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Lupinus ルピナス、園芸植物としてよく知られるが大豆アレルギーを回避するための代用食物の原料になる。但しアルカロイドを含むため、きちんと処理して利用しないと危険。かのアルセーヌ・ルパンが隠居した家の庭にこの花を植えていたという。自分の名前と同じ花、怪盗も粗末には扱えないよね。
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telipogon diabolicus テリポゴン・ディアボリクス、コロンビアで発見された新種の蘭。花の中央に悪魔の顔にも見える紋様があることから、デーモン・オーキッドの名も。学術名のディアボリクスも「極悪非道」の意味だとか。
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Anemonopsis macrophylla レンゲショウマ、花は蓮に似て葉はサラシナショウマに似ているということで蓮華升麻。キンポウゲ科の一属一種、東北南部〜近畿地方にかけての太平洋側にのみ見られる。複数の地方自治体から絶滅危惧種の指定を受けている。直径4センチほどの花だけど、何とも趣きが深い。
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Asteraceae キク科の植物は植物の中でも最も分化し最も進化した一群だと言われる。確かに世界からキク科の植物が消えてしまったら、随分と寂しくなってしまうだろう。春のタンポポも夏のヒマワリも、あの花もこの花もなくなって世界からおよそ2万種の植物が消えてしまうことになる。
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Galanthus bursanus トルコ北西部マルマラ海地域に於いて発見されたスノードロップの新種。非常に限られた地域での固有種ということらしく、生息地の開発や蒐集家による乱獲の脅威によって、絶滅が発見と同時に危惧される。
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「植物園の世紀 イギリス帝国の植物政策 」amzn.to/31tiG2y 今年2月に69歳で亡くなられた京都大学名誉教授 川島昭夫先生の最後の本。まだ読んでいないけれど、植物園と植民地政策、植物と人間の欲望、絶対に読みたい本。
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Cannabis アサ、大麻草。タイで医療用大麻が合法化された。かつては日本でもこの植物から繊維を得て栄養価の高い実は食用として、また油は燃料にそして医療用にも利用されてきた。江戸時代には三草と呼ばれ重要栽培植物として扱われた。合法、非合法、ヒトの都合だけじゃないかと悪態つきたくなる。
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jacarand mimosifolia ジャカランダ ミモシフォリア、南米原産の常緑高木。日系移民によって桐擬きの名前を付けられそれが和名として定着。ブラジルなどでは街路樹として親しまれているそうだ。静岡の熱海にはジャカランダ遊歩道というものがあるそうで、今の時期は紫の花が見頃ではないだろうか。
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Dionaea muscipula ハエトリグサ、北アメリカ原産の食虫植物。見た目あまりに凶暴な葉のイメージが強烈なため、その花の姿を思い浮かべることができる人は少ないのではないだろうか?純情そうな女の子が右手に青龍刀、左手に爆砕スイッチを握っているのを見てしまったくらいの衝撃。
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Hydrangea petiolaris ツルアジサイ、アジサイ科の落葉蔓性大木。北海道から九州までの山地や林縁の岩崖などに自生。幹や枝から気根を出し、岩や大木に付着する。欧米でも人気があるようで、家の壁や塀に這わせた写真も多く見られる。日本では家の壁に這わせたアジサイは見かけないようだけど。
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Kalmia ツツジ科カルミア属常緑低木。北アメリカ及びキューバを原産地とする。蕾が明治のアポロチョコレートみたいで、何だかんだ美味しそう。普段は花弁の溝に納まっている雄しべが虫などが飛来して刺激すると飛び出して花粉を散らす、なんとも「雄」っぽい仕草を見せる。
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雪桜、関東では先日雪が降り咲き始めた桜を躊躇させたようだ。僕が高校生くらいの頃にも桜が咲く頃に雪が積もり三島由紀夫の小説のタイトルみたいだと思ったことがある。桜の花と雪は思う以上に似合っていた。そうしたら大阪には雪桜なるかき氷の店があるそうで、暖かくなったらちょっと寄ってみたい。
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Cornus kousa ヤマボウシ、本州から九州及び朝鮮半島や中国に分布する落葉高木。写真では白く見える花も実際には淡黄色、果実は甘くマンゴーのようという。食感はシャリシャリして砂糖菓子みたいということ。庭木としても利用されるが、10m近くまで成長するので相当広い庭じゃないとキツイかも。
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Liriodendron tulipifera Liriodendron は古代ギリシア語のleirion(百合)とdendron(樹)をあわせた造語、和名のユリノキはその直訳。tulipiferaはチューリップの花をつけるの意。
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geranium pratense ‘mrs.kendall clark’ ミセス・ケンドール・クラークという名前のゲラニウム。フウロソウ科の耐寒性宿根草。地表を這うように育つためグランドカバー・プランツとして栽培されたりするが、花の透き通ったような美しさはなんとも言えない。ケンドール・クラークさんって誰だろう。
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Trichosanthes cucumeroides カラスウリ、原産地は中国・日本。夏の日没後白い花を開き夜明け前には萎んでしまう。レースのような細く白い網は夜行性の蛾を引寄せる。赤い実の中の種が打ち出の小槌に似た形であるため金運の縁起物として重宝される。中国では生薬として利用されているらしい。
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Petunia night sky、南米原産のナス科ペニチュア属の園芸品種。ナイト・スカイの名前の通り、その夜空に煌めく星々を見るように吸い込まれそうな花は何とも魅力的。ペニチュアとはブラジル先住民族の言葉でタバコのこと。タバコもまたナス科の植物であり、その近種であることがその名の由来。
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acacia baileyana ギンヨウアカシア、ミモザと呼ばれるものの殆どがこの銀葉アカシア。ミモザとは本来オジギソウのこと。たしかに葉の形や花の姿はオジギソウに似ているけど、ギンヨウアカシアの葉に触れても閉じることはない。これだけミモザの名前が定着しては今更何言っても仕方ない。