草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(リツイート順)

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3000年に一度花を咲かせその時金輪王が現世に出現するといわれる伝説上の植物「優曇華(ウドンゲ)」の花。実際にはクサカゲロウの卵塊のことをいう場合が多い。植物の葉などに産み付けられた卵塊は花と言われればそれらしくも見える。フサナリイチジクやアイラトビカズラのことを指す場合もある。
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Daphne odora 沈丁花、中国南部を原産地とするが日本ではすでに室町時代には栽培されていたらしい。沈香の 様な香り丁子の様な花ということから沈丁花と呼ばれた。日本にある沈丁花のほとんどは雄株のため、挿し木で増やされる。赤い果実を着けるが有毒であり、花の煎じ汁は口内炎などに効くという。
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Veronica polita 今では帰化植物であるオオイヌノフグリにその生息地を奪われ絶滅危惧種となっているイヌノフグリ。瑠璃唐草または天人唐草なんて綺麗な別名があるのに犬の陰嚢なんて名前をつけたのは、あの牧野富太郎さん。唐草なんて呼ばれたということは、在来種であっても元は帰化植物かも。
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ヒトが生きていくために必要とされる五大栄養素の一つであるたんぱく質。植物から得ることが出来る植物性たんぱく質は今以上に重要視されると僕は思っている。それなのに、その農作物を作る農家を直撃するかもしれない種苗法改定案がこのコロナ騒ぎの真っ只中に充分話合いもなく審議されている。
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haworthia ハオルシアはアロエなどに近い多肉植物。南アフリカのみに育成するが、他の多肉植物と異なり陽の当たらない場所に育つ。その為葉先に「窓」と呼ばれる透明な部分を持つ種もあり、そこから光を取り込み光合成する。
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afpbb.com/articles/amp/3… 毎朝当たり前のように飲んでいるコーヒー、そのコーヒー種の60%が絶滅の危機に瀕していると英キュー王立植物園の研究チームが発表した。森林伐採や地球温暖化の影響がこのまま進めばいつかコーヒーを飲む楽しみを人は失ってしまうのか?まだ間に合うと記事は言うけど、、、
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Souvenir d'Anne Frank アンネ・フランクのバラ、ベルギーの種苗家ヒッポリテ・デルフォルヘが、アンネの父オットーにアンネの形見として捧げた薔薇。日本にはオットーの手により伝えられた。花は赤い蕾からオレンジ、赤ピンク、赤に変わる特徴を持ち少女の可能性を表すとされる。
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Osmanthus fragrans var. aurantiacus  キンモクセイ、モクセイ科の常緑小高木。樹皮が犀の脚を連想させるということから木犀(モクセイ)と呼ばれる。観賞用の樹木として植えられることが多いが、その花冠は酒やお茶の香り付けに利用されたり、薬用にされたりと人の生活によく関わる植物。
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現在知られているだけで28,187種類の薬用植物が地球に存在するらしい。文字を用いて記録される遥か前から人類は植物の恩恵を受け病や怪我を癒してきた。もしかすると、これから先また新しい薬用成分を植物から見つけることもあるかもしれない。植物を守ることが人類の未来を守ることにもなると思う。
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Orchis simia 蘭科オルキス属、モンキーフェイス・オーキッドと呼ばれる猿の顔に似た花を付けるものやヒトのようにも見える花を付けるものがあることで知られる蘭。マクロネシア、ヨーロッパから北アフリカにかけて見られる。北アメリカでも2種類のオルキスが見つかっている。
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Magnolia モクレンやコブシなどを含むモクレン属の総称。蜂の登場前から存在したかなり古い属である。蜂より前に存在した甲虫を媒介者にしていた明石として、その花は甲虫の徘徊による破壊や食害を防ぐように厚くしっかりした作りを見せる。そうして観ると何でもない園芸樹も遥か太古に我々を運ぶ。
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Lithops リトープス、ハマミズナ科の多肉植物。南アフリカ、オーストラリアなどの主に南半球の乾燥地帯に生息。見た目はほぼ石。4枚目の図の様な状態で自生し、他の植物同様に根を持つが、他の植物に比べ水分や養分を地中から吸収する能力は低い。
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cornus kousa 山法師の果実、ゴツゴツした見た目に反して熟した果実は皮ごと食べることが出来るほど柔らかい。果肉はマンゴーを思わせるような甘味を持ち、果皮はザラメをまぶしたような食感。街路樹にも利用されるこの樹木、見かけたら一つ口にしてみてはいかがでしょう?ジャムにしても美味しい。
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英国の蘭を模ったお菓子、日本の桜を模した干菓子、中国のお茶菓子。夢占いでは、「花を食べる夢」は運気の上昇を意味する。また、美しいものを摂取することで内面を浄化するという考えもある。そんな事が世界中に花を模したお菓子がある理由かも。
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Nigella ニゲラ、キンポウゲ科の属の一つ。花は白、青、ピンクなどだが、種が黒いことからクロタネソウ、ニゲラ(ラテン語の黒に由来する)。英語圏では花の時期は「霧の中の愛」とよばれ、結実した時期には「薮の中の悪魔」と呼ばれる。しかしこの悪魔色々と薬効があるようで研究もされている。
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Strongylodon macrobotrys ヒスイカズラ、フィリピン諸島を原産地とする神秘的なエメラルドグリーンが美しい花。蝙蝠を媒介者として結実するため、日本の植物園などで育てるヒスイカズラは絵筆を使って人工的に授粉する。まれに苗が流通することもあるが温度差の激しい日本の環境では温室が必要。
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oxalis versicolor オキザリス・ヴァーシカラー、和名は絞りカタバミ。oxalis palmifrons オキザリス・パルミフロンス、和名は孔雀の舞。oxalis triangularis オキザリス・トライアングラリス 、和名は三角葉オキザリス。野に咲く小さな花がヒトの手で庭に持ち込まれるとこんなになってしまう。
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Myosotis scorpioide ワスレナグサ、ドナウ川の川辺に咲くこの花を恋人のために摘もうとして流れに飲まれてしまった男が恋人に残した最期の言葉「僕を忘れないで」が花の名前になったとされる。英語でも、そのままforget-me-not。和名は植物学者川上滝弥によって勿忘草とされた。
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Lagurus ovatus ウサギノオ、バニーテイルなどと呼ばれるイネ科の一年草。もともとは地中海沿岸を原産地とする。日本でも園芸種として栽培され、それが野生化し帰化植物として道端などで見かけることも。なんだか庭で飼っていた兎が逃げ出し、野生化した姿を想像して少し愉快な気持ちになる。
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Actinidia polygama マタタビ、別名 夏梅とも呼ばれる。北海道から九州にかけて分布。猫にマタタビ、なんて言われるがその果実を見ると猫じゃなくても唆られる。中を切って見るとキウイそっくり。食べることは出来るが、美味しくはない。虫瘤の出来た果実は生薬としても利用される。
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赤く大きなリンゴが良いとされる市場では傷モノと嫌われ、ほとんど流通には乗ることのない「つる割れリンゴ」。雨風等を原因とするつる割れ、その傷を自ら治そうと養分を多く取り込むため、普通のリンゴよりも蜜が多く甘い。
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Psilotum nudum マツバラン、茎だけで葉も根も持たない古代シダ植物。江戸時代には園芸植物として奇妙な形態を競って好き者の間で人気を博したという。当時は変り種の植物を「蘭」と呼んだそうで、松葉のような変り種植物というような意味合いでこの名前。
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Ampelopsis glandulosa var. heterophylla ノブドウ、葡萄や山葡萄とは別属になり果実は不味く匂いも良くない。夜店で売っているようなプラスティックのアクセサリーみたいな色の果実はブドウタマバエなどの幼虫が寄生した影響。肝臓病や白血病に効くなんて言う人もいるようだけど、やめた方がいい。
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Ginkgo biloba イチョウ、街路樹などとして身近な樹木として知られるイチョウだが、実は「生きている化石」としてレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されているほど貴重な植物。また広葉樹と思われがちだか、むしろ特殊な針葉樹として分類される。そろそろ黄葉したイチョウが綺麗な季節。
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Mandragora autumnalis マンドラゴラ・アウツムナリス、根に神経毒を含み、その形が人のようにも見えるものもあることから、引き抜くと悲鳴をあげ、その悲鳴を耳にした者は気が狂うと言われたナス科の植物。秋に開花するこの種は女性とされ、英語圏ではウーマンドレイクと呼ばれる。