草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(リツイート順)

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園芸店でよく見る「キンギョソウ」。金魚のように愛らしいその花が枯れ、残った莢が髑髏のようで、そのギャップに、神様か悪魔かは知らないけれど、この世界を創った奴の遊び心を感じて嬉しくなってしまう。何でも昔は魔除けや若返り花とされたそうだ。
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steve axford スティーブ・アクスフォード、オーストラリア ニューサウスウェルズに住む写真家。もしかすれば誰も気付かず見向きもしない菌類、キノコを、これだけ美しく記録する写真家は彼だけかもしれない。朝の通勤ラッシュにうんざりしても、明日なんて来なければいいと思っても世界は美しい。
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Salix gracilistyla ネコヤナギ、猫に黒や白や三毛がいるようにこちらもいろいろ。花穂が猫の尻尾を思わせるということからこの名前。花言葉が「自由」ってのも猫っぽい。猫も柳も、そしてヒトも自由でいたい。そして春の陽だまりでウトウトしたい。そろそろネコヤナギの花が咲くころ。
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植物に嗅覚と触覚があることは書いた。光を感知するという意味では視覚もある。地中から自分が必要とする養分を的確に見つけるチカラは、そこいらの料理研究家よりも敏感な味覚を持つということではないだろか。そして聴覚も人が空気の振動で聞く音ではなく地中の振動で感じるという。
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Nesocodon mauritianus ネソコドン・モーリティアヌス、キキョウ目キキョウ科ネソコドン属の潅木。血のような赤い蜜を分泌する。名前から想像する通りモーリシャス島固有の植物。この赤い蜜を蜥蜴が好み花粉を媒介する。日本では熱川のバナナワニ園で見られる。
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biz-journal.jp/i/2018/12/post… 去年国民が納得するような議論もなく決められてしまった種子法の廃止。そんなことがあったことすら知らない人も多いと思う。我々の命を繋ぐ食物となる植物の種を守るためにあった法律を廃止するにはそれなりに納得できる説明が必要だったはず。私が国家だと言うのなら是非。
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Glacier Mice 氷河ネズミと呼ばれるアラスカの氷河に群生する苔玉。氷の表面に付着した不純物に発生する。アラスカ以外にもアイスランド、スバールバル、南米でも見つかっているらしい。ただ群生しているだけではなく、苔玉全体が日光にあたるために自ら転がるように動き、1日1センチ程度移動する。
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本来自然界には、黄色いアサガオの花は存在しない。それなのに江戸時代には黄色いアサガオが存在したとする記録が残っており、どうやって黄色いアサガオを当時の人たちは作れたのか謎だった。しかし3年前、キンギョソウの遺伝子をアサガオで機能させることで黄色いアサガオを再現することに成功した。
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pholisma sonorae フォリスマ・ソノラエ、北米ソノラ砂漠、ユマ砂漠など限られた場所のみに自生するレンノア科の希少種。地下に2m程にもなる根を伸ばし他の植物に寄生する。ネイティブがこの植物を食料としていたことから「サンドフード」砂漠の食べ物と呼ばれる。匂いはペパロニ味は人参との事。
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子どもの頃レゴで遊んだ記憶を持つ大人たちへ、これからレゴで遊ぶ子どもたちへ。 ついに植物由来のプラスチックを使った「持続可能な」レゴが誕生──素材の完全代替に向けた挑戦の始まり @wired_jp wired.jp/2018/03/15/leg…
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nymphaea 睡蓮。昼間見事なまでに開いた花が夜になると眠るように閉じることが、その名の由来。スイレンとハスの違いは、その葉を見ると簡単に区別出来る。スイレンの葉には切れ込みが有り、ハスの葉は水を弾く。インドの神様が座るのは蓮。
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冬の北海道 阿寒湖に咲く「フロスト・フラワー」。氷の花とも呼ばれ、湖に張った氷の上に、昇華した水蒸気が付着して結晶を作り、それが発達するにつれて花のように見えることから名付けられた。−15℃以下の極寒の湖上にも人は花を見つける。
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Musa spp. バナナ、バナナは木になる果実ではなく、草本であり野菜に分類される。そしてあの幹に見える部分は偽茎(仮茎)であり、実際には葉鞘が幾重にも重なりあっているもの。だから切っても年輪などは出てこない。もう遠足のとき、バナナはオヤツかどうか悩まなくてもいい。野菜なんだから。
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strangler fig 絞め殺しの木と呼ばれる熱帯に分布するイチジク科などの蔓性植物。巨木や岩などに巻き付くように着生し、最後は巨木を枯死させてしまう。熱帯雨林などで日光を巡る生存競争の中でこの様に進化した植物とされる。植物の世界もなかなか厳しいものだと思う。
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Thismia abei (Akasawa) Hatus. タヌキノショクダイ、絶滅危惧IA類に指定される徳島県などの限られた地域にしか自生しないヒナノシャクジョウ科の腐生植物。自ら光合成することなく落ち葉などが微生物に分解されたものを養分として成長する。花の部分を含んでも5cmにも満たない小さな植物。
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その根茎が人の姿にも見えるため引き抜くと悲鳴をあげその声を耳にすると気が狂うと言われたマンドラゴラ。イタリアで冷凍ほうれん草にどうやらマンドラゴラが混入したようで、その毒にあたり記憶が飛んでしまったり幻覚症状が起こる騒ぎがあったらしい。畑のまわりに普通に自生してるってことです。
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サンカヨウ、晴れた日に見れば白い小さな花が雨に濡れると花びらが透ける。ただ透明になる花を見るために霧吹きなどで水をかけても変化するとは限らない。変化の条件はよくわかっていないが時間をかけてゆっくりと濡れた方が透明化しやすいみたい。
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Utricularia sandersonii ウサギゴケ、可愛い姿からこの花が多年性食虫植物だと思う人は少ないのではないだろうか。南アフリカ固有の湿地に生える岩生植物。根に捕虫袋を持ち、地中の微小生物を捉え消化する。まさに可愛い顔してエグい事するヤツ。
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tacca chantrieri 黒猫や蝙蝠を連想させる花の姿から別名 ブラックキャット・バットフラワーなどと呼ばれる。和名はクロバナタシロイモ。ヤマイモの近種。熱帯アジアの原産で主に鑑賞用に栽培されるが、地下茎よりデンプンを採取するために栽培されることもある。鑑賞植物として普通に流通している。
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Tacca chantrieri タッカ・シャントリエリ、東南アジア原産タシロイモ科の多年草。「デビルフラワー」「バットフラワー」「ブラックキャット」などとも呼ばれる黒い花。奇っ怪な顔にも見える花は悪魔っぽくもあり黒猫にも見える。高温多湿な場所を好むのでゴスメイクは不向きかもしれない。
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Deherainia smaragdina ゲーテが唱えた植物変形論、花は葉が変化したものだという証のようなこの植物、開花するときに腐ったような悪臭を放つ。それは花粉の仲介者である蝿を誘き寄せるためだと言う。きっとこの植物、人に例えると、もの凄く愚直で不器用な人なんだろうなと思ってしまう。
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ヤドリギの実、実の色は種類によって異なり薄い黄色や赤っぽいものもある。実をつけるのは雌株のみ。食べた人によると甘いらしいが毒を持つので口にしないこおをお勧めする。中には粘液に包まれた種が入っている。実を食べた鳥たちが種を排出すると、この粘液が寄生する樹木の枝などに種を付着させる。
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植物に嗅覚はあるのか?どうやら答えはイエスらしい。自ら香りを発する植物たち。香りは植物にとっての言語、つまりコミュニケーション・ツールらしい。媒介者とのコミュニケーション、そして植物同士の間で香りによって互いの情報を交換することもあるらしい。いつかこの香りの意味が解読できるかも。
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Mulberry クワの実、いまどきはマルベリーなんて言うのかもしれない。養蚕や工芸材としての利用や根皮の生薬としての利用などヒトの暮らしにいろいろと関わりの深い植物。果実もまた加工してジャムになったり果実酒の原料となる。ポリフェノールを多く含みそのまま食べても甘酸っぱく美味しい。
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Camellia japonica ツバキ、落椿を首が落ちるようだと武士は嫌ったなんて話を聞くけれど、そんな話は江戸末期から明治に言われ出した話。実際に豊臣秀吉は椿の花を好んで茶の湯の席に用いたし、徳川二代将軍秀忠も椿の花を好んだという。これは花弁と雄蕊が基部で繋がっていることに起因する。