草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(リツイート順)

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plantNetはフランスの研究機関で開発されたスマホ・アプリ。スマホで撮影した植物を6000以上のデータの中から見付け出し、その品種を教えてくれる。leafsnapも木々の葉からその木の名前を教えてくれる、こちらは日本語対応。
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アイスクリームなどでお馴染みのヴァニラが蘭の一種だと知っている人は、それ程多くないと思うけれどどうだろうか?その種子鞘にキュアリングと呼ばれる醱酵と乾燥を繰り返すことによって、あの甘い香りをもたらす。収穫したばかりの種子鞘にはあの香りはないのだから誰があの香りを見つけたのか?
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Decaisnea fargesii デカイスネア・ファルゲシー、ネパール チベット 中国辺りを原産地とする落葉低木。英語でdead man's finger (死者の指)とかブルー・ソーセージなどと呼ばれる実をつけるアケビの仲間。食べた人の話ではスイカのような味だとか。
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「ハムレット」や「マクベス」で使われるイチイの毒、「真夏の夜の夢」ではパンジーが媚薬として書かれているし、ジュリエットが用いた仮死状態に陥る秘薬とはどうやらケシの花から採れるアヘンのようだ。シェイクスピアは毒草がお好きだったらしい。
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牧野富太郎 植物学者、理学博士。学歴は小学校中退でありながら、独学で植物分類学を修め東大の植物学研究所助手や講師を務めた。この人の学者然とした写真よりも、植物と一緒に笑った顔がとても好きだ。立派な大学を卒業してもバカな政治家の下にいてはこんな顔出来ないでしょ、官僚の皆さん?
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Anguloa Uniflora アングロア・ユニフロラ、南米原産の蘭。アンデルセンの「おやゆび姫」はチューリップから生まれたけれど、この花からも小さな赤ちゃんたちの笑い声が聞こえそう。偶然だけども、アングロア属の蘭はチューリップ蘭とも呼ばれる。人の想像力は所詮自然を超えることは出来ない?
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galanthus ガランサス、スノードロップ待雪草とも呼ばれる。エデンの園を追われイヴが冬の雪の原に凍えていたところを天使が雪をこの花に変えて慰めたという。ついでに天使はこの花にガランタミンというアルツハイマーや記憶障害に効果があるという薬を作るアルカロイドを忍ばせておいてくれた。
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Shorea robusta 平家物語の書き出しで有名な沙羅双樹、フタバガキ科の常緑高木。日本で育てるには温室が必要になるので、平家物語に書かれた沙羅双樹は夏椿の事だと言われる。神話学的には「生命の樹」に分類される仏教三大聖樹の一つ。
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貴方がもしあのカサカサした松ぼっくりしか知らず松の花を見たことがないとしたら、焼肉屋でカルビしか食べたことがないのと同じくらい残念なこと。5月に庭の松をよく見てみると写真のような鮮やかな松の花を見ることができる。最後のヨーロッパ・カラマツの見事なほどの赤さ。きっと松が好きになる。
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「中国とスペインの研究者、1500万年前の珍しい花を発見 」afpbb.com/articles/-/330… 琥珀の中に眠っていた古代の花、琥珀の中の蚊から恐竜を蘇らせた映画があったけど。この花は「丁氏花」と名付けられた。
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dracaena draco ドラセナ・ドラコ、リュウケツジュ、赤い血のような樹脂を分泌することから龍の血を流す樹木として知られてきた。赤い樹脂は薬として、染料の原材料として重宝されている。また中世ヨーロッパでは錬金術や魔術の用材としても流通していたそうだ。
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Epiphyllum oxypetalum 月下美人、メキシコ熱帯雨林を原産地とするクジャクサボテン属。花粉を仲介するコウモリに対応し夜間に開花し、花は小型の哺乳類の訪花にも耐えるほどの強度を持つ。花は食用にもなり、台湾にはこの花を利用したスープもあるという。また果実はドラゴンフルーツにて甘い。
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Ficus carica L. イチジク、無花果などと漢字で書かれるけれど、花はちゃんとある。果実だと思って食べている部分は「花嚢」であり、その中に数え切れないほどの白い小花を咲かせている。すべての花が「咲き誇る」なんて思うのは大間違いでひっそりと隠れて咲く花だってあるんだ。
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Kuroi Hanaya その名前の通り黒い花にこだわり、会員制で販売する花屋。詳しいことは、公式のサイトを見ていただければいいと思うが、花についてもアート・ディレクションについても、それなりに名のある人たちが参画している。この12月から販売と都内限定にはなるがBtoBの展開を開始する予定。
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Rubus fruticosus ブラックベリーはバラ科の低木、ブルーベリーはツツジ科、ストロベリーはバラ科の多年草。同じベリーでもその出自は違う。ちなみに黒イチゴとブラックベリーはまったく別物。berryという言葉はかなり広い意味を持ち日本語的な感覚の果実の分類とは別の枠組みを持つような言葉。
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Adansonia サン・テグジュペリの『星の王子さま』では、星を破壊する邪悪な木として描かれたバオバブ。実はオレンジよりもビタミンCを牛乳よりもカルシウムを豊富に含む有用な植物。2004年に浜名湖花博においてはじめて日本の屋外開花に成功した。樹形と同じく花もまた少し変わり者。
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Oxygyne yamashitae  ヤクノヒナホシ、2007年にされた新種の腐生植物。屋久島だけに自生するという日本固有種。5mm程度の大きさで見つけるのも困難だという。絶滅危惧IA類。駄菓子屋で売っていそうな身体に悪そうなお菓子みたいで涼しげな青色が綺麗。
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hibiscus schizopetalus ハイビスカス スキゾペタルス、その風に揺らぐ姿から風鈴仏桑華の和名。英語圏ではジャパニーズ・ランタンと呼ばれることも。また花が珊瑚にも見えることからコーラルハイビスカスとも呼ばれる。
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ホコリタケ、極地を除く世界中に分布するキノコ。見た目そのまま、ハンペンのような食感で吸い物に入れたり、バター焼きなどで食することも出来る。漢方では馬勃の名前で止血や痛み止めとして利用され、抗癌効果を研究されたりもしているらしい。
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Viola odorata ニオイスミレ、香水の原料として古くから栽培されるスミレ科スミレ属の多年草。部屋にこの小さな花が一輪あるだけでその香りに満たされる。種子や根茎には神経毒のビオリンが含まれる。また花には鎮静作用があるということで古代ギリシャでは精神を安定させるためにつかわれた。
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ghost apple アメリカ ミシガン州の農園で起きた現象。氷の混ざった冷たい雨が古くて傷んだりんごの表面を覆うように付着し、中味のりんごが液状化して落ちたのではないかと言われる。お祭りの夜店で売られるりんご飴を知らないアメリカの人は、さぞ驚いてゴーストなんて言っちゃったんだろう。
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Bomarzo イタリア中部にあるモストリ公園(日本語にすると怪物公園)。はじめてこの庭園のことを知ったのは澁澤龍彦の本だった。その後何度か恐ろしい巨大な石像がある庭に迷い込む悪夢を見た。この庭を設計したのはミケランジェロの死後サン・ピエトロの建設を引き継いだピッロ・リゴーリオ。
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東京・新橋のパナソニック 汐留ミュージアムにて開催中の「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」。キュー・ガーデンが所蔵する凡そ2万点のボタニカル・アートから、その一部と植物を着想の源としたデザインや工芸品を公開。3月21日迄。
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onyx odyssey hellebore、ヘレボルスはクリスマスローズの仲間。但し、開花時期はクリスマス・シーズンからずれるものはヘレボルスと総称される。黒い花が魅力的なonyx odysseyだが、実際は深いオニキス・ブルー。
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スペイン クレタ島の樹齢3000年以上と言われるオリーブの木。ある種の凄味さえ感じさせる存在感。どれだけの権力や財力を持とうが、人は3000年という生命を自分のものをすることは出来ない。でも、自分に与えられた生命を大切にすることは可能だ、そして他の人の生命も。#STAYATHOME