草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(リツイート順)

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Scabiosa japonica マツムシソウ、マツムシソウ科の多年草。北海道から九州の山地などに分布する日本固有種。園芸店などに流通するマツムシソウ(スカビオサ)は近縁種のセイヨウマツムシソウである事が多い。ロガニン、スエロシッドを含有。血液の流れを促し血管内の血小板凝集を抑制するという。
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La Caverne ラ・カヴェルヌ、パリ郊外の廃墟化した地下駐車場に造られた農園。太陽光をあまり必要としない作物、LEDの光で育つものを選び、土と馬糞から作られたブロックで育てる。仲介業者を通さず、自転車で15分程度で行ける店や市場に卸す。意見はいろいろあるだろうけど、一つの方向性。
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花煙館 ファ・イエン・グアン、男たちが詩と女と阿片を楽しむ快楽の館。papaver somniferum 微睡みの芥子を意味する学名持つこの植物によって人びとは過酷な日々を忘れ快楽に耽った。寝椅子に横になって阿片を吸引する男たちはいつしか骸骨のように痩せ細り、経済を破綻させ、国は破滅に向かった。
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太白 日本原産のバラ科サクラ属の落葉高木。20世紀初頭には絶滅したかと思われていたが、イギリス人の研究家イングラム氏により庭木として残っていた1本が発見され、以後園芸品種として公園樹などとして生き残る。ソメイヨシノが現れる以前の日本で愛されたのは、こんな桜なのかもしれない。
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amorphophallus titanum ショクダイオオコンニャクの花、世界最大の花なんて言われることもあるけれど、これは花序であり一つの花は小さい。酷い腐臭から「死体の花」なんて呼ばれることも。それでもこの花が開花するとなると必ずニュースになるんだから、それなりの魅力はある花なんだと思う。
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コロナ禍、家の中で過ごす子供たちのために英国キュー植物園がネット上に開いた教室。kew.org/learning/learn…子供向けなので英語もそれ程難しくはなく動画やゲームのコーナーも用意されている。ピークアウトしたのかどうかもよくわからない現状。今後は自衛ということらしいのでまた籠る時のために。
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welwitschia mirabilis ウェルウィッチア、和名サバクオモト(砂漠万年青)。以前にもツイートしたけれどアフリカ ナミブ砂漠に分布する植物。一対のみの葉を伸ばし続け、その長さは8mに及ぶ個体もある。生きている化石と評されるほど原始的植物のようだ。京都府立植物園などでも栽培されている。
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The Millennium Seed Bank ミレニアム・シード・バンク、英国キュー王立植物園がコーディネートする世界最大の野生植物の種子バンク。世界中から集められた種子は2015年現在で1,980,405,036個にもなり-20度の乾燥室で保管されるという。絶滅が心配される植物がいつか救われることもあるのだろうか?
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Wisteria floribunda フジ、マメ科フジ属のつる性落葉木本。その蔓には左巻と右巻があり、それぞれ種類が異なる。左巻はノダフジ、右巻はヤマフジと呼ばれる。花は天麩羅にして食することも出来るが、配糖体の毒性を含むため過剰な摂取は避けた方がいい。茎は家具などに加工する材として利用も可。
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bonsai 盆栽、年寄りの枯れた趣味みたいに思う人もいるだろうがとんでもない。生命と時間と格闘して、ある意味傲慢なくらいに自分の好みと美意識を主張して鉢の上に何処にも存在しない自然を作り上げ維持しようってんだから。神の領域を侵す畏れ多いような趣味だと思うね、まったく。
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映画「エイリアン」などの造形デザインで知られるスイスの画家H. R. ギーガーの庭。荒れた廃墟にも見える土地に彼の造形作品が点在する。バイオメカノイドと呼ばれる機械と人体パーツが融合再構成された彼の特徴的なスタイルは建築とインダストリアル・デザインを学んだことに起因するのか?
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Camellia japonica ツバキ、艶葉樹が名前の由来とも言われる。漢字の椿は中国語ではチャンチンという中国原産の落葉高木を指すため和製漢字の偶然の一致らしい。中学生では隋の時代に詩の中で海石榴としてツバキが詠まれているが、これは海を渡って日本から来たと言う意味があるらしい。
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Cydonia oblonga マルメロ、正しくはマルメロは果実の名前であり木としてはマルメレイロと云う。中央アジアを原産地とするが何故かマルメロの名前はポルトガル語。カリンとも呼ばれることがあるが本当のカリンはマルメロとは異なる。マーマレードはマルメロの砂糖漬けがはじまりだとも言われる。
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「The Gardener's Companion to Medicinal Plants」amzn.to/2rj3m62英国キュー植物園が監修する薬草百科。癒しの植物と家庭療法のA 〜Zという副題。この手の本について日本の出版社はもっと洋書から学んだ方がいい。
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水の中で開くような素材で作った造花を「水中花」と呼んだりするが、実際水中で開く花を持つ植物は少ない。マツモや梅花藻など僅かな種類の水草のみが、その花を水面下で開くことができる。水の中の白く小さな花は、野にある花とはまた違った趣き。
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Echium wildpretii エキウム・ウィルドプレッティ、スペイン カナリア諸島原産。輝くような花と3メートル程にも育つことから「宝石の塔」と呼ばれるが、なんだかムーミンに出てくるニョロニョロが着飾っているみたいだと思った。そういえば、ニョロニョロって種から生まれるらしいから、あれも植物?
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そのうちこんな光景がスーパーで見られる事になるかもしれない。太陽の光を浴びたことのない野菜をスーパーの売場で自分達が収穫しレジを通す。種子法やTPP、本当に何を守るべきなのか?何が愛国心なんだ?美しい国ってなんだ?青白い光を浴びた野菜で育った子供たちの目を大人は見ることができるか?
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日本では柳の下の幽霊画が定番、これは陽木である柳で幽霊の「陰」の気を調和させるため。「柳」の文字を分解すると木偏に卯、卯は陽が登る東を意味する。水辺に柳が多いのも護岸とともに陰陽調和の意味があるのかも知れない。
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隠居した老人の趣味の様に言われた盆栽が、いつの間にか海を渡り、北米では大会が開かれるまでの盛り上がりを見せるほど。飛行石が入ったような air bonsai amzn.to/28P0rHoなんてモノも出てきた。
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Spiraea thunbergii ユキヤナギ、バラ科の低木だが、葉の見た目が柳の葉に似ていることや白い花が雪を被ったように見えることから雪柳と呼ばれる。庭木としてよく植栽されているが地域によっては自生種の絶滅が危惧される。小米花という呼び方もあるようだが、少し離れて見ると成る程と思う。
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Magnolia heptapeta ハクモクレン、辛夷の名前で生薬としても知られる、中国を原産地とする薬用植物。毛皮に覆われた小動物みたいな可愛いつぼみから綺麗な白い花が咲くけれど、この蕾が頭痛、鼻炎などに良いと言われる。コブシに似ているが、ハクモクレンの花の方が大きく肉厚。
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Spiraea thunbergii ユキヤナギ、コデマリと同じくバラ科シモツケ属の落葉低木。コデマリが中国原産でユキヤナギは日本原産と言われる。生垣などで公園や住宅街でよく見かけると思っていたが地域によっては自生種は絶滅の危機にあるという。今ここにあるからと安心していちゃいけないってことかも。
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Cardiospermum halicacabum フウセンカズラ、アフリカからアジア辺りを原産地とするムクロジ科の蔓性一年草。花を終えると風船状に膨らんだ果実をつけることが名前の由来だと思う。この風船果実もかわいいが、中の種は小さな黒い粒の一つ一つに白いハートマークがついていて、もっとカワイイ。
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Lamprocapnos spectabilis ケマンソウ、ケシ科の多年草。ケマンとは「華鬘」と書く仏具のこと、写真参照。英語ではbleeding heart、流血する心臓なんて呼ばれたりする。別名タイツリソウ。心臓麻痺を引き起こすこともあり得る毒性を持つ植物。原産地は中国、日本には江戸時代に観賞用として渡来。
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Laburnum anagyroides キングサリ、英名のgolden chainをそのまま和名に用いたようだが、別名黄花藤とも呼ばれる。禁煙治療にも使用されるシチシンを含む。過剰な摂取は死を招くこともあるようなので、誤って種などを食べてしまったときは慌てず医療機関に助けを求めた方がいい。