草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(いいね順)

101
Actinidia polygama マタタビ、別名 夏梅とも呼ばれる。北海道から九州にかけて分布。猫にマタタビ、なんて言われるがその果実を見ると猫じゃなくても唆られる。中を切って見るとキウイそっくり。食べることは出来るが、美味しくはない。虫瘤の出来た果実は生薬としても利用される。
102
mimosa pudica オジギソウ、ラテン語で「内気なミモザ」を意味する学名通り、触れると葉を閉じてしまう。これは植物にも触覚があるという一つの証し。そしてその触れた相手に危害を加えられることがないと判ると葉を閉じることがなくなる。例えば風に吹かれ触れた他の植物の葉先とか。学習能力!
103
Monotropastrum humile ギンリョウソウ、ツツジ科の多年草。ユウレイタケなどとも呼ばれる。腐生植物であるため、葉緑素を持たずその透けるような白さはまさに幽霊茸。花を咲かせる時期以外は地下に潜って、姿を見せることはない。松茸が自生する場所に育つ事が多いため、松茸狩の目印にする事も。
104
Lavandula ラベンダー ずっと草だと思っていたけれど、半木本性植物ということだから純粋に草ではなく木に近いってことでしょうか?ローズマリーなんかは見るからに木だと納得出来るがラベンダーは草だとまだ思う。揮発性の油を多く含むので暑い地域では自然発火なんかもあるらしい。
105
banana バナナとはバショウ科バショウ属のうち果実を食用されるものの総称。以前もツィートしたが、バナナの実は園芸学上は果物ではなく野菜に分類される。そのバナナの花、果実は知っていても花の姿を知る人は案外少ないと思うけれど。
106
Psilotum nudum マツバラン、茎だけで葉も根も持たない古代シダ植物。江戸時代には園芸植物として奇妙な形態を競って好き者の間で人気を博したという。当時は変り種の植物を「蘭」と呼んだそうで、松葉のような変り種植物というような意味合いでこの名前。
107
Osmanthus fragrans var. aurantiacus  キンモクセイ、モクセイ科の常緑小高木。樹皮が犀の脚を連想させるということから木犀(モクセイ)と呼ばれる。観賞用の樹木として植えられることが多いが、その花冠は酒やお茶の香り付けに利用されたり、薬用にされたりと人の生活によく関わる植物。
108
cyttaria darwinii キッタリア・ダーウィン、キッタリア科の菌類、所謂キノコ。「パン・デ・インディオ」とも呼ばれ、パタゴニアの原住民マプチェ族などに食用とされてきた。現代でもサラダなどに加えて出されることもあるとか。無味無臭で食感を楽しむものらしい。
109
Anemonopsis macrophylla レンゲショウマ、花は蓮に似て葉はサラシナショウマに似ているということで蓮華升麻。キンポウゲ科の一属一種、東北南部〜近畿地方にかけての太平洋側にのみ見られる。複数の地方自治体から絶滅危惧種の指定を受けている。直径4センチほどの花だけど、何とも趣きが深い。
110
ヒトが生きていくために必要とされる五大栄養素の一つであるたんぱく質。植物から得ることが出来る植物性たんぱく質は今以上に重要視されると僕は思っている。それなのに、その農作物を作る農家を直撃するかもしれない種苗法改定案がこのコロナ騒ぎの真っ只中に充分話合いもなく審議されている。
111
Bomarzo イタリア中部にあるモストリ公園(日本語にすると怪物公園)。はじめてこの庭園のことを知ったのは澁澤龍彦の本だった。その後何度か恐ろしい巨大な石像がある庭に迷い込む悪夢を見た。この庭を設計したのはミケランジェロの死後サン・ピエトロの建設を引き継いだピッロ・リゴーリオ。
112
Kalmia ツツジ科カルミア属常緑低木。北アメリカ及びキューバを原産地とする。蕾が明治のアポロチョコレートみたいで、何だかんだ美味しそう。普段は花弁の溝に納まっている雄しべが虫などが飛来して刺激すると飛び出して花粉を散らす、なんとも「雄」っぽい仕草を見せる。
113
Jewel Changi Airport 未だJAPAN as NO.1を信じて疑わない人は、コロナ禍が治ったなら一度外国に旅行された方がいい。シンガポールのジュエル・チャンギ・エアポートを観てトンボ返りでも構わない。帰ってきたら少しは、コンビニでバイトする留学生に優しく接することができるかも。
114
geranium pratense ‘mrs.kendall clark’ ミセス・ケンドール・クラークという名前のゲラニウム。フウロソウ科の耐寒性宿根草。地表を這うように育つためグランドカバー・プランツとして栽培されたりするが、花の透き通ったような美しさはなんとも言えない。ケンドール・クラークさんって誰だろう。
115
ケサランパサラン その不思議な名前を知ったのは妹が読んでいた少女漫画からだったと思う。日本では江戸時代以降からの民間伝承らしい。またヨーロッパなどでもgossamerとかangel hairと云う似たような伝承があるらしい。その正体は植物の花の冠毛とか、動物の毛玉とか蜘蛛の糸とか言われる。
116
Clematis florida テッセン、中国原産 铁线莲(鉄線蓮)と呼ばれる。クレマティスのことをテッセンと呼ぶこともあるが、テッセンは園芸クレマティスの原種の一つ。様々な原種クレマティスが掛け合わされ今の園芸クレマティスが出来た。
117
Gloriosa グロリオサ、英語でFlame Lily(炎のユリ)と呼ばれる通り火炎の様な姿が美しいイヌサフラン科の落葉性多年生植物。球根が長芋の担根体に似ていることから誤食事故が起きるがアルカロイド系の毒を持つので死に至る事もある。観賞用植物として高知県などで栽培される。原産地は熱帯アジア。
118
Veronica polita 今では帰化植物であるオオイヌノフグリにその生息地を奪われ絶滅危惧種となっているイヌノフグリ。瑠璃唐草または天人唐草なんて綺麗な別名があるのに犬の陰嚢なんて名前をつけたのは、あの牧野富太郎さん。唐草なんて呼ばれたということは、在来種であっても元は帰化植物かも。
119
onyx odyssey hellebore、ヘレボルスはクリスマスローズの仲間。但し、開花時期はクリスマス・シーズンからずれるものはヘレボルスと総称される。黒い花が魅力的なonyx odysseyだが、実際は深いオニキス・ブルー。
120
paulownia kawakamii タイワンギリ、台湾を原産地とする桐の一種。日本で桐材として用いられるものに比べ成長が早いため目が粗く木材としては劣るとされる。学名のkawakamiiは台湾の植物を研究した植物学者 川上瀧彌に由来する。英語圏ではサファイア・ドラゴン・ツリーとも呼ばれる。
121
Allium ネギ属、ネギ、タマネギ、ニンニクなどスーパーの野菜売場でお馴染みでも花については印象が薄いのでは?葱坊主なんて言われるように、この属の花は丸くポンポンのように可愛いものが多く、鑑賞花として栽培されるものも多い。また天皇の使用する輿を葱華輦と言い上部に葱坊主の飾りが付く。
122
Petunia night sky、南米原産のナス科ペニチュア属の園芸品種。ナイト・スカイの名前の通り、その夜空に煌めく星々を見るように吸い込まれそうな花は何とも魅力的。ペニチュアとはブラジル先住民族の言葉でタバコのこと。タバコもまたナス科の植物であり、その近種であることがその名の由来。
123
Fragaria vesca エゾヘビイチゴ、バラ科の常緑多年草。ヨーロッパ北部、北アメリカ原産。ワイルドストロベリーと呼ばれることの方が多いかも。16世紀に現在主流になっているオランダ苺の栽培が普及するまでは、こちらが主流だった。小粒だが酸味もあまりなく、生食やジャムなどに加工してもイケる。
124
貴方がもしあのカサカサした松ぼっくりしか知らず松の花を見たことがないとしたら、焼肉屋でカルビしか食べたことがないのと同じくらい残念なこと。5月に庭の松をよく見てみると写真のような鮮やかな松の花を見ることができる。最後のヨーロッパ・カラマツの見事なほどの赤さ。きっと松が好きになる。
125
Illicium anisatum シキミ、有毒でその実は中華料理に使用される八角に似ている。そのためか植物としては唯一毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。またその毒気や香気が悪しきを浄めると言われ、葬儀や墓前に使用されることもある。信憑性はないがシキミを挿した水は腐りにくいとも。