草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(いいね順)

76
cornus kousa 山法師の果実、ゴツゴツした見た目に反して熟した果実は皮ごと食べることが出来るほど柔らかい。果肉はマンゴーを思わせるような甘味を持ち、果皮はザラメをまぶしたような食感。街路樹にも利用されるこの樹木、見かけたら一つ口にしてみてはいかがでしょう?ジャムにしても美味しい。
77
mulled wine 日本で言うホット・ワイン。フランスだとヴァン・ショー、ドイツならグリューヴァイン。ただワインを温めるだけではなく、オレンジ・ピールやクローブ、シナモンなどの香辛料とシロップを加える。雪の降るような寒い夜だって、植物はこうやって人を温めてくれるんだ。
78
黒い花シリーズ 2 普通、黒百合と言えばバイモ属の高山植物のことを指すが、スカシユリの仲間などに黒っぽく見える花を咲かすユリがある。俯いたバイモの花にはない魅力がある。ユリと言うからには、やはり気高く上向きでいて欲しいなんて歪んだ願望を抱いてしまう。
79
Mandragora autumnalis マンドラゴラ・アウツムナリス、根に神経毒を含み、その形が人のようにも見えるものもあることから、引き抜くと悲鳴をあげ、その悲鳴を耳にした者は気が狂うと言われたナス科の植物。秋に開花するこの種は女性とされ、英語圏ではウーマンドレイクと呼ばれる。
80
Lagurus ovatus ウサギノオ、バニーテイルなどと呼ばれるイネ科の一年草。もともとは地中海沿岸を原産地とする。日本でも園芸種として栽培され、それが野生化し帰化植物として道端などで見かけることも。なんだか庭で飼っていた兎が逃げ出し、野生化した姿を想像して少し愉快な気持ちになる。
81
nymphaea 睡蓮。昼間見事なまでに開いた花が夜になると眠るように閉じることが、その名の由来。スイレンとハスの違いは、その葉を見ると簡単に区別出来る。スイレンの葉には切れ込みが有り、ハスの葉は水を弾く。インドの神様が座るのは蓮。
82
Magnolia モクレンやコブシなどを含むモクレン属の総称。蜂の登場前から存在したかなり古い属である。蜂より前に存在した甲虫を媒介者にしていた明石として、その花は甲虫の徘徊による破壊や食害を防ぐように厚くしっかりした作りを見せる。そうして観ると何でもない園芸樹も遥か太古に我々を運ぶ。
83
Viscum album L. ヤドリギ、樹々の枝の上に育つ半寄生の灌木。古代ケルト文化では神聖な植物とされ、特にオークに宿るものは珍重された。森の民と言われるケルト民族にとって神聖なオーク、その葉が落ちる冬でも緑を保つヤドリギは不滅の生を象徴したのではないだろうか。
84
現在知られているだけで28,187種類の薬用植物が地球に存在するらしい。文字を用いて記録される遥か前から人類は植物の恩恵を受け病や怪我を癒してきた。もしかすると、これから先また新しい薬用成分を植物から見つけることもあるかもしれない。植物を守ることが人類の未来を守ることにもなると思う。
85
Daphne odora 沈丁花、中国南部を原産地とするが日本ではすでに室町時代には栽培されていたらしい。沈香の 様な香り丁子の様な花ということから沈丁花と呼ばれた。日本にある沈丁花のほとんどは雄株のため、挿し木で増やされる。赤い果実を着けるが有毒であり、花の煎じ汁は口内炎などに効くという。
86
Spiranthes sinensis ネジバナ、英語でスパイラル・オーキドと呼ばれるようにラン科の多年草。温帯天麩羅熱帯アジアなどに広く分布。日本でもヒトの生活圏内の土手や公園の芝生などに普通に生えていたりして、子供たちに綺麗な雑草扱いされたり公園管理で刈られたりする。
87
Thismia abei (Akasawa) Hatus. タヌキノショクダイ、絶滅危惧IA類に指定される徳島県などの限られた地域にしか自生しないヒナノシャクジョウ科の腐生植物。自ら光合成することなく落ち葉などが微生物に分解されたものを養分として成長する。花の部分を含んでも5cmにも満たない小さな植物。
88
Hydrangea petiolaris ツルアジサイ、アジサイ科の落葉蔓性大木。北海道から九州までの山地や林縁の岩崖などに自生。幹や枝から気根を出し、岩や大木に付着する。欧米でも人気があるようで、家の壁や塀に這わせた写真も多く見られる。日本では家の壁に這わせたアジサイは見かけないようだけど。
89
木々は動かないなんて思い込みは捨てよう。森が喘ぐように息をしている。そんな風に見えてしまうのは、奪い破壊してきたという罪悪感からだろうか?そのうちに悲鳴や泣き声が聞こえるかもしれない。 twitter.com/ZonePhysics/st…
90
Hydrangea macrophylla var. thunbergii アマチャ、ヤマアジサイの変種。若葉を蒸して揉み乾燥させたものを煎じ甘茶とする。花祭りのとき、仏さまに注ぐあのお茶。また生薬として抗アレルギー作用があるとされるが、花粉症に効くと云われる甜茶はバラ科キイチゴ属の「甜葉懸鈎子」のみとの事。
91
Jacaranda mimosifolia キリモドキ、ノウゼンカズラ科の常緑高木。原産地はボリビアやアルゼンチンの南米熱帯地域。オーストラリアや南アフリカでは野生化してしまったものも多い。街路樹としても利用され、道路が紫色に染まった様を桜並木の道と比べてしまうけど、桜のふんわりした色の方が好き。
92
Centaurea cyanus ヤグルマギク、ユキノシタ科ヤグルマソウと似た名前なので混同されることもあるがこちらは名前の通りキク科。ツタンカーメンの柩の上に捧げられていた花。その美しい花の色は、最高級のサファイヤの色を例えるのに用いられる。元々はヨーロッパの麦畑などに見られる雑草だった。
93
Kuroi Hanaya その名前の通り黒い花にこだわり、会員制で販売する花屋。詳しいことは、公式のサイトを見ていただければいいと思うが、花についてもアート・ディレクションについても、それなりに名のある人たちが参画している。この12月から販売と都内限定にはなるがBtoBの展開を開始する予定。
94
Akebia quinata アケビ、蔓性落葉低木。何かでもう先のない老人が最期にアケビの実が食べたいと我儘を言う話を読んで、ずっと頭の片隅に残っていながら未だ食べた事がない。秋の果実ということなので、あと何回秋を迎える事が出来るかはわからないけれど、そのうち口にする機会はあるかもしれない。
95
冬の北海道 阿寒湖に咲く「フロスト・フラワー」。氷の花とも呼ばれ、湖に張った氷の上に、昇華した水蒸気が付着して結晶を作り、それが発達するにつれて花のように見えることから名付けられた。−15℃以下の極寒の湖上にも人は花を見つける。
96
その根茎が人の姿にも見えるため引き抜くと悲鳴をあげその声を耳にすると気が狂うと言われたマンドラゴラ。イタリアで冷凍ほうれん草にどうやらマンドラゴラが混入したようで、その毒にあたり記憶が飛んでしまったり幻覚症状が起こる騒ぎがあったらしい。畑のまわりに普通に自生してるってことです。
97
Orchis simia 蘭科オルキス属、モンキーフェイス・オーキッドと呼ばれる猿の顔に似た花を付けるものやヒトのようにも見える花を付けるものがあることで知られる蘭。マクロネシア、ヨーロッパから北アフリカにかけて見られる。北アメリカでも2種類のオルキスが見つかっている。
98
Scabiosa japonica マツムシソウ、開花時期がちょうどマツムシ(鈴虫)が鳴く時期に重なることからこの名前で呼ばれる。北海道から九州までの山地に分布。スカビオサの名前で園芸植物として流通するものは近縁種であるセイヨウマツムシソウであることが多い。皮膚病に効く薬草として扱われることも。
99
Spiranthes sinensis ネジバナ、英語でスパイラル・オーキドと呼ばれるようにラン科の多年草。温帯天麩羅熱帯アジアなどに広く分布。日本でもヒトの生活圏内の土手や公園の芝生などに普通に生えていたりして、子供たちに綺麗な雑草扱いされたり公園管理で刈られたりする。
100
Phallus indusiatus キヌガサタケ、レースのヴェールを纏ったようなキノコ。この外見から食用キノコと言うと驚かれるかもしれないが、中華料理などでは高級食材として扱われる。胞子を運ばせるために風ではなく昆虫や小動物を利用するため独特の異臭を持つが、食べる際はこの異臭の元を外す。