草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(いいね順)

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イバン バレネチェア著「ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑 」amzn.to/2zUhTHQ 19世紀の自然哲学者ボンバストゥス博士が語る植物たちはどこか子供の頃聞いたことのある植物ばかり。もちろんボンバストゥスなんて学者は存在しない。絵本の世界で遊べる人たちには、どうぞ。
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世界遺産にも登録されるイギリスの植物園キュー・ガーデンが全面的に協力して造られたオーガニック・ジン。キューの植物学者やそこで育った植物や菌類の蓄積されたデータやノウハウが詰まったボトル。アカデミックな酔いが経験出来るだろうか?
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Darjeeling ダージリン、ヒマラヤの麓にあるインドの町。紅茶のシャンパンとも称されるダージリン・ティーの産地。雪が残る岩肌の山々にはモミの木、その下の熱帯の植物が茂る渓谷があるような多様性を持った植物相が知られる。そこにチャノキを持ち込み根付かせたのは2人のスコットランド人。
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ドングリを採取して暮らした縄文人、米の水耕栽培をはじめた弥生人。ドングリを採取するために木を栽培することも縄文時代に行われていたらしいが、米の水耕栽培には協働が必要になってくる。どちらも植物の種ではあるがそれを利用しようとする人の暮らし方には大きな違いが出てくる。
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「The Gardener's Companion to Medicinal Plants」amzn.to/2rj3m62英国キュー植物園が監修する薬草百科。癒しの植物と家庭療法のA 〜Zという副題。この手の本について日本の出版社はもっと洋書から学んだ方がいい。
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雪に埋れた庭、立ち枯れた一年草、葉を落とした木々。冬には春や夏にはない美しさがある。冬は「殖ゆ」に通じる。咲き乱れる花々だけが、生命ではない。そして、そのことを解る人たちと僕は通じたいと思う。
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Mandragora マンドラゴラもしくはマンドレイク、ナス科マンドラゴラ属の植物。 根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型に似るためか、完全に成熟すると地面から這い出し徘徊するという伝承がある。また無理に引き抜くと悲鳴をあげ、その声を聞いたものは発狂するため犬を使い引き抜いたという。
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英国の蘭を模ったお菓子、日本の桜を模した干菓子、中国のお茶菓子。夢占いでは、「花を食べる夢」は運気の上昇を意味する。また、美しいものを摂取することで内面を浄化するという考えもある。そんな事が世界中に花を模したお菓子がある理由かも。
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赤く大きなリンゴが良いとされる市場では傷モノと嫌われ、ほとんど流通には乗ることのない「つる割れリンゴ」。雨風等を原因とするつる割れ、その傷を自ら治そうと養分を多く取り込むため、普通のリンゴよりも蜜が多く甘い。
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thisiscolossal.com/2016/11/incred… 森のキノコたちの成長を低速度撮影したもの。不思議な美しさがあり、ずっと見ていたい想いにかられる。キノコの魅力的な姿と時間と云う僕たちの理解を超えたものが重なり、本当に幻想的で魅了的な映像を作る。
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マクドナルドのフレンチ・フライに使用されているのはラッセル・バーバンクという種類のポテト。日本で良く流通しているジャガイモに比べて長いのが特徴。このポテトを作ったのはルーサー・バーバンクという育種家。この人がいなければ現在の農業も園芸も違ったものになっていたかも知れない程の人。
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Cynara scolymus アーティチョーク、キク科チョウセンアザミ属の多年草。アーティチョークとアザミがイメージとして結びつかなかったがその花を見て納得。口にしていたのはその蕾。食用部分は水溶性食物繊維に富み葉には肝臓解毒作用がある。昔の人は何だってこれを食べようと思ったんだろう?
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水の中で開くような素材で作った造花を「水中花」と呼んだりするが、実際水中で開く花を持つ植物は少ない。マツモや梅花藻など僅かな種類の水草のみが、その花を水面下で開くことができる。水の中の白く小さな花は、野にある花とはまた違った趣き。
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宇宙ステーションの中の環境、特にヒトが生きていくために必要不可欠な「空気」をクリーンに整えることが出来る植物をNASA が研究していたそうで、そのリストを見ると、サンセベリア、オリヅルラン、ポトスなどのように、オフィスや家庭で「観葉植物」として広く育てられているものも多い。
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美しい水田の風景は土の締まり具合によって形づくられる。すべての土が同じ様に水を浸透させては水を湛えることは出来ない。人もまたその人間性を形づくるために硬く締まった土の様な意思が必要で、「慎む」という「土を締める」から来た言葉がある。
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Camellia sinensis カメリア・シネンシス、所謂茶の木。ツバキ科ツバキ属の常緑樹、花を見ると成る程ツバキの仲間だと納得出来る。花はこれからの季節、10月から12月頃に見られる。緑茶も烏龍茶もダージリンもこの葉から、アッサムだけは別種の茶の木から採られる。
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造り酒屋の軒先に吊るされた杉玉。酒林とも呼ばれ、新酒の搾りが始まったことを知らせる。はじめは蒼々とした杉玉が徐々に枯れて行く様が新酒の熟成を伝える。また吉野杉は日本酒の樽として最高と云われ、昔はすべての酒が杉樽の中で育てられた。
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江戸の時代、今で言う「花屋」という店舗はなく植木屋が花の種苗を育てそれを仕入れた者たちが切花や苗を天秤棒で担ぎ街に出ていた。当時としては粋な仕事だったらしく、歌舞伎役者が花屋に扮した絵等が残っている。江戸の街は花で溢れていたのかも。
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植物に細やか過ぎるほど手を掛けても枯らしてしまう人がいる。逆にほとんど手をかけることなく豊かな緑を育てる人もいる。枯らしてしまう人をブラウン・ハンド、上手く育てる人をグリーン・ハンドなどと言うが特別な能力ではなく植物も人と同じで世話のし過ぎが悪い結果に繋がることもあるというだけ。
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高知県高岡郡佐川町出身の植物学者 牧野富太郎を記念して創られた高知県立牧野植物園。この植物園で催される「夜の植物園」では、普段目にすることの少ない夜の植物の姿を覗き見できる。この8月にも開催の予定があるので機会があれば是非。m.facebook.com/MakinoBotanica…
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そのうちこんな光景がスーパーで見られる事になるかもしれない。太陽の光を浴びたことのない野菜をスーパーの売場で自分達が収穫しレジを通す。種子法やTPP、本当に何を守るべきなのか?何が愛国心なんだ?美しい国ってなんだ?青白い光を浴びた野菜で育った子供たちの目を大人は見ることができるか?
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11月11日は英国でポピー・デイと呼ばれる第一次世界大戦の犠牲者を追悼する日。写真のポピーは、パディ・ハートレイによる保存処理された羊の心臓組織を素材とした作品。キュー・ガーデンでも現在展示中らしい。何処と無く静かな狂気を孕む作品。
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physoplexis comosa フィソプレキシス コモサ 別名devil's claw 悪魔の爪。ヨーロッパ・アルプスの岩場に咲く高山植物。鋸歯のある葉や尖った花が悪魔を連想させるのだろうけど、印象は可愛い小悪魔ってところ。
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fasciation 帯化と訳し、植物の奇形を意味する。遺伝的なものや突然変異などの他、成長点が何らかの理由で傷付けられることが帯化の原因となる。ケイトウはもともと奇形として生じた花の帯化が遺伝的に固定されたもの。植物の帯化によるその個体の姿を愛でる愛好家も少なからず存在する。
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telipogon diabolicus テリポゴン・ディアボリクス、コロンビアで発見された新種の蘭。花の中央に悪魔の顔にも見える紋様があることから、デーモン・オーキッドの名も。学術名のディアボリクスも「極悪非道」の意味だとか。