草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(いいね順)

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Zingiber spectabile オオヤマショウガ、ショウガ科の常緑多年草。マレー半島からスマトラ島を原産地とする。蜂の巣状の花苞ははじめ黄色く徐々に赤味を増す。主には観賞用植物として栽培されるが、根茎を香辛料、葉を薬用として利用することもある。庭にいきなりこんなのが生えていたら驚く。
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東京・新橋のパナソニック 汐留ミュージアムにて開催中の「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」。キュー・ガーデンが所蔵する凡そ2万点のボタニカル・アートから、その一部と植物を着想の源としたデザインや工芸品を公開。3月21日迄。
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afpbb.com/articles/-/323…昆虫たちが恐竜のような絶滅の危機にあると警告するドイツのアマチュア研究者たち。虫たちがいなくなれば送粉者を失い世代を繋ぐ術を失う植物も多い。そうなれば、人の生活や動物達にも影響は及ぶ。世界はジェンガのように絶妙なバランスの上に成り立つ。
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草木塔、人の生活のために伐採され利用された草木を供養感謝し、新たな生命の成長を祈り建立された石塔。国内におよそ160の供養塔が確認されているが、そのほとんどは山形県米沢市に見られる。上杉鷹山の教化の影響とも言われる。最近では東京都町田市に「元文」の元号が記された草木塔が見つかった。
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Taxus cuspidata イチイもしくはアララギ、中部地方以北では庭木や生垣にもよく使われるため馴染みのある木だと思う。この果実も甘く食べることが出来る。ただし種子にはタキシンという有毒成分が含まれるため注意が必要。数粒も飲み込んでしまうと中毒症状から麻痺を起こし呼吸困難に陥り死に至る。
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苔や羊歯から裸子植物へ、そして被子植物へと進化したとされる植物。苔や羊歯そして裸子植物である銀杏などは、その増殖に動物と同様受精を必要とする。精子が泳いで卵子に到達するためには水が必要になる、だから苔や羊歯が繁殖するのはジメジメした場所が多いし、銀杏は胚珠に分泌液を貯める。
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Strelitzia ストレリチア、極楽鳥花。南アフリカ原産の多年草。オレンジの部分は萼、青い部分が花弁。3-4×10月という映画の中でストレリチアの花畑に隠れたビートたけしの印象が強く、また花束に隠されたマシンガンと併せて熱帯の狂気のイメージを植え付けられてしまった。
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camellia japonica ツバキ。ココ・シャネルが何故椿の花を愛したのかは、彼女自身の口から語られたことはない。inside.chanel.com/ja/the-camellia どんな理由があったにしても、この花が彼女を魅了したことには間違いない。愛されよ、そして愛せ椿の花よ。
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Cananga odorata イランイランノキ、中枢神経をリラックスさせるとアロマセラピーでもその精油が利用される。しかし科学的にはリラックスと言うよりも刺激作用をもたらすはずとの意見があり、鬱状態の軽減などの効果が期待できる。イランイランとはタガログ語で「花の中の花」の意味。
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E. nudicuspe シラタマホシクサ、ホシクサ科の一年草。東海地方の一部地域の湿地帯などに生える日本固有種。花茎の先端に金平糖のようにも見える白い小さな花をつける。この花をよく見れば多数の小花で構成されていることが判る。環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されている。
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Dionaea muscipula ハエトリグサ、北アメリカ原産の食虫植物。見た目あまりに凶暴な葉のイメージが強烈なため、その花の姿を思い浮かべることができる人は少ないのではないだろうか?純情そうな女の子が右手に青龍刀、左手に爆砕スイッチを握っているのを見てしまったくらいの衝撃。
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Echium wildpretii エキウム・ウィルドプレッティ、スペイン カナリア諸島原産。輝くような花と3メートル程にも育つことから「宝石の塔」と呼ばれるが、なんだかムーミンに出てくるニョロニョロが着飾っているみたいだと思った。そういえば、ニョロニョロって種から生まれるらしいから、あれも植物?
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eranthis hyemalis エランティス・ヒエマリス、キバナセツブンソウ。セツブンソウ属に含まれるエランティスの1つ。アジアからヨーロッパにかけて広く分布するエランティスだが日本に自生するセツブンソウは今や絶滅危惧II類(VU)に指定されるほどの希少植物。花言葉が「人間嫌い」というのが良い。
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Cydonia oblonga マルメロ、正しくはマルメロは果実の名前であり木としてはマルメレイロと云う。中央アジアを原産地とするが何故かマルメロの名前はポルトガル語。カリンとも呼ばれることがあるが本当のカリンはマルメロとは異なる。マーマレードはマルメロの砂糖漬けがはじまりだとも言われる。
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Wisteria floribunda フジ、マメ科フジ属のつる性落葉木本。その蔓には左巻と右巻があり、それぞれ種類が異なる。左巻はノダフジ、右巻はヤマフジと呼ばれる。花は天麩羅にして食することも出来るが、配糖体の毒性を含むため過剰な摂取は避けた方がいい。茎は家具などに加工する材として利用も可。
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Olea europaea オリーブ、ジャスミンやライラックと同じモクセイ科の常緑高木。地中海を象徴するような樹木であり貴重な作物。7000年以上も前から栽培されてきた。ギリシャやローマが栄えたのも、この植物が育つ地であったからとも言われる。現代の石油に匹敵するほど貴重なものだったいう。
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厚い氷に覆われ植物など存在しないと思いがちな南極大陸だが、湖底に茂る苔の存在が確認されているし、およそ2億8千年前には森が存在したと推測される化石が見つかっている。グロッソプテリス属の植物が主に森を構成していたようだ。グロッソプテリスの想像図と南極の森のイメージCG。
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ヒイラギ と言えば触ると痛そうな葉と赤い実のクリスマス・ケーキの飾りくらいしか思い浮かばないかも知れないけど、白く小さな花も中々良い。ヒイラギ はヒリヒリと痛むといった意味の古語「疼く(ひいらぐ)」から来ている。また、ヘロデ王の追っ手からマリアとキリストが隠れたのが柊の茂み。
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Solanum tuberosum L. ジャガイモ、と言っても実は100以上の異なった種類があることをご存知ですか?サツマイモはヒルガオ科ジャガイモはナス科ってご存知ですか?インカ帝国の時代、スペイン人によりヨーロッパに伝わり、オランダ船に乗って日本にも伝わったジャガイモ。国内流通の8割は北海道産。
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Musella lasiocarpa ムセラ・ラシオカルパ、地湧金蓮と呼ばれる中国雲南省原産のバショウ科植物。最も浮世離れした花をつける植物の一つ。花は数ヶ月もの間咲き続ける。花の中から男の子が生まれても、その子が鬼退治に出掛けても、天上天下唯我独尊と言ったとしても、納得してしまう花。
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Ginkgo biloba イチョウ、街路樹などとして身近な樹木として知られるイチョウだが、実は「生きている化石」としてレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されているほど貴重な植物。また広葉樹と思われがちだか、むしろ特殊な針葉樹として分類される。そろそろ黄葉したイチョウが綺麗な季節。
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Liriodendron tulipifera Liriodendron は古代ギリシア語のleirion(百合)とdendron(樹)をあわせた造語、和名のユリノキはその直訳。tulipiferaはチューリップの花をつけるの意。
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hyper- accumulator ハイパー・アキュムレータ(重金属蓄積性植物)、動物と異なり植物の栄養源はすべて無機物である。そして中には栄養源以外の重金属まで体内に取り込んでしまうものもあり、土壌汚染された土地などの浄化を期待したりもする。人の手で汚しておいて何期待してんだって話だけど。
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Nepenthes hemsleyana ネペンテス・ヘムスレヤナ、ウツボカズラ属。蝙蝠と共存する植物。写真は蝙蝠を食べているのではなく、蝙蝠がこの花を寝ぐらにしている様子。寝ぐらを提供する代わりに蝙蝠が落とした糞を養分として吸収する。花にすっぽり収まった蝙蝠が有袋類の赤ちゃんみたいだ。
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Melaleuca linariifolia メラレウカ・スノー・イン・サマー、オーストラリア原産、アロマ・セラピーなどに使われるティー・ツリーの仲間。初夏に開花し、その姿が雪を被ったように見えることから「夏の雪」なんて涼しげな名前が。もっともいくら涼しげな言葉で飾っても暑いものは暑いんだから。