西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

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暦。七月四日は独立記念日、ということで幸運絵葉書も存在しますがデザインが面白いのです。蹄鉄はともかく忘れな草と四葉のクローバー(?)の意図するところがわかりにくい。単にラッキーアイテムを並べただけではないようなーー
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アイヴィーに関する伝承その2 ・オクスフォードシャーのお屋敷のメイドは他の男性使用人にクリスマス装飾用のアイヴィーを持参するよう命令する権限を有する。これを断る、あるいは忘れる男はズボンを盗まれ、そのズボンは門前あるいは街頭に釘打たれてさらしものにされる。 なんらかの術式か?
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季節。春から夏へ向かう移ろいを美しい儀式にまとめたのがW・グレアム・ロバートソン『五月の朝の仮面劇』(1907)。メイイヴからメイドーンに至る時間帯に妖精女王と妖精たちが魔法の露を集めて大地を祝福し、爽やかな夜明けの風を迎えるのであります。絵は当館のWGRコレクションから。
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#第二回どうみてもメガテンのボス画像選手権大会 ジョシュア・レイノルズの汎用性は注目に値すると思うのであります。
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ーーこの種の奇談はチャップブックの形で巷間に広まり、やがて超自然的な要素が加味されていくので面白うございます。なお貧乏青年は付き添いの友人の助言もあって結婚を選択。そのまま豪邸に連れていかれてハピリーエバーアフターとなっています。
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―重要なことはそれですべて伝わるようにしていたのです。  この話は近代郵便制度の父ローランド・ヒルが記した小冊子で紹介されたそうですが、チェンバーズによれば実際に現場を目撃したのは詩人コールリッジとのこと。 詩人は妹のかわりにお金を払ってやり、あとから事情を知って大笑い。
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雑。イースターに帽子を新調する話をしておりますが、そのお披露目の舞台はイースター礼拝となるわけで、当日教会が事実上のファッションショーと化して批判の対象ともなっていたようです。「去年の帽子で現れる勇者」「昔の帽子が懐かしい」といった詩も多数作られています。乳幼児も例外にあらず。
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3月2日は #ミニチュアの日 とのことなので当館所蔵のミニチュア本を。印刷版ミニチュア聖書は1854年の刊行で70x55㎜というサイズ。ジョン・ディー日記は60x50㎜、こちらは1963年刊行の325部限定版。ミニチュア奥義書もあるはずなのですが未だ見つかりません。
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「鏡のなかに将来の伴侶を見る術」。ようするに映しこめばよいのでは、と策を弄するのも当然ありです。人気スターのポスター相手に行うなど、ややもすると空しい作業になる場合も多々あるかと。
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既視感があったので数分間記憶の棚をひっくり返した結果、でてきた答えが「ロマサガ2のラスボス合体の図」。諸氏の賛同やいかに。 twitter.com/Estetism_jp/st…
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普通のエピファニー「公現祭」に関しては去年のTWを。このお菓子の登場をもってクリスマスシーズンは終了。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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なにやらプレイングカードの話題が流れているので。  白秋の抒情小曲集『おもひで』(明治42年)はカバーを外すと骨牌の女王が現れるという凝った装丁。切支丹でうすの魔法からまざあぐうすに至る途で出会う黄の花といった情景か。手に取ってじっと眺めることを前提にしているようです。
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ーー英語版の親指姫を多数対照してみますと、最後の名前を Maia や Maja ではなく、May にしているものがあって、なるほど「五月」かと。ならば「さつき」でいいかもしれません。ツバメとともに到来する初夏のバックストーリーにアンデルセン一流の失恋話が重なったと思えば理解しやすいのであります。
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ナーサリーマジック。今の季節、陽が沈んだなら「鳴く虫の声はなにに聞こえる?」は重要な感性魔法のひとつ。金管パート、木管パートを聞き分け、さらに不意のポーズで怪物の出現を察知したり。雲のかたちに世界の気分を見出すのと同様の観想であります。絵はセントニコラス誌から。
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あるいはケーキを指輪に通して食すと一年以内に結婚できるという伝承もあります。ブライズメイドは複数回つとめると婚期を逸するという危険な立場ともされているので、こういった救済措置がとられているのでしょう。 twitter.com/LfXAMDg4PE50i9…
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雑。カントリーサイドにはフェアリーヒルとかエルフィンマウントと呼ばれる古墳の類があって、妖精さんが棲んでいるわけです。なかには悪しきものもいて、近隣の住民に迷惑をかけるため、石の十字架を立てて出入り禁止にするという伝承があります。絵はフィッシャー・ライト。
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椅子に関する伝承その2 ・だれかが椅子を倒したときは数を数える。椅子が元に戻ったときの数が結婚までの年数。 ・無人の安楽椅子が揺れるとアンラッキー 一本脚による椅子回しは基本的にアンラッキー&無作法なのですが、不運が連続しているときはカウンターチャームになるそうです。
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再掲。この「マーチンを待ちながら」も『祝日童話集』(1921)でハロウィンものとされております。かの夜の猫集会は不気味なのであります。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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謹賀新年。西洋魔術博物館、本年もよろしくお願い申し上げます。パメラ・コールマン・スミスが描いたウサギはこれ以外だとアナンシー・ストーリーに一点あるくらいです。ともあれ縁起物ということで。
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雑。「わが寝台はボート」の一節とともに平寝台が夢の海に漕ぎ出すのですが、四柱寝台は豪華な帆船となって外洋を航行していくようです。家具が有するエブリデイマジックの機能は、テーブルといい椅子といい、実に興味深いのであります。
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雑。1859年刊行のカーギル・ブラウ『科学童話』は子供たちに正しい科学知識を授けるためのよくある学習童話ものですが、挿絵のほうはなかなか啓蒙できずに旧来のシンボリズム満載で楽しいのであります。ご存知アルケミカル天井ワニと栄光の手。子供の心にはこちらのほうが残りそうです。
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恐竜。ローラ・E・リチャーズ『ハーディーガーディー』(1902)から「イクチオサウルス」。思いっきり子供向けにアレンジされた例といえましょうか。学校にも行かない、歯医者さんにも用がない、と気ままなライムが展開されていきます。
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わけありで実家に帰れない子供は無人の寄宿学校に一人残され、荒涼にして暗鬱たる英国の冬を楽しまざるを得ない。やがて寄り添う幽霊も現れようというものであります。
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こちらは午前0時のおまじない。鏡ロウソクの術と同時に「りんごの皮を投げて将来の伴侶の頭文字を知る」術を行っています。「マン・イン・ザ・ムーン」は「架空の人」の意ですが、具体的に満月顔にするのがお約束。
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玄関でステップ&バックするのは、もともと「新年最初に玄関から入ってくるものが一年の動向を決める」という伝承があるためで、下手なやつに来られるくらいなら自分でやってしまえという発想です。