西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

1451
暦。そういえば本日、カーナビが「今日はメンズバレンタインデイ」などと言い出しまして。なんでもバブルの頃にファッション業界が暴走し、男性が女性に下着を贈る日として企画されたのだとか。当然ながらコケたおしたとのこと。そんなものをなぜ今頃カーナビが口走るのか、不思議ではあります。
1452
暦。勤労感謝の日は米国のサンクスギビングの翻案日という説もあります。よくわからんのです。とりあえず日頃の勤労に感謝して、寒い晩秋の朝にあたたかい布団のなかでいつまでもぐずぐずしていていい日とのこと。勤労していなくてもぐずぐずしていていい日なり、と。
1453
先程庭先にカササギが出現。なんとか撮影。 カササギ関連の伝承は不吉なのが多いです。 ・カササギが前を横切ると不吉 ・抜け毛がカササギに奪われ、それで巣を作られると命が危ない 外見は美しいのですが、声はかなりのダミ声であります。
1454
#天使週間 信仰を同じくする男女のもとに天使が派遣され神意をもって結ばれるとする美しい発想は、ときどき人間サイドの(天使さまのほうが素敵)というツイストで破綻するのであります。スウェデンボルグ系のお約束といえましょうか。絵はトレイル・ローズ。
1455
ルパート公の魔犬ボーイ。敵側の宣伝小冊子によるとずいぶんと昔から英国王家に仕えていたようで、霧を呼び雲に乗り魔法を使ったとのこと。無敵艦隊来襲の際は海に飛び込み水中から攻撃したそうで、見ようによってはとんでもない忠犬であります。
1456
暦。12月12日は書物占いの日。ホーンによれば1648年のこの日、議会軍との内戦に敗れて幽閉中であった英国国王チャールズ一世が将来を不安に思い、ヴェルギリウス詩集で書物占いを行ったとのこと。指先に当たった詩句は不吉なもので、年明けの処刑を暗示していたそうです。
1457
雑。ゴブリンとホブゴブリンの違いを調べるうちに、そもそもゴブリンの定義やいかにと古い辞書を当たりますと walking spirit とありまして。この walk は「お化けとして出現する」の意でありますからややこしい。spirit は基本的に揮発性で飛びますので、あえて walk するのは沈殿しておるのかーー
1458
暦。本日6月6日は2022年の芒種。「芒」とはコメ、ムギなどイネ科の植物の穂先にある棘状の突起のこと。オカルト関係者には「五芒星の芒」というほうが早いでしょう。芒を持つ種子をまくのに適した日なんだそうです。
1459
こちらは犬猫のミクストベイジング。ハンカチ落としのキスゲームを海草で行っているようです。楽しそうです。なんだかんだ適齢期男女の出会いの場は用意されているわけで、交霊会などもこの文脈で考察する必要がある、と当館は思っております。
1460
#猫の日 ならばこの記事も再掲しておきましょう。 twitter.com/MuseeMagica/st…
1461
雑。ただいまチェック中のヴィクトリア朝の夢占い本の記述。「軍艦の大砲の夢を見る女性は海軍軍人を恋人にするでしょう。その大砲が発射されるなら求婚される兆し。片舷一斉発射なら成婚間違いなし」とのこと。broadside fire を夢に見る乙女、なかなかのものです。写真はHMSドレッドノート。
1462
私情。灯台守こそ隠者系オカルティストの理想の姿かと。薔薇十字ガジェットに「永遠に燃え続けるランプ」がありますし、絶海に面して孤立しつつ公共のお役に立てるのです。勘違いした恐竜に求愛されたりトリフィドに襲われたりするのは日々のアクセントということで。
1463
雑。やはりローヴェットによれば、古代遺跡から出土する玩具の類は玩具にあらず、供物なのだそうです。ただし神々は子供を通じて供物で遊ぶため、玩具にはちがいないとのこと。良い玩具は神を動かすのであります。図は古代ギリシャの玩具木馬。
1464
雑。コーンウォール地方ではアンモナイトの化石を「魔女のゆりかご」 witch's cradle と称して珍重するとのこと。大型のものは教会に安置され、夜中に揺れる音がすると噂されることも。描写を鑑みるに平置きではなく縦置きしているようですが、画像的支援に乏しいのが悔しいところであります。
1465
雑。妖精の成長に関しては諸説あるようです。ベースとなる植物によって決定されるのだとか。小妖精がやがて一帯を統べる神霊に進化するとの見解もございます。図は1911年のスポフォード『妖精の取り換え子』から、ファニー・コーリーが描く妖精たち。右端はフェアリー・レディー。
1466
雑。人体と十二宮七惑星の照応図。興味深いのは、七惑星の照応にヴァリエーションがある点でしょう。男女で照応を変えるシステムもあるようです。時代が進んで電気知識が増えると人体にプラス極マイナス極を持ち込む例も登場します。それなりに論理性というか整合性を求めるのであります。
1467
#自分が何度も投稿してしまう画像 ふとりたおした猫。貫禄、であります。
1468
季節。寒い地方ならばもうすぐジャック・フロストが出没して窓ガラスに絵を描くのでしょう。今頃は山を紅色に染めているのか。  ちなみに英国ではヘンリー八世の御代にあってもガラス窓があるのは教会か大貴族の館くらいだったそうです。庶民がジャックの芸術を知るのは18世紀に入ってからとのこと。
1469
雑。妖精が音楽を奏でるのはよくある話。しかし妖精の楽譜の存在を示唆する例は少なく、このジョンソン『キャッツキルの妖精たち』(1875)の挿絵は貴重でしょう。妖精楽譜の形式を考えるだけで有意義な午後を過ごせそうな気がします。
1470
鉛筆に関する伝承 ・ちびた鉛筆を地中に埋めるとラッキー ・鉛筆を削り終えると勉強した気になる ・学校に忘れた鉛筆を取りに戻ってはならない ・男子が初めてのラブレターを鉛筆で書いて女子に送るとその恋は決して成就しない 学校関係の伝承が多くなります。最後のはケンタッキー迷信集から。
1471
暦。牛追い祭りといえばパンプローナのそれが有名なれど、かつては英国でも行われておりました。リンカンシャー、スタムフォードでは11月13日に市街に牛を放ち、みんなで追いかけられて騒いでいましたが、野蛮にして危険ということで1830年代に中止され、現在では牛の人形のパレードという無難な形に。
1472
ーーこのネコたちは英国で用いられていた cat-o'-nine-tails と呼ばれる懲罰用の縄鞭を戯画にしたものというのが常識人の模範解答なのですが、あるいは縄鞭の名前が九尾猫にちなむのかもしれず、そのあたりはぼかしたほうが賢いのかもしれません。
1473
雑。ベルギーはすでに朝方で気温6度、日中で13度ほどだそうです。このままでは日本の「秋」とあちらの「秋」が乖離する一方のような。わたしら亜熱帯に近づきつつあるような気がします。  ワンコは絶好調、もうすぐ満一歳。 #育ちすぎたワンコ
1474
雑。妙なものを見つけて読んでしまうのは悪い癖と自覚しております。イアン・ヘイの『明るい学校生活』(1914)。当時の英国に存在したらしい「少年至上主義」をユーモラスに批判するのですが、「昨今の学園ものはいい大人を読者対象としている」と嘆息するあたり、人類は普遍なのでありましょう。
1475
奇談。ホーン暦本4月16日の記述によればこの日にソマースタウンの中年紳士が奇跡を見せたとのこと。痛風のため松葉杖をついて1時間に50ヤード歩くのがやっとという紳士が歩道で休んでいると背後から暴走狂牛が出現。紳士は振り向きざまにジャンプして牛を躱し、そのまま家まで全力疾走したそうですー