西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

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#推しの画像だしてみろ耐えてやるよ 19世紀の子猫たちに勝てるものは少ないのであります。
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雑。手入れされなくなった庭園はやがて周囲の緑に呑み込まれ、ロストガーデンとなるわけですが、子供の幽霊はおかまいなしに遊び続けるとのこと。時折り現世の子供がまよいこんで交流する事例もあるかと。絵はパジェット・フレデリクス。
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雑。1910年のオカルトレヴューの記事によりますと、写真のネコ「フラッフ」はある晩、目に見えない存在、おそらくは幽霊ネコに反応してものすごい威嚇を行ったとのこと。その直前に寝室内に青い光球が漂っていたと飼い主であるジャーナリストの報告。結構投げっぱなしのレポートが斬新といえば斬新。
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雑。先に紹介した騎虎姫の物語。王女が囚われたタワーにはもちろん魔法がかかっているのですが、これを突破しようとする王子サイドの妖精が面白いのです。「魔法には必ず弱点があります。うちの使い魔に調べさせます」と鳩を放って結界をチェック。魔力ドームの頂点付近に穴を見つけてそこから侵入ーー
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心得。ローヴェットによれば、マントルピース上に並ぶ物品はその家にとってのラッキーチャーム類である場合が多く、重要な観察対象なのだそうです。漠然とした供物としての意義も込められるとか。暖炉系のカルチャーは圏外の人間には難しゅうございますが、見逃さずにいたいものです。
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雑。昔の子供の遊びというか占いというか。ボタンがたくさんついている服を見ると「金持ち、貧乏、乞食か泥棒、医者か弁護士、商人か酋長」といった感じで数えていって最後に当たったものが将来の姿というゲーム。選択肢のバリエーションを増やすことでたちの悪い呪詛にもなりえるのでありますーー
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雑。クラーケン関連を調べていて遭遇。「天敵に襲われるマッコウクジラ」の図。ノコギリザメじゃ勝負にならんだろうと思うのですが、描いてあるからしょうがないです。なお説明文では襲っているのは「ソードフィッシュ」すなわちメカジキ。ともあれ面白い絵です。1901年『チャターボックス』誌から。
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雑。ガートルード・ジャードンの『鍵穴の国』(1885)はアリス系の童話世界探訪記。幽霊工場で各種幽霊が製造されるという不思議世界です。図は古城の幽霊がポータブルヘッドの定期点検に訪れたところ。だれも怖がっていないからえらいものであります。
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雑。draco volans ( "flying dragon") 。特殊な球雷現象を表す古語といってよいようです。現在では draco volans といえば熱帯のトビトカゲを指すことがほとんど。  1668年のアンソニー・ウッドの記録によると「夕食後、9時か10時だったか、空からドラコ・ヴォランが降ってきたーー
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さて四旬節からイースターまで、かつての子供部屋ではタマゴの殻を使った遊びが流行りました。中身を抜いた殻に顔を描いて木にぶらさげるイースターツリー、あるいはゆで卵に顔を描いたあとで頭部に穴をあけて中身を食すとか、呪術性が強いのであります。図は1916年のイースター読本から。
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雑。庭園と自然のあいだにはなんらかの垣根が存在するわけで、また人間が手を入れてこその庭園でもありましょう。魔法における Garden の意義をずっと考えておるのですが、結論など簡単に出るわけもなく。絵はミロ・ウィンター。
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雑。19世紀前半、祭日に露店で売られるジンジャーブレッドは人の形をしていて、独特の口上があった模様。チャップブック等に残るそれらからは、男性には女性のかたちのブレッドを勧め、女性には男性や子供のかたちのブレッドを勧めるなど、かなりの呪術性がうかがえます。面白そうな分野なり、と。
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1999年頃の写真。飼い主の談話によると、見た目の迫力からは想像できないほど温和な性格だったそうです。巨大ワンコのかわいさは独特のものがあるのであります。
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雑。先ほどよりメイドさんの靴下の話題を発信しております。それがオカルトとなにか関係があるのかと言われますと、実際問題として転生者の証言検証の際にこういった細かい部分が決め手になることも。図は当時のオールワークメイドの戯画。すべて猫のせいにするのだそうです。
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雑。ハロウィンはまた肝試しの好機でもあります。  夜も更けてきたころ、干し草山に帽子をかぶせてくるといったゲームが主ですが、この時期の干し草山がまたいい感じに不気味なのです。夜にランプの灯りだけで近づくとなかなかの妖怪でしょう。吊り橋効果を狙うにはよいチャンスです。
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雑。世界の武器シリーズから両手剣、ダガー、レイピア。魔法の現場でよく見かける刀剣類です。ダガーの人はブルータスか。両手剣は強大な悪魔に対抗する際に必要との伝承多し。レイピアは刃を取ったものを儀式で用います。
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タマゴに関する伝承 女子が複数名、暖炉の前にて着座し、それぞれタマゴを炎の前に置く。熱によってタマゴが割れると持ち主の女子が席を離れてタマゴの向きを変える。そのすきに将来の伴侶が家に入ってきて空いた椅子に着座する。結婚前に人生を終えるなら二頭の黒犬が棺を担いで出現して占拠するーー
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やってみましたスナップドラゴン。小型のフライパンにアーモンドとクルミを入れ、ブランデーがなかったのでウィスキーで。部屋を暗くすると青い炎がいい感じに揺れて雰囲気はあります。炎を消す際は蓋をかぶせるのが一番。
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雑。エペソの眠り聖人。俗にセブンスリーパーズと呼ばれる初期キリスト教徒たちであります。西暦250年頃に迫害されてエペソ近郊の山のなかに避難し、洞窟に入って眠りにつくこと300年。目覚めると世の中はキリスト教に感化されていて、それを知ると安息のうちに世を去ったという伝説なり。
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ーーーー蝶々に「仕事しないの? 遊んでばかりなの? それでいいの?」と呼びかけた少女が夢のなかで蝶の妖精に招待されて職業体験するお話。あちこちのお花に寄って蜜を吸うたいがいなお仕事でありました。もちろん夢落ちであります。
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暦。さて12月、ということでクリスマスの話題も多くなります。図は1907年頃の意味不明のクリスマスカード。「願いは短いほうがより伝わる」とありますが、子供を釣っているのか餌にしているのか。ウィッシュとフィッシュの洒落なのか。しばし考えるのが楽しいのでありましょう。判じ物ということで。
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暦。本日4月8日は2023年の聖土曜日。中世英国でこの日に上演されていた「キリストの冥府下り」劇が面白うございます。ともあれ地獄の扉が破壊される日ですので、救済される旧約の義人たちに交じってモンスターたちもうじゃうじゃ解放されてしまいます。絵はアダムとイブを救いだすキリスト。
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雑。さてこの場面は? キャサリン・パイルの各国童話集『風の吹くところ』(1910)から「ユレイシマに漆塗りの小箱を渡す海神の姫」の図であります。パイルが語る浦島太郎は海上にてウミガメ(実は姫)を助け、その縁で姫と夫婦になって「悦びの島」で暮らしますがーー
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暦。4月14日は2022年のモウンデーサースデイ。この日英国の君主が貧しい人々にお金を与える慣習がありまして、君主の年齢に応じて対象人数と額が決まります。御年96歳になられる女王陛下の場合、96人の男性、96人の女性に96ペンス相当の貨幣を手渡しするのです。今年は皇太子殿下が代行とのこと。 twitter.com/RoyalDickie/st…