西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

1251
スコットランド女王メアリーの暗号書簡解読(AFP=時事) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/27ae1…
1252
#天使の日 天使の関節技に関して再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
1253
雑。使い魔としてのガマガエルは結構伝承があるのです。ただしどれも地味。天竺徳兵衛譚に登場するガマのような、ド派手なやつがいてもよいと思うのであります。
1254
雑。角笛は真の意味での召喚機能を有するがゆえに権威の象徴とされ、土地の権利書代わりに教会に保管される場合が多かったそうです。当然、然るべき神通力を帯びるものとされ、大音響で悪霊を祓ったりします。静かに遂行される魔術では意外に登場が少ないのであります。アンドリュー『教会伝承』から。
1255
雑。祭具としてのクリスマスツリーを調べておるわけですが、やはり「ツリー」として家庭内に持ち込まれるのは1840年頃からで、それ以前は「バウ」が一般的だった印象です。ならばとて当世にふさわしいお洒落なバウを考えてみたく思います。
1256
暦。「人形祭りの日」 #DollsFestival ということで、旧書斎で19世紀の豆本を点検するお人形の図。ミニチュアサイズの書物は人間以外の読者を想定していて、しかも人間も読めるという魔術アイテム。古いものをいろいろ集めてみたのですが、はたして?
1257
風の薔薇の図。ようするに全方角の風に名前をつけて召喚対象としているわけで、そこから風を猟犬に見立てる術が派生した、と。術者は風の強い日に丘の上にたたずみ、魂を風に乗せて野山を駆け抜けていくのです。野外瞑想の一種かと。
1258
当時の研究によると、「チャバネ色のあれ」はもともとインド出身で、大航海時代に世界展開したそうです。対抗策として、船に南米産の小型サル類(マーモセット)を乗せて捕食を担当させたとのこと。あれらも単なるペットではなかったようです。面白きかな、と。
1259
雑。民話童話のオカルト的解釈という分野が人気を博した時期もございます。森の奥に住むおばあさんは土星、その途中に出るオオカミが火星、ふらふら遊んでいるお使いの赤ずきんは水星といった見立てです。土星が火星と接近していると危険がいっぱいーー
1260
雑。英国では産業革命のおかげで旧来の荘園領主層とは異質の富裕層が出現しておるわけです。図の青年グレアム・ロバートソンの父親は商社の共同経営者として財をなし、7万ポンド近く貯金したところで引退して結婚(当時51歳)、一人息子が18歳のときに他界。当時イートン校に通っていた息子はーー
1261
雑。ステッド編集『幽霊実話集』(1891)に複数報告されている「シロウサギの幽霊」が面白いのです。応接間などに突然出現し、家具の間を走り回ってから壁に消えていくというのが典型的なパターンで、目撃者の対応もさまざま。騒ぐメイドたちをびしっと叱る奥様が素敵です。
1262
暦。9月3日はロンドンのバーソロミュー・フェアの開催日。かつては修道院慈善バザーとして始まったフェアが時代を経て大規模な縁日となり、その猥雑さが限度を過ぎて19世紀半ばで廃止になりました。観覧車や移動動物園はもとより、あやしげな見世物小屋も勢揃い。これもまた魔術伝統の生息地なり、と。
1263
12月17日は #飛行機の日 。 オカルト方面の「空飛ぶ舟」は飛行原理が面白いのであります。1709年にポルトガル国王に提出された飛行船図では「金網に編み込まれた琥珀の珠(F)から帆(A)に不思議な力が伝達される」とのこと。この船をもって大航空時代の覇者たらん、と威勢はよかったのであります。
1264
5月22日は #サイクリングの日 とのこと。  1890年代のロンドンでは若い女性の間で自転車が大流行。ブルーマー姿で暴走するニューガールたちが半ば社会問題化。月夜のサイクリングデートが憧れのロマンス行動だったようです。当時のオカルト関係者の間でも自転車保有率が高かったのであります。
1265
刺繍方面を探索中に発見した面白い記述です。しかもこれは着用対象が黒魔術師やオオカミ男でありましょう。普通の人間は銀の弾丸で撃たれる心配はしないのであります。ウィルトン伯爵夫人『針仕事の術』(1844)から。
1266
雑。石鹸木箱 soapbox を再利用した読書スペースの図。日本ですとミカン箱で勉強するのが貧しいお家の子供の常態ですが、米国的には石鹸箱となるようです。布を張ったり重ねたり。魔法の祭壇もこんな感じで細工することが多いのであります。1887年の女子活動読本から。
1267
雑。ホーンによれば中世英国にあってもっとも薬草に詳しかった組織は托鉢修道会とのこと。ただし各地の僧院で草花に適当に名前をつけていたため、品種の同定が大変なのだそうです。スノウドロップを「うつむく二月の乙女」とか「聖母のシュミーズ」など、ずいぶんなネーミングもあった模様。
1268
魔術的世界観ではスピリットが濃縮・沈殿して怪物化していくのです。飛べるやつは比較的善良で、地の面を歩くものは中庸、地中で巨大化するのは邪悪なり、と。洞窟に棲むオーガはやばいのであります。図はラングの灰色童話集から。サイズ感がなんとも素敵。
1269
雑。ルンペルスティルツキンのお話。三日以内にかれの名前を当てないと子供を持っていかれるという状況で王妃様がいろいろ名前を挙げるわけです。その外れ名前を収集してみるとなかなか面白いのであります。初日は聖書由来、二日目は外見に関する悪口(ハゲ、デブ、短足)というのが普通ですがーー
1270
ミクルマス近し。天使の姿も聖書の記述をきちんと反映させるとかなりモンストラスなものとなりますので、一般向けに優美な天使たちが導入されたのでしょう。近代に入り、安価な多色刷り絵葉書の天使たちがイメージ形成に果たした役割は大変なものがあったはずです。
1271
グランヴィル。修道女に例えられるスイレン。それはともかく、悪魔の誘惑に鈍感なブルージュのウルスラ修道会修道女と、そこまで設定を詰める必要があるのか疑問であります。足元のコオロギ風悪魔が差し出しているのは「恋心の香り」。
1272
さて梅雨入り。雨を乞うにせよ晴れを乞うにせよ、天に使者を送って要請するのが筋という呪術的発想があります。そのための生贄代わりに使われるのが専用のお人形。ルーマニアには雨乞い用のお人形(図)があり、葬儀ののちに埋葬して天界に送り出すそうです。ベーザの『ルーマニア異教民俗』から。
1273
雑。私事。なまじ意味が通るために見逃してしまう誤変換が怖いのであります。最近やらかしたのが「殿下の放蕩」「多摩市の叫び」。さいわい世に放たれるまえに捕獲できましたが、自分で始末書を書く気分になります。
1274
季節。ハロウィンの鏡占い。真夜中に手鏡を覗くと将来の伴侶が見える説、ろうそくをしっかり持って姿見を覗くと背後の闇に妖魔の類が出現して未来を告げる説など、いろいろあります。これをテーマとする絵葉書類も無数にあって退屈しません。例をいろいろと。
1275
雑。カウルバッハの「守護天使」図(左)はもともとアンデルセンの慰霊童話「天使」の挿絵だったものが独立作品としてプリントされ、ベストセラーになったのだそうです。色違いのプリントも多く、これだけを集めていても退屈しなさそうであります。守護天使のイメージを決定づけた一枚とのこと。