西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

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5月20日は #世界ミツバチの日 とのこと。 ミツバチ関連の伝承が多いのは、やはりあれが意識の個と全を観察する格好の素材だからでしょう。集合的に動くスォームを統制する意識はどこに存在するのか、どういう仕組みなのか。庭先にやってくるミツバチたちを眺めながら思索をめぐらすのであります。
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お酒はちょっとという方は、アフタヌーンティーならぬアフターライフティー。紅茶とソウルケーキで静かな夜を過ごします。ソウルケーキが手に入りにくい場合はドーナツで代用可。家具のきしみや風の音にも意味が生じる静寂さが大事なのであります。
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聖カタリナに関して再掲。既婚女性の件で補足しますと、離縁や死別によってもっとましな夫が出現する、あるいは既存のそれが改心してグレードアップするとのこと。ホーンの暦本から。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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ナーサリーマジック。一人っ子のドットは「あたしがふたりいると思って」と両親にお願いし、自分そっくりの人形も使って「ふたりごっこ」を始めてしまいますーー無自覚なサイコホラーと呼ぶべきでしょうか。かなり怖いです。バターワース『ファイアライト物語』(1882)から「ふたりごっこ」。
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こちらは1845年にニューヨークで展示された「古代生物」の化石。全長33m超の大物で、あやしげな学名もついていましたが、のちに専門家の鑑定によってつぎはぎの贋物と判明。この種の見世物もシーサーペント人気に拍車をかけていたのであります。ウーデマンス『シーサーペント研究』(1892)から。
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雑。撮影に必要な照明機材をそこそこ揃えますと、ついやりたくなるのが影絵遊び。レヴィの有名な図版と児童雑誌にある影絵手本を比較したくなるのです。もっとも古いファンタジー系エンタメであろう影絵は、きわめて深い部分で魔法と結びついていると確信しております。
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暦。スコットランドのハロウィンでは「キャベツ占い」も流行りました。ハロウィンの晩にキャベツ畑で目隠しをして最初に手に当たったキャベツを引っこ抜き、形状で将来の伴侶を占うのです。もちろんキャベツはあとで料理に使います。自宅に家庭菜園があるのが普通だった頃の習俗なり、と。
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雑。ハロウィンの真夜中に鏡に向かい、しっかりロウソクを保持したまま自分の背後の闇を見つめると「幽霊」「妖精」「将来の伴侶」etc が見えるという伝承。この絵葉書ではゴブリンがうじゃうじゃと。
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メイデイにつきこちらも再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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#この画像でTシャツを作りたい これもいけそうな気がするのです。
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先のRT。書物占いは英和辞書でやるとよいのです。えいやと指さして知ってる単語だったらラッキー。知らない単語はその場で覚える。一日10回もやれば結構なお勉強です。写真は表紙も取れてしまったコンサイス。ぼろぼろの辞書が学生の勲章だった時代の遺物であります。
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雑。壊れた(壊した)人形はナーサリーの一大テーマですが、呪術性の深刻さは言うまでもなく。放置すれば夜中に襲ってきますし、修理しようとすると謎の玩具職人がやってくる。お葬式をして埋葬しても翌朝には泥だらけの姿で玄関先に現れるのであります。おもしろや、と。
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雑。グリュエルの魔女の術。小さなケトルを火にかけて、周囲に釘、クルミの殻、白いビー玉、真鍮の鍵、サスペンダーのボタン、そして道端で拾った緑色のガラスの欠片をならべます。さらにケトルに糖蜜カップ1杯、塩ひとつまみ、チューインガム1枚、輪ゴム1個を入れて煮込むと、幸福薬の出来上がりー
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雑。イースターの贈り物にもお国柄が出るわけで、ベルギーでは当然チョコレートが飛び交います。写真の品は有名ショコラティエのイースターパッケージ。たまご容器にエッグチョコが9つ入って10ユーロほどという結構なお値段であります。おしゃれなり、と。
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The Old Shepherd’s Chief Mourner 「老羊飼いの死を悼む喪主」、では少し違うか。身寄りのない羊飼いが亡くなり、お通夜をしてくれるのは犬だけ、と。 twitter.com/bijutsufan/sta…
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もちろん衝撃の事故現場として描かれることもあります。その意味で評価が高いのは、以前にも紹介したマザーグース楽譜集のこの絵であります。なかなかのトラウマもの。
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雑。ブリテン島では古来より井戸や泉はパワースポットと見なされ、専属の司祭によって守護されたとのこと。その力はときに悪用され、19世紀中頃まで呪いの泉とその魔女の話も伝わっております。その後は伝承ごと英国水道局に吸収された模様。図はシュライン化した聖なる井戸(ウェールズ)。
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シーズンイン関連。覚醒型吸血鬼の特徴も一応伝わっています。 ・七男あるいは七女 ・頭頂部の毛髪密度が希薄 ・独身 ・11月中旬から野外で寝ることを好む 映画『ノスフェラトゥ』の吸血鬼は意外に忠実な描写だったのかもしれません。
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6月23日夜=聖ヨハネ前夜の伝承 ・海に沈んだ鐘が浮かびあがり、ひなたぼっこをしてから沈む ・今宵に収穫するハーブは効力倍増 ・頭に石を乗せて焚火を飛び越え、石が落ちなかったらラッキー ・今宵、ブルターニュ地方では幽霊が大量出現して家屋を占拠するが誰も気づかない 変なのをピックアップ。
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爆撃機の機首付近にセクシーなお姉さんが描かれる、いわゆるノーズアート。あのお姉さんたちもやはり魔女の類なのでしょう。陸上ではしわくちゃの老魔女が空に舞い上がると急に若返って美女になるという伝承もございます。面白いのです。
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雑。乳牛の乳の出が悪くなると「呪われた」とするのが英国の代表的伝承でありますが、もうひとつ「夜中にハリネズミが盗み飲みしている」という見解があります。動物学的には否定されても伝承として根強いとのこと。ヴァンピリズム的関心の対象となり得るでしょうか、意見が分かれそうです。
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聖土曜日の伝承 ・教会では巨大蝋燭をともして神のいない夜に備える ・聖土曜日に買ったアクセサリーを身につけるとカラスに襲われない ・野外でゆでたまごを食すとラッキー ・比較的早寝して日曜朝の日の出を拝むとラッキー 聖土曜日は百鬼夜行の日でもあるので妙な伝承が多いです。
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さらに靴伝承 ・つま先から減る人は長生き貧乏 ・踵が減る人はけちな守銭奴 ・サイドから減る娘は幸せな花嫁 ・親指の付け根から減る人はすってんてん ・就寝時、靴のつま先をもう一方の口に突っ込んで寝台の下に置くとアンラッキー  最後のやつは他人の靴に施す呪詛の類でしょう。
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#猫の日 とのこと。 意外な作家が猫文学に寄与していることも多いのであります。長崎を舞台とする『お菊さん』で有名なピエール・ロティは『二匹の猫の生涯』で愛猫の話をえんえんと。図は1900年の英訳版から。
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参考として再掲。こちらが黒猫パーティー。 twitter.com/MuseeMagica/st…