西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(古い順)

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こちらは犬猫のミクストベイジング。ハンカチ落としのキスゲームを海草で行っているようです。楽しそうです。なんだかんだ適齢期男女の出会いの場は用意されているわけで、交霊会などもこの文脈で考察する必要がある、と当館は思っております。
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帽子に関する伝承 ・恋人の髪の毛を帽子に忍ばせてかぶると浮気されない ・風邪をひいたときは寝台の柱に帽子をかけて酒を飲むと治る ・帽子を脱いで指先でくるくる回すと悪霊除けになる ・夫の帽子をかぶると雨が降る ・葬儀に出席する人に帽子を貸してはいけない 熱射病対策にパナマやストローを。
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雑。19世紀に入ると大仰な四柱式寝台はやはり少数派となり、図版クラスの品が増えてくるようです。もちろん四方系のおまじないは健在ですし、正しい側から降りないと一日中アンラッキーだったり。見えないところに護符を貼ったり、ピアスを片方だけ捨てたりするのもお約束。寝台まわりは怖いです。
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雑。男の日傘が話題になっているような。 思い出すのはロビンソン・クルーソーであります。最近はいろいろとPCコードに引っかかるようで言及が少なくなっている印象ですが、サバイバルものの古典の地位はゆるぎなく。
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なお、クリスマスの妖精劇ヴァージョンも存在していて、こちらはナイスバディーなお姉さんが演じます。19世紀後半にはむさい孤島中年の女体化が行われておるのです。陽の下に新しきものなし。
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雑。まことにどうでもよい話題ですが、ホーンの暦本によれば1830年代を境にメイドさんや路上販売業の女性たちがはいていたウーステッド織りの黒いストッキング は一気に廃り、かわりにホワイトコットンが市場を席捲したとのこと。これが当時の7月4日の話題であります。アメリカ?なにそれ。
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この頃の記述に、少し短めのスカート丈にしてホワイトコットンとショートブーツを組み合わせ、1インチほど白い部分が見えるようにすると男はいちころというものがありました。なんとか領域のヴィクトリア朝ヴァージョンでありましょう。面白いのであります。
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雑。先ほどよりメイドさんの靴下の話題を発信しております。それがオカルトとなにか関係があるのかと言われますと、実際問題として転生者の証言検証の際にこういった細かい部分が決め手になることも。図は当時のオールワークメイドの戯画。すべて猫のせいにするのだそうです。
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家のなかで起きる事故はすべて「猫のせい」。なら猫がここまでやるんかいという戯画がこちら。クルックシャンクの筆の冴えること冴えること。
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雑。フェアリーテールの世界では、小さなキノコは妖精さんの雨傘で、大きなのはテントなんだそうです。突然現れる大きなキノコの下では楽団が演奏したりマーケットが開かれたり。いずれにせよ近づくと不測の事態に陥ちがち。絵はマルグリット・ジョーンズ。
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話題。「独身おじさん友達いない」問題が取りざたされておるようですが。 英国ではフリーメイソンリーがこの問題の対処に役立ってきた面があります。月いちの食事会や勉強会、新たに覚える儀式等、いろんな人に出会えて楽しかったりするのです。男性限定というのも無意味ではないのであります。
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独身おじさん友達いないの件。英国ではそういう人はオールドバチェラーと称され、"With a dog and a few good books" をなかば合言葉としてカントリーサイドで楽しく暮らす場合が多いようです。ワンコとお気に入りの本数冊こそ最高の友という発想です。結構うらやましがられる身分だったりします。
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雑。就寝時刻に各家庭を巡回して覗いてまわるウィリー・ウィンキー。やはりブギーマンの仲間と見なすべきなのでしょう。夜更かししている悪い子は早く寝ろとおどかします。それでも寝ない子はウィンキーの仲間入りをしてしまう可能性大。寝入りばなの妖かしは怖いのであります。
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さても  #七夕 ということで毎年おなじみのリンダーの日本説話集(1895)から「タナバタ、或いはスターラヴァーズ」の図。資料なしで日本の恋人たちを描けと言われた画家の開き直りも痛快であります。着飾った織姫が普段着の彦星に向ける冷たい視線が怖いです。対岸のモブの運命やいかに。
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七夕関連。資料なし、文字情報と勢いだけで描かれた海外版日本童話の挿絵がいろいろとすごいのであります。当館が魔術資料を収集中に遭遇したカチカチ山、しっぺい太郎、桃太郎、金太郎をお楽しみください。一次大戦以降になるとさすがにこのレベルのファンタジーは少なくなるようです。
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人生。 「都会の喧騒は性に合わぬ 広い庭に小さな家、数名の友人と 無数の良書好著に囲まれて、 気の利いたミストレスがいればよい」 などと贅沢を望んでいるのが詩人エイブラハム・カウリー(1618-67)。 もっともそれを絵にするブリックデールはニャンコを推しておるようです。賢者なり、と。
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印象。英国の教会はあまり結界機能がないというか、神域ゆえに悪しきものを寄せ付けないというイメージが薄いというか。敷地内であやしげな儀式を行う話が多いのであります。銀行みたいなもので、たまったエネルギーを盗みたい輩が寄ってくる雰囲気です。
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猫。ミラー夫人『ジュリアとこねこ』(1873)は母を亡くした少女と子猫の心温まる物語ですが、「満足そうな母猫が子猫たちを遊ばせている」というシーンの挿絵がこれ。なんじゃわれと睨む母猫は写実主義でありましょう。猫のかわいさのとらえ方は人それぞれ。当館はふてぶてしいのが好きであります。
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雑。妖精が音楽を奏でるのはよくある話。しかし妖精の楽譜の存在を示唆する例は少なく、このジョンソン『キャッツキルの妖精たち』(1875)の挿絵は貴重でしょう。妖精楽譜の形式を考えるだけで有意義な午後を過ごせそうな気がします。
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季節の挨拶。今年も近所の空き地の柘榴が元気です。こんな感じで枝からぶらさがるのであります。なぜかさまざまな女神様に愛される果実。下のほうの実はタヌキやハクビシンのおやつになっているようです。おもしろや、と。
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トレンドにドラゴンメイドとあるのでさて何事ならんと。ちなみに英語表現では19世紀に数例あって、最近ではハーンが道成寺の清姫に対して用いたのが代表的かと。なお清姫は鐘を熱するにあたって打撃による振動を利用しているので、安珍をレンチンするという表現はそれほど無茶ではないのであります。
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雑。「悪魔はブーツのなかに、天使は帽子のなかに棲む」といいますが、ネコはどちらにも顔を出すから面白うございます。とりわけ新品だと高確率で占拠されるのであります。トップハットからちょこんと白足袋を見せると破壊力アップ。
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ブーツの悪魔に関して再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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ブーツと猫に関して再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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雑。ラッキーアイテムとしての古靴はあちこちに伝承があります。結婚式の際に花婿に(思いっきり)ぶつけるとか、軍艦から異動する将校のブーツをカタパルトで飛ばすとか。それに子猫がからむといよいよ神秘的パワーが付与されるのでしょう。図は20世紀初頭の絵葉書。